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【生成AI】プロンプトだけで撮影以上のクオリティの動画を作れる時代へ

この人物は、実在する人間なのか。実在しない人間なのか。
この映像は、実写なのか、AIなのか。
もっというと、実在する人間で撮影する方がAIで生成するよりもクオリティが下がる。映像のプロではなくてもチャットGPTを使うくらいの手軽さで、
誰でもそんな動画が作れる時代が、もうあと1、2年でやってくるのではないか。

そう感じたのが、Google Veo3で作られたこの動画だ。下の動画を、画像下のリンクから観てみてほしい。

実はわたし人間じゃないんですよ、AIなんです(@sugiyama_yo) 

美人だけど美人過ぎない、同僚にでもいそうな顔。
目線の配り方や、手の動きも、自然としか言いようがないこの動画。

制作されているアプリは、「Google Veo 3(グーグル ヴィオ・スリー)」。Veo 3は「プロンプト」を元に映像を生成するため、シンプルかつ具体的な記述でこうした映像を作れてしまう。
たとえば「営業担当の女性が、展示会ブースでカメラに向かって話しかけている動画」や「白い背景で自己紹介をするビジネスマン」など、情景・人物・動作を含めた一文を英語で入力することで、精度の高いこんな映像ができてしまうというのだ。
残念ながら、現在英語のみの対応のため、上の動画は別録音した日本語音声を合成編集しているわけだが、英語でプロンプトを入力して、英語で話させるのであれば、既にこんな映像も制作可能。声の種類も選べるという。

Google Veo 3公式HPでは、Veo3で作った様々な現実と区別がつかないくらいリアルな動画が観られるからぜひ見てみてほしい!

Google Veo 3は、まだ一般向けにはオープンしてなく、Google DeepMindが開発・提供するベータ版のAI動画生成ツールとして、一部のクリエイターや企業ユーザーに提供されているそうで、YouTubeクリエイターやGoogle Workspaceユーザーは優先的に招待される傾向があるという。
しかし、そう遠くない未来に、日本語プロンプトも開発され、動画制作スキルの一切ない普通の人でも、こうした映像をプロンプト一つで簡単に作れるようになる時代もやってくるのではないかと思う。

Veo3を活用して、企業はどんなプロモーションができるだろうか。
たとえば、商品を紹介する動画。これまでは、人間がカメラに向かって話しかけて撮影した映像を、編集スキルのある人が編集して発信する必要があった。
Veo3なら撮影も編集もいらない。PC一つで人間が紹介するのと区別がつかない商品紹介動画、企業説明動画が作れてしまう。
テレビやWebのCMだってそうだ。今はタレントに起用料を支払って、絵コンテ通りの動きやセリフを言ってもらい、撮影し、編集して、時間をかけて制作されているが、これらがプロンプトたった一つでできるようになってしまう。
観た人は、その動画が撮影・編集されたものなのか、AIで作られたものなのか、見分けがつかない。それどころか、そのタレントが実在する人間なのか、人間ではないのか、さえ区別つかない。

これまでならロケ、海外ロケ、あるいはCGを駆使して、巨額な予算で作成していた動画が、プロンプト一つで全くの素人でも作れてしまう。
そんな時代がもうすぐそこに来ているのではないだろうか。

文字と比較した場合、画像は7倍、動画はなんと5,000倍もの情報を伝えることができると言われているという。少し古い情報だが、2014年4月に発表された、アメリカの調査会社Forrester ResearchのJames L. McQuivey博士の研究結果によると、「1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語、一般的なWebページの約3,600ページ分になる」そうだ。

それだけ企業がプロモーションに動画を活用する価値は大きい。
これまでは動画制作自体が企業にとって時間とコストを有するハードルの高いものだったが、プロンプト一つでできるようになれば、広告制作会社の現場や、企業のプロモーションの在り方も大きく変わるだろう。

逆にいうと、これらに付いていかれない広告会社は閉店ガラガラ店じまいになってしまう。

仕事で、BtoB企業のプロモーションのサポートを行う機会が多い。BtoB企業はBtoCと違って広告予算が潤沢にあるわけではなく、また自社や自社商品の見せ方、プロモーションについてのナレッジも少ない。
そんな中、AIを活用することで予算や労力を最小限に、効率的に自社をアピールしていく手法を提案していくことは、クライアントのニーズにフィットすると感じる。

ちなみに、2023年伊藤園が「お~いお茶 カテキン緑茶」のCMに生成AIで作ったモデル「ケイティ―」を起用して話題になった。

伊藤忠「おーいお茶カテキン緑茶」生成AIモデル使用事例

2年前にこの取り組みをしたことは革新的で、伊藤園のアイデアに脱帽だが、今この動画を観てみると、口の動きや、モーションの自由度など、この2年で技術が大きく進歩したことがわかる(上の画像下のリンクから動画をチェック)。
そして、これからはプロンプト一つで、これ以上のクオリティが作れてしまう時代へ!
生成AIの進化を常にキャッチアップして、活用はもちろん社会に普及していく存在とならないと、広告制作会社・プロモーション会社は生き残れないだろう。

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