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20年連れ添ったAmazonを卒業

20年連れ添ったAmazonプライムを卒業しました。身体の不自由な私が見つけた、スピードより大切なもの

買い物、映画、音楽、そして20年分の大切な思い出が詰まった写真クラウド。
私の生活のすべてを委ねてきたAmazonプライムを、この度解約しました。

20年以上という長い間、私の生活を支えてくれたことには、心から感謝しています。
配送事故などのトラブル時、その都度見せてくれた誠実で迅速な対応には、幾度となく救われました。
しかし、どれほど素晴らしいサービスであっても、最後の一線「荷物が手元に届く瞬間」の信頼が揺らいでしまったとき、私はお別れを決めました。

身体の不自由な私にとって、置き配は「生命線」

私は現在、歩行が困難な状態で生活しています。そのため、買い物はAmazonに全幅の信頼を置いていました。
指定しているのは、ドア前への「置き配」。私にとっては、これが唯一確実に荷物を受け取れる手段だからです。

しかし、Amazon独自の配送網が拡大するにつれ、サービスの不安定さが目立つようになりました。

  • ドア前をお願いしているのに、勝手に宅配ボックスに入れられ「配達完了」とされる。

  • 明らかにサイズが合わないポストに、無理やり荷物をねじ込み破壊される。

マンションの中層階、夜遅くの配達。エレベーターに乗る手間を省き、宅配ボックスへ放り込んでしまいたい気持ちも分からなくはありません。
でも、足が不自由な私にとって、一階のボックスまで荷物を取りに行くことは不可能です。最悪の場合、ヘルパーさんが来てくれる一ヶ月後まで、その荷物を手に取ることすらできません。

「明日届く」というスピードよりも、私が必要としていたのは「玄関に届く」という確かさでした。

20年分のデータを整理し、楽天という新天地へ
解約にあたっては、20年分の写真を自宅のクラウド(NAS)へ移し、ネットスーパーも他社へ切り替えるなど、大掛かりな「引っ越し」作業を行いました。

現在は、黒猫さんや佐川さん、郵便局さんが、確実に玄関まで届けてくれる「楽天市場」をメインに活用しています。
驚いたことに、このシフトは意外な副産物をもたらしてくれました。

「明日届くから」と、つい指一本でポチポチと買ってしまっていた無駄遣いが、目に見えて減ったのです。
最近「節約」をモットーにしている自分にとって、この適度な距離感と確実性は、驚くほど精神的な平穏をもたらしてくれました。

さらば、Amazon

便利すぎるサービスに依存し、いつの間にか不安を抱えながら買い物をしていた自分に気づきました。
今回の決断は、単なるサブスクの解約ではなく、自分の生活の主導権を取り戻すための第一歩だったのだと感じています。

今まで本当にありがとう。
そして、新しい「確実な日常」へ。

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