【CP】クレームと向き合う姿勢の可視化でブランドを守る!
「味の素冷凍餃子チャレンジ」がやばいキャンペーンだからもっと話題になってほしい、と密かに注目されている投稿を見かける。


「狂気」と称される理由が気になって、調べてみたら、たしかにすごい!
きっかけは味の素冷凍食品さんに寄せられた1本のクレームだったとのこと。

詳しくは、こちらの記事Web担当者Forumさんの記事にまとまっているから見てほしい。
この投稿と真摯に向き合い、味の素冷凍食品さんは、「味の素冷凍餃子が焦げついたフライパンをすべて送ってほしい」と発信。
3520個ものフライパンを回収し、その1つずつをすべて分析しているというのだ。

集まったフライパンを、味の素冷凍食品さんは、すべて分析し、冷凍餃子フライパンチャレンジのサイト上に結果を細かくまとめている。

360度から3Dスキャニングされたフライパンを見られるだけでなく、焦げ付きレベルや、スペックがまとめられている。
中には、フライパンに添えて送られたユーザーからのメッセージもバックアップ。

そして、2024年12月19日、プロジェクト第二フェーズを伝えるある動画を公開!
1年半をかけて集めてきたフライパンの検証が一段落ついたため、次のステップとして、一つ一つのフライパンを活かすことはできないかと考え、新しいフライパンとして生まれ変わらせる、再資源化させるプロジェクトをスタートさせるというのだ。公開されたニュースリリースはこちら。

12月19日に公開された味の素冷凍食品担当者によるフライパン再生プロジェクトの発表動画では、ギョーザ開発担当者の想いとして、「送られてきたフライパンを活用して、26%焦げ付きを改善するリニューアル新商品をわずか半年で改善できたこと」「今回のフライパンを集めたことで、開発者の商品愛がさらに高まったことへの感謝」が語られている。

正直、視聴回数としてはそんな伸びてないが、ここに注目したいのが、このプロジェクトであり、この記事を書いた理由!
「あまりバズってはいないがこの企業努力に注目してほしい!」というのが、最初に紹介した私がXで見かけた投稿というわけだ。
もちろん味の素冷凍食品もバズること狙ってプロジェクトを進めているのだとは思うが、たとえ現段階で数字として現れていなくても、地道な企業努力を感じさせるPRプロジェクト。
3520個のフライパンを分析して、データ化するのは地味な作業だし、企業にとってSNS上で広まるクレームと向き合うことは正直しんどい!
ましてや、自社の看板商品で、上手にハネ付き餃子を作れることを売りにしている冷凍餃子が焦げついた!というクレームをSNSに拡散されたら大手企業といえどピンチ。
それを一時的な謝罪による回避ではなく、送料や分析にかかる人材費、サイト構築などの予算をしっかりかけて「地道に改良していく企業姿勢を見せることこそが、大切な看板商品である味の素冷凍餃子のブランドを守る」と信じて、続けてきたプロジェクト!!
今後、どのように再資源化が形になっていくのか、それが冷凍餃子のおいしさのアピールにどのようにつながっていくのかは見守っていくことが必要だが、
看板商品の名誉を守るために影で企業努力する姿勢は、数字化ができないところでしっかりと商品のブランドを下支えしているのではないかと思う。
SNS上で勃発してしまう予期せぬクレームとどのように向き合うかは、企業にとって一つの試練だと思うが、「本気で向き合う姿勢を見える化」することで勝負する味の素冷凍食品さんから、今後も目が離せません!
