『うるかす』が通じなかった日
夫が朝から畑に行って収穫物を持って帰ってきた。
青梗菜を丁寧に洗っている。
洗うのは自分の仕事!それがどうやら身についてきた。
過去の夫を知ってるだけに素晴らしい。
もう青梗菜も最後になってきたので出来があまり良くないと言いながら、
おコのんちゃんのジュース用として綺麗に洗っておきました!
アピールはどうしてもしたいようだ。
わたしが毎朝低速式ジューサーで作るジュースをつくっていることや、それには青菜をつかっていることを夫が知っていたかと新しい発見だ。
当たり前でしょう?と思われるかもしれないが、そういう夫婦関係だったのだ。
青梗菜を頑張って洗うのを横目に見ているわたしは、水道の水の流しっぱなしが気になってしょうがない。
きっと自分も同じくらい流しているに違いないのだが、人がやっているととても気になってしまう。
途中でキュッと水を止めてみたりなどする。
米粒のついたお釜を水に浸けたいな、早く終わらないかな…
やっと洗い終わったのを見届けて、夫がその場を去ろうとする前にすかさず言ってみた。
「そこのお釜に水入れて、うるかしといてくれる?」
今までのわたしとはちょっと違う。
積極的に夫に頼む。
自分でやった方が速いけれど、せっかくキッチンに立っているなら夫を使おう。
夫が???となっている。
なんて言った?
そこで発覚。
『うるかす』は方言だった。
改めて検索してみた。
「うるかす」は、主に「水に浸けておく・水に浸して湿らす」という意味で、東北地方を中心に使われています。私の地元では「うるがす」と発音することが多いです。
例えばこんな暮らしの場面で登場します。
食事がすんだあと、食器を重ねて流し台に持って行く。そうすると聞こえてくる「それ、うるかしといてー」っていう言葉。
「うるかしといて」は「うるかす」と「~しておいて(お願い)」の意味になります。ここでは「食器を水につけておいて」っていう意味で使われます。
後の家事、つまり食器洗いをするときに、米粒や汚れが楽に落ちるようにするための便利な表現です。
他にも炊飯前の生米を、水につけておくときにも使われます。この場合、生活の中で使うとするならば、「いま、米をうるかしてる」などの表現をします。
結婚して27年。
一度も『うるかす』という言葉を、わたしは夫に発したことがなかったということだ。
そんなシチュエーションが存在してこなかった故の発見。
少し面白い。
面白おかしくいじってないとやってられない。
夫いじり日記にまとめてます。
