見出し画像

エドワード・オーガスタス・フリーマン とは

武士道 第17章 #11 に登場する Freeman とは、19世紀のヴィクトリア朝のイギリスで活躍した歴史家、エドワード・オーガスタス・フリーマン(Edward Augustus Freeman, 1823年 – 1892年)のことです Edward Augustus Freeman - Wikipedia。 [1, 2, 3]

彼は当時のイギリスを代表する大変有名な歴史学者であり、オックスフォード大学のレジウス教授(近現代史の高位の教授職)も務めました Edward Augustus Freeman - Wikipedia。 [1]

彼がどのような人物であったのか、特徴をいくつかのポイントに分けて解説します。

👑 1. 中世イギリス史の権威

フリーマンの最も有名な業績は、全6巻におよぶ大著『ノースマンの征服(ノルマン・コンクエスト)の歴史』です Edward Freeman Papers - detail (The University of Manchester Library)。中世のイギリスの歴史について非常に深く研究した学者でした。 [1]

🛡️ 2. 「騎士道精神」を厳しく批判した理由

ご提示いただいた英文にもある通り、フリーマンは「騎士道精神(Chivalry)」に対してかなり厳しい批判(severely criticise)を展開したことで知られています。

  • 一般のイメージ: 騎士道といえば「勇敢で、弱者を助け、礼儀正しい素晴らしい道徳」と思われがちです。

  • フリーマンの主張: 彼はこれを「ただの階級精神(身内びいき)」にすぎないと切り捨てました。つまり、騎士たちが優しくしたり礼儀正しくしたりするのは「自分たちと同じ貴族や上流階級の人間(身内)」に対してだけであり、一般の農民や貧しい人々などの下の階級に対しては、残酷で冷酷に接していたことを歴史的な事実から見抜いて批判したのです。

🗣️ 3. はっきりとした物言いをする情熱家

彼は自分の意見を非常にハッキリと言う性質の持ち主でした Edward Augustus Freeman: Making history。また、政治的には自由党に所属し、歴史の研究だけでなく、当時の国際問題(バルカン半島の民族蜂起の支援など)にも深く関わる行動派の知識人でもありました Edward Augustus Freeman - Wikipedia。 [1]

💡 まとめると
 
この英文の中での Freeman は、「みんなが憧れる『騎士道』のウソを暴き、それが特権階級だけの狭い仲間意識(階級精神)にすぎなかったと歴史ベースで鋭く告発した学者」として引用されています。

関連記事 武士道 第17章 #11




いいなと思ったら応援しよう!

橋本 このたびはご評価をいただきありがとございます。また、チップまで下さるとは私にとって大変な喜びです。さらに英文訓読の役を進め、アップさせていきたいと思います。