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【娘25歳子育てのやり直し】娘の籠城、会話なしの2週間

大学生になっていたら4年間の履修を終えて卒業し、新卒で就職している年だった。

中高一貫校の友人は働き始めた子が多かった。
だが、小学校の同級生でずっと交流を続けていた子たちの多くが、大学院に進み未だ学生を続けていることもあり、置いていかれる感覚は娘の中でそれほどなかったと思われた。

彼女の中の不満は、お金が無い事だった。


娘が落ちている時の声かけには決して失敗してはいけないと、わたしは神経をとがらせていた。

それでも本当の意味では理解がまだできていなかったと、今振り返って思うのだ。

少しでも気持ちを楽にしてあげようと余計な言葉をかけていた気がする。

正解は、「そうなんだね、そう思っているんだね」と寄り添って共感するだけで良かったのに。



わたしが間違った対応をすると、娘から当然の権利のように非難された。

きっと、いつまでできないの!まだ習得してないの!違うでしょう!の意味で娘は苛立ってしまったのだろう。


激しく娘に責められると、わたしのタガも外れる時があり、気持ちの制御ができなくなってしまったこともあった。

ある日、娘と言い合いになってしまった。
理由はもう思い出せないのだが、恐らくお金のことだったと思う。


ママなんて大嫌い! こんな家早く出たい! 死ぬしかない!


それから娘は部屋に籠城、顔を合わせないこと丸4日間。



5日目にやっと部屋から出できたものの会話は無し。

記事を書くために何やら撮影など苦戦してるところに、手伝うことがあるかと声かけしても『無い』の一言返し。

その後、知らぬ間にどこかへ出掛けたようで戻ってこない。
コンビニかと思ったら6時間経過。
なんか予定あったっけ。


でもいい、これが普通。
今までが密接過ぎたのだ。
わたしに依存し過ぎていたのだ。
冷たいのは悲しいけれど、わたしから離れて自立していけたらいい、そう思った。


終電で帰ってきた。
誰かと会っていたらしい。

翌日は仕事から帰ったら既に家に居なかった。
どうやらバイトに行った模様。


喧嘩してから1週間。
こんなに長く会話がないのは初めてだ。


その翌週は娘の誕生日だ。
家族で外食するのが恒例だけど、行ってくれるのかな…行かないって言われちゃうのかな。

LINEで誘ってみたけれど、予定が入ってるからと返事。
予定は嘘で行きたくない意思表示のようだ。


そして10日が過ぎた。

会話無し、目も合わせず。

家の中が暗い。
むなしい。

でも、求められないのも穏やかな時間といえるのかもしれない。


結局、2週間かかって、やっと面と向かって話をしてくれるようになった。

娘との一切の関わりが無くなったこの期間を経験して気づいたのは、これまで『ママー!』と呼ばれたり近くでため息を聞いたりすると、

一体何があった、何を求められるのか

と、わたしはとてもストレスを感じていたんだなということだ。

これをきっかけに、お互い少し距離をおいていけたら良いのかもしれないと思った出来事だった。





【娘25歳子育てのやり直し】読んでいただきありがとうございます。
マガジンにまとめていますので、初めからぜひ読んでみてください。


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