Perfume ZO/Z5 Anniversary “ネビュラロマンス” Episode TOKYO DOME を観て

2025年9月22日・23日、Perfumeの東京ドームライブに行った。
わたしはPTA会員ではないし、Perfumeのことをなにか語ろうだなんておこがましいのかもしれない。けどPerfumeはいつだって、「どの時代のわたしたちに出会ってくれた人も、みんなありがとう!」というスタンスだし、あのライブを少しでもことばにしておきたいので、自分なりに書き記してみる。

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どうしても「コールドスリープ前の最後のライブ」としてのイメージが先行してしまうライブではあるけど、あのスーパーコンセプチュアルなライブ「ネビュラロマンス 前篇」の後篇たる立ち位置でもあり、また5年前の東京ドームのリベンジとしての意味合いもあるライブで、いったいどんな構成になるのだろう…とソワソワしながらドームに向かった。会場の装飾はネビュラロマンスの世界観を色濃く映し出していて、一方ステージ上の巨大な画面ではアルバムのMVやReebokコラボの広告、アニメ「不滅のあなたへ」の映像とともに新曲が流れ、なんというか、「いつものPerfume」だった。
そしていざライブが始まってみると、驚くほどすべての要素が“フュージョン”していた。

1曲目はGAME。ライトセイバーみたいな棒を振り回す3人がこうこうと輝いている。どう考えても泣く曲ではないのに、拭いても拭いても涙が出てくる。
2曲目の再生は歌詞もあいまってまた涙がにじむ。わたしは知らなかったが(なんせ前回の東京ドームの2日目に行くはずだったので…)GAMEと再生は東京ドーム公演と同じセトリとのこと。それを知ってたらもっと泣いてしまってたな、知らなくて良かった…
ここからは、キキモの「取り急ぎ」の説明により少しばかり強引に?ネビュラロマンスの世界へ。ネビュラロマンスいい曲だなあ、もっとライブで聴きたい、見たい。
そして驚いたことにMCが!!!かしゆか、あーちゃん、のっちではなくユカ、アヤカ、アヤノとの自己紹介に会場のみんながざわめく。
ちゃんとコールドスリープについても触れつつ、寂しさを否定するでもなく、でも3人が前向きであることが伝わる素敵な時間だった。
MC明けのエレクトロワールド、これも絶対に泣く曲ではないのに涙が出てしまって困る。
ネビュラロマンス後篇からの楽曲はどれも、「この曲ネビュラロマンスの世界線じゃないライブで見たらどうなるかなぁ」という空想が広がってしまい胸が苦しい。キックボードで花道をすーっと進んでいく3人が本当に可愛くてきれいで、Virtual Fantasyってこんなにファンシーさも併せ持つ曲だったのか、と新発見した気持ちになる。
そしてFUSION。正直、数年前はじめて観たときはなにがなにやらわからないという印象だった。だけど不思議と頭に残って、忘れられないパフォーマンスだった。これを今東京ドームでやるということに、なんだか勝手に感じ入ってしまう。ドームの壁や天井に影がのびてのびて、3人とスタッフの皆さんが作り出す異空間にしばし茫然とする。
このあとはさらに驚くことにロボットアーミーたちが出現!!会場のあちこちでインスタレーションかのように踊るロボットアーミー ELEVENPLAYの皆様。ポリゴンウェイブの思い出が甦る。
Perfumeの掟は、3人ともひたすらにかっこよすぎであった。中でも1番印象に残ったのはのっちのソロパート、の後!花道を歩くのっち。あんなにかっこよく歩けるの、なんなん?その後あーちゃんかしゆかが花道をこれまたかっこよく歩き、3人ピタッと会場のど真ん中に揃う瞬間も痺れた。
ここからバラードでまたしんみりモードに。帰ろう、帰ろうというリフレインに、色々な想いが去来する。
ネビュラロマンスのストーリーが進展していき、アルバムの曲も進んでいく。Moonって後篇の曲だったのか!といまさらびっくりしつつ、この曲ももっとライブで聴きたいなぁと思ってしまう。
exitは物語のエンディングとしてぴったりすぎて、映画の終わりよろしくスタッフ方の名前が連なるエンドロールが流れた時は「え、このままライブ終わっちゃわないよね!?」と心配になるほどだった。幸い終わることはなく、ライブはここからもうひと盛り上がり。
ポリリズムからはじまる懐かしの曲メドレー、どの曲も本当に最高なのに、心のどこかで「ああFAKE ITは聞けないのか…」とか「前篇の曲はないだろうとは思ってたけど、すみっこディスコも聞きたかったな…」とか、未練がましく考えてしまう。しかしそれはそれとして、やっぱりライブでのチョコレイトディスコは格別!!
PTAのコーナーがいつも通り終わり、あーちゃんから「ライブもあと少し」との言葉があり、いよいよ盛り上がりは最高潮。MY COLORはいつまでたっても上手に踊れないが、それでも気持ちだけは3人に届けたくて精一杯手を伸ばした。

そして最後のMC。
かしゆかからは
「はじめてのドームは後悔ばかりだった。でもいまこんなに自信を持ってドームに立てている!」
との言葉が。どの舞台も自信に満ち溢れているように見えたPerfumeのみんなが、ほんとは色んな感情を持ちながらここまで来てたんだなぁと。また、このライブを作り上げたチームPerfumeにも言及し、スタッフに拍手を!との言葉で熱い拍手が沸き起こったのも忘れられない。

のっちはコールドスリープに触れる時、22日、23日ともに“軽やかさ”という表現を使っていたのが印象的。
「真面目な3人が、こんな軽やかな決断ができるんだと思った」
と。これ、素敵だなぁと思った。
2日目は、本当はもっと言いたいこといっぱいあるけど今はこれが精一杯、また会ったら言います!と言って終わったの、最高に嬉しかった。

あーちゃんは、1日目はPerfume結成時の話として、かしゆか・のっちそれぞれへの愛のこもったエピソードを語ってくれた。
ゆかちゃんはできないことを来週にはできるようにしてくる努力の人。
のっちは私たち2人にはない視点、角度がいっぱい。
今更ながら、ほんとに仲良いんだなぁと、この3人が出会ってくれてよかったなぁと思うエピソードだった。
最終日のMCでは、
「オーディションの自己アピール文で、私は、世界のあーちゃんになります、と書きました。
ほんとはのっちも『あーちゃん』だし、数々のあーちゃんと呼ばれるはずの人を押し除けて、あーちゃんとしてやってきました」
との言葉が。どれほどの覚悟であーちゃんがあーちゃんとしてここまで過ごしてきたのか、想像することも難しい。けど彼女はいつだって悲壮感を漂わせることはなく、このMCだってけっして深刻になることなくあたたかく話してくれている。
MCの最後には「コールドスリープの間もカラオケでいっぱい歌ってね!」としっかり宣伝してて、多分会場中のひとが今後のカラオケでは毎回Perfume楽曲入れるだろうな。

3人が会場から一旦消えて、これまでの歴史を振り返る映像が流れ、そしてもう一度ステージ真ん中に登場。巡ループのMVの真っ白ふわふわ衣装、本当にかわいい。
最新アルバムの最後の曲でコールドスリープに向かうというのも、あまりにPerfumeらしくて涙が出た。あくまでも挑戦の一環、巡る季節の中のひとつのシーンだよ、だと言われてるような。
3人がステージから3方向に伸びた花道を歩んでいき、姿を消す。けどステージ上の画面にはSEE YOU AT THE NEXT STAGEというメッセージが残されている。


Perfumeのみなさん、ライブを作り上げたスタッフのみなさん、素晴らしい時間を本当にありがとうございました。

ネクストステージで会える日を楽しみにしています!

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