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Mt.富士ヒルクライム2026

こんにちは、おこめです🌾
とうとう第22回Mt.富士ヒルクライムが終わりましたね。
半年前、「ここから長い戦いが…」と思っていたのにもう終わってしまいました。
そしてBIORACER DREAM TEAM(以下ドリチ)に選出して頂いたこともあって、今年はより濃厚で凝縮された思い出となりました。
ここからは一個人としてレポを書きたいと思います。
あと、

乳脂肪分美味い!ビール美味い!袋麺美味いッッッ!
ゥンまああ〜いっ!!!!!

さて、記憶が無くなる前にドリチメンバー発表〜当日までのレポを残します。
何で前日当日だけじゃないの?と思われるかもしれませんが、私は当日含むそれまでの軌跡が書いてあるNoteを読むのが大好きなので、私もそれに則って書きます。
めちゃくちゃ長くなるし寄り道すると思いますが、お付き合い頂けたら嬉しいです。

2月

ドリチメンバーがとうとう発表。

5分後にはCXで知り合ったいつメンコミュニティに観測されました。
さぁ、もう名前と顔が出てしまったからにはやるしかない。
正式発表より前に個人宛に合否(?)連絡はありましたが、この正式発表でかなり身が引き締まりました。
目標は85分切り。

まずはZwiftで毎週ドリチMUを開いて頂けるとのことだったので、その前にFTP測定を。
CXや実走の感覚的に3.3倍あれば良いかな〜と思っていたらなんと3.7倍。
まぁまぁありえない。
いつも登る鹿野山の宝竜寺を想像してもその出力が出せるわけがない。
ランプではなく20分走での計測だったので、おそらくシクロクロスの30分走でそのあたりが得意になったのかなと思います。
ここで80分切りも視野に入れようと決意。
ただTTEと基礎体力が足りないのは明白だったのでそこを中心にまずはとにかくベース練習を積むことに。
この時点でCTL33
まずはガツガツベースを伸ばしました。
週末含めて週間10〜11時間乗る事だけに注力。

あとはこれまで電解質・糖質不足でトレーニング後にぐったりしていたのでドリンクやサプリ、糖質など苦手な栄養についての勉強も少しした。(当社比だよ)
もともと2025年の燻り期の筋トレ時に飲んでいたCCDが良かったので満を持して定期購入を始め、トレーニング時は必ず摂るように。
今年からはクレアチン・アスタキサンチン・金グリも投入した。
クレアチンは結果的に10日抜いて-1.5kg程減少したうえに、摂取している期間中は高強度練が捗った。
アスタキサンチン・金グリは効果はイマイチ自分の身体では分からず…
ただ分からないだけでジワジワ効いていたのかもしれない。
最終的にCTLが例年より伸びに伸びたため実感できていなかっただけの可能性もあり。

食事について、脂質はできるだけ避けるよう気をつけるものの、元々気を抜くと食事を抜く人間かつ偏食が激しいため食べたい!と思ったものはできるだけ食べるようにした。
ただし、大好きなビールだけはできるだけ封印。
その代わりにコーラの500ml缶は富士ヒル当日までほぼ毎日飲んでた。なんなら高強度の日はトレーニング中に1本飲んでいたので1日に計2本飲んでいた日もザラにあった。
今年の健康診断が怖い。

3月

引き続き週間10時間〜11時間でL2中心。
プラスして週末は実走での峠TTを増やしました。

茨城グルメライド

中旬にはキャプテン室井さんアテンドのもと縁の会の皆さんと茨城ライド。
96km2000up、TT込み、かつ周りは屈強な漢だらけ。
山中で戯れる漢達に必死について行ったり、綺麗な景色を見たり。
そしてこれはグルメライドでもあるのでモンブラン〜チーズケーキwithコーヒー〜パン3つ〜プリン2つとライド中に食べて最強の身体になれました。
終わった後もタマオさんとハンバーグを食べに行き、タンパク質摂取。完璧。

カスイチ

その翌日は前日の茨城ライドで案の定バッキバキのバキになった身体を引きずって青黒さんタマオさん夫とカスイチ。
前日のライドで身体バキバキの3人を、初◯◯イチの青黒さんが漢引きしてくれました。

タマオさんオススメ隠れ映えスポット
ラムネうめ〜


今思い返すとこの2日間が1番ヤバかった。
ヤバかったが故に、この2日間は体内でめちゃくちゃに身体が作り変えられている音がしていた。

豊橋ハーフマラソン

翌週には初ハーフマラソン出走のため豊橋へ。
元々ランニングをしていたこともあったが、「風が強く吹いている」と直近に見た「ひゃくえむ。」熱が強かったこと、そして何と言ってもこの大会のゲスト、私の人生と言っても過言でないももいろクローバーZの高城れに様がハーフマラソンでサブ2を達成している姿を見て(化け物か?)私もハーフを体感してみたい!と思い、参加。

れにちゃん効果で大会が盛り上がっている事をアピール

数々の下心を抱えていざスタート。
15km地点から股関節が外れたんか?!くらいの痛みが襲い、無事に靴底をすり減らしながらゴール。
練習で12キロ以上走ったことのない足は本当に棒になりました。(練習をしろ)
しかも本番用シューズを忘れ、ジョグシューでの完走。
豊橋駅の3段程度の下り階段すら怖かった…
CTLは過去最高の54

ドリチ合宿

そしてなんとその1週間後にドリチ合宿。
何とか調整してハーフマラソンのダメージは解消。
なすぴー(敬意を込めて敬称略)主催のもと、伊豆で2日間楽しくTTも挟みつつ走りました。

レースやイベント以外であの人数で集まって走った事がなかったので、チームに入ったんだ…!という実感が一気に湧きました。
特に女性ローディーとの出会いは少なかったのでとても嬉しかったです(感想文)

わさび畑

4月

地元合宿

4月頭、地元に合宿に行きました。
例年はGWにするのですが、今回GWに他の予定もあったためこのタイミングで行くことに。

父が「去年の富士ヒルEXPOで買ったBORA ULTRAが脚質に合わない」と言うので強奪拝借して走ったところ、自分の脚との相性がめちゃくちゃに良い…!!
借りた当日の木戸ダムでも自己ベスト&QOM。
とにかくフレーム+ホイールの剛性で緩斜面での伸びが良すぎる。
カーボンホイール凄い。(遅い)

父からしばきあげた借りたホイール

父は富士ヒル本番では別のホイールを履くとのことだったので、ありがたくお借りして実家合宿終了。

都民の森

その翌週はみんもりキャンプへ。

何気にこのポストと初めて写真撮った

1日目のみんもりTTは夫に序盤引いてもらったものの、猛暑で激坂区間に入った瞬間に大垂れ。
目標の1時間が切れず、1:01:30。
ここで結構メンタルが削れた。
ただ凹んでいても仕方ないのでキャンプを思い切り楽しみ、2日目はホイールと親睦会。

ハルヒル試走会

そのまた翌週はNICOのメンバー+αとハルヒル試走会。
メンバーのほとんどが選抜〜ゴールド〜シルバー帯なので1人旅。
ラスト500m程は絶賛膝ガングリオン中のハラパパに応援してもらいながらヒンヒン言いつつゴール。
そこで自己ベストの1時間を切る58:44。
なんとか第一目標の1時間切りが出来てホッとするものの、急斜面への対応が上手くできず喜び切れなかった。

改めて見ると凄いメンツに入れてもらえているな…

翌日も二日酔いになりつつハラさんやらさんしょへさん夫と近辺をライド。
最後の最後のセグメントは贅沢にもトレインの真ん中に入れて頂き超頑張れた。
やらさんにケツを見られているので(語弊)、かっこいいところを見せねば!と奮闘した。
2日間みっちり頑張ったのでCTLは今期最高の63

羽二重ライド

室井さんタマオさん夫と羽二重リベンジライド。
とにかくこの日は色々食べるぞ〜!ということで、モンブランとそばと、そして念願の羽二重(1人3個)を食べ、かつ途中の区間はTTも挟んで練習。

具合が悪かったので一旦お見送り
道の駅までエスケープして開始0kmでモンブラン
愛しの羽二重

距離は少なかったものの、羽二重後は1人離脱してエスケープ先の道の駅までTT。
とても充実したライドでした。
縁のライドで毎度思うけど、脂質はさておき糖質をこまめに多量摂りながら走ると本当にメキメキ身体が強くなる。

BIORACER DREAM TEAM富士ヒル試走会

初フルメンバー集合 photo by Kenta Onoguchi
ドリチ女子メン photo by Kenta Onoguchi

この日は2年ぶりの高地ライドだったのでブロンズペースでまずは自信を付ける事を最優先に。
パニック障害の性質上過去の失敗を思い返して発症しやすくなるため、頓服薬をいつでも走りながらでも飲めるようにジャージの裾に剥き出しで1錠入れ、絶対に発症させないという強い意識で挑んだ。

楽しくて笑っている… photo by Kenta Onoguchi
大沢駐車場前 photo by Kenta Onoguchi

序盤はるりさんはちかなさんと走り、はちかなさん離脱後はるりさんと少し回しつつ5合目まで。
きっかりブロンズペースくらいで走り切ったし、久しぶりの高地だったにも関わらず人と走る事が楽し過ぎて裾に仕込んだ頓服薬も飲まずに済んだ。
終始楽しい楽しい言っていた。

5月

富士試走2回目

ドリチ試走会の4日後、再び富士試走へ。
意図せずEMU・ヤビツ百参の会・METHIの方たちと合流して混ぜて頂くことに。

狙っている第2目標の80分切りがどんなものなのか知りたくなり、のびーさんいまいさんの引く80分〜シルバーのトレインに便乗。
しかし1合目下P前に速攻千切れた。
その後はずっと単独走。
しかもこの日は向かい風が強く、しかも前日の筑波8耐の応援でカメラを構えて歩きまくったためふくらはぎが限界に。
垂れに垂れ、結局ブロンズペースのセグメントタイムで1:27:55。
これ、計測開始位置から料金所までの2分半弱をプラスするとギリギリブロンズ取れるかどうかなんじゃない?!!?!と焦る。
焦るが、焦って凹んで泣いても仕方ないと速攻切り替えた。
この年の裏目標、「言い訳したって良いし悔しく思ってもいいから、ある程度反省して消化した後はその日のライドで楽しかった要素だけを思い出にして、次の日の練習まで引きずらないこと」がしっかり実現できた日だった。(長い)
この目標は元々躁鬱でもある自分の感情のコントロールにも効果があったので、早いうちに目標を立てて良かった。

ハルヒル

なんかもう久しぶりのヒルクライムレースで楽しみでしかなかった。
とにかく1時間は確実に切ろうと得意な平坦・緩斜面でゴリゴリ踏み、神社前からゴールまではセマスのあいさんと前後しながら走り、ラストスパートで「がんばろう」「おう」と交わしたところで華麗にぶっ千切られ、逆に気持ちよかった。
ボコボコにされた時のあの謎の爽快感はなんでしょうかね。

結果は55:11。
目標の55分切りまではいけなかったが、平坦や下りでほぼ単独だったことを思うと超上手くいっていたのではないかと。
来年は50分台前半を目指したい。

富士試走3回目

この日はエンドウ商会さんの試走会に参加。
荷物も預かってもらえるため大変ありがたい試走会でした。

既に前日試走済みのチームメイトの龍ヶ崎さん(強靭すぎる)にお願いし、本番の3.4〜3.5倍ペーサーをお願いすることに。
しかしこの日はガッツリレディースデーDAY2。
これまではなぜかDAY2中のライドで自己ベストを出したり何かとハイになりがちだったのでこの日もブーストを願ったものの無念。
普通に2合目あたりから腹部の痛みが主張し出して貧血っぽくもなり出した。
龍さんに励ましてもらいながら何とかセグメントタイムのPRを取って1:25:41。
しかし+料金所までの2分ちょっとを足すとやはり現実目標の85分切りも出来ない。
この日もPRは取れたから、と切り替えてウダウダ言わず終了。

6月

本番1週間前〜2日前

クレアチンを抜き始めて3日後の富士ヒル1週間前には-0.5kgあたりを推移して48.5kgくらいに。
練習も疲れない程度で1時間以内に収めながらテーパリング。
2日前に少し刺激入れ。
体重もこの日には47.5kgで落ち着いた。
おそらく本番当日もこのくらい。

特に激痩せした気はしなかったが、シクロクロスシーズンインの10月あたりには53.5kg程あったため結果的に6kg減。
やはり有酸素運動は世界を救う。

富士ヒル前日

EXPO会場到着後はドリチステッカーを配りつつ、お友達と話しつつで荷物預けへ。
ボランティア中のみき氏と会えてめちゃくちゃハッピーに。100マス進んで車買って家買って結婚。

そしてドリチ選出時からずっと緊張していた登壇!結局ド緊張していてあまり覚えていないけど、今まで励ましてくれた人・応援してくれた人・寄り添ってくれた人・共感してくれた人、色々な面で色々な人が支えてくれたので、そんな人たちに感謝を伝えるならここしか無い!と思ってとにかく感謝の気持ちを述べました。

登壇も無事終え、宿へ。
セブンの冷やしパスタと吉田うどんを平らげ(食い過ぎだけど不思議とスルッと食べてしまったので良しとする)、軽く流しに外へ…と思ったら夫のクリートが削れ切っている事が判明。
コース変更して最寄りのスポーツデポまで行った。
いつもは平坦で軽く回して前日が終了するが、このコース変更の結果勾配がついた所で回せたおかげで翌日良い感じに脚が軽かった。
少し時間は押したが、焦らずゆっくりお風呂にも浸かり、少しストレッチしてから19時に就寝。
外でめちゃくちゃカエルが鳴いていたり、月明かりが天窓から顔に向かってはちゃめちゃに照っていたが、家から持ってきたお気に入りのタオルケットを抱き枕にしたら即爆睡。
やはりいつもと同じ状態を少しでも再現できるとリラックスできると実感した。
おかげで普段の生活と同様、継続して7時間半睡眠ができた。

当日朝

目覚めはぱっちり。
2時半に起床して3時までストレッチしながらゴロゴロ。
ゆっくり起き上がって朝ごはんを食べる。
朝ごはんはバナナ・だんご(こしあん)・インゼリー(鉄分のやつ)・カステラ3切れ。
アップは40分予定だったが、3倍くらいまでビルドアップした20分ほどで心拍も上がり充分に脚が温まった感触があったので終了。

駐車場へ移動し、自転車を組み立てた後15分ほど車内で曲を聴きながらリラックスタイム。
が、そろそろ行くか…というタイミングで、横にいる夫が感情を爆発させてガクガク震えながら泣き始めた。
夫の武者震いでNBOXが大揺れしている。
それまでそれなりに緊張していたが、その一瞬で何だコイツ、怖っ…… という感情で上書きされて冷静というか、何か色々と悟った。
ガクガク震えていた夫もいつの間にかスンッ…となっていたので、何もツッコまずに会場へ移動。
会場までも2.5〜3倍、心拍160(緊張込み)くらいまで上げて向かう。

スタート前

到着後、携帯・ウィンブレを当日預け荷物へ。
携帯まで預けるのは初めてだったうえに、同じく携帯を持たないるりさんと一緒にスタートするために合流するまでめちゃくちゃ緊張&焦る。
(のびーさんトレインの皆様、本番前にわちゃわちゃしてしまいすみません、ありがとうございました)
入り口で待っていればきっと会えるよ!とはなまるさんに言っていただいてやっと冷静になり、入り口の邪魔にならない所で待機。

るりさんを待つ間にも4〜5人の方から「ドリチ頑張ってください!」「応援しています!」とお声がけ頂いたり、同ウェーブスタートの父やLinfaさんにも会えた。
これもリラックスに繋がり、本当に本当にありがたかった。

と、ここで無事にるりさんとも合流。
ホッとした途端、心拍も落ち着き始めてとりあえず平常心拍から+30くらいで収まる。
第4ウェーブ後方に並びつつ、ここで頓服薬を一錠投入。
※投薬に関してはお医者様としっかり相談した上で行っています※
薬を飲みつつ、昨年8月にやらかした電解質不足による弱熱中症からのパニック発作発症がかなりのトラウマになっているので、スタートまではボトルに500ml入っているCCD+果糖+クエン酸の特製ドリンクのうちの約200mlを飲んで糖分+水分補給。
並び始めてからスタートまでの15分〜20分くらいはるりさんとめちゃくちゃ喋って緊張が解けまくった。
そしていざスタート。

スタート

パレードラン中もできるだけ沿道の方の激励に応えるようにしていた。
行ってきまーす!とか頑張りまーす!とか。
緊張で浅くなりがちな呼吸が整うし、何よりレースにしかない空気感になるのでテンションが上がる。
CXでお世話になっているらてにゃんやビオレーサーの尾崎さんの顔も見れて、安心した。

ただし脚は冷静に、浮かれて上げ過ぎないようるりさんとコミュニケーションを取りながら胎内交差点へ向かう。

例年計測スタートから料金所までの区間で私は浮かれて上げがちなので、るりさん先頭で計測開始ラインを踏む。
作戦は
・3.4倍で5合目までしっかり刻んで走りつつ、80分切りに迫るペースで走る
・るりさんが斜度高めの1合目下Pあたりまで、その後は緩斜面と平坦が得意な私が先頭交代、斜度が高くなるあたりでるりさんと交代
だったため、料金所手前の平坦に入る前に交代。

スタート地点からセグメント開始地点まで2:30ほど。
少し押し気味だが大体イーブンペース。

少ししてるりさんに交代を促して後ろにつく。
交代時もお互い「よろしく!」「ナイス!」と声を掛け合って走れた。
1合目下Pに着くあたりで交代し、前へ。
ここで80分ペースから1分半遅れな事を伝えつつ、緩斜面に入るためジワジワ踏む。
場合によってはまだまだ80分切りを目指せるタイム差なので、焦らず、踏み過ぎないように。

緩斜面が終了して再びるりさんへ先頭交代。
3.4倍はここまで順調に刻めていたため焦らずに粛々と進みながら、コミュニケーションを取る。
斜度が5%をオーバーしてくると苦手な範囲に入ってくるので、るりさんと一緒に走れたことがとても心強かった。

1合目2合目は80分切りペースから2分遅れペースくらい。(この間記憶が薄い)

2合目過ぎたあたりくらいで緩斜面と平坦が増えるため前に出る。
このあたりでかなり周りに人が増えてきたため、速度を気にしつつ乗れる時は前を走る人の後ろにつく。

しばらくすると後ろのるりさんから「平坦引かせてばかりでごめんね」と声がかかる。
いや、むしろこのウェーブでこんなにズバズバ人を抜いていけると思っていなかったので凄い爽快感だった。
ちょうど無風・微追い風区間でスピードが乗ったこともあり、「全然大丈夫!気持ちいい!フゥ〜〜〜!!!!」とるりさんへ叫んで返事をした。
叫んだ直後にやっちまった〜…と恥ずかしくなったのでいまだにここの記憶が1番濃い。(最悪)
3合目で80分切りペースから3分落ちくらい。

そして3合目中盤付近。
るりさんから「離れるね」と声をかけられる。
心苦しかった。
でもこのあたりは酸素が急激に薄くなる区間でもある。
変に私のペースに合わせると、きっと最後まで残せたり回復できるはずだった脚すら残せなくなってしまう。
少し考えたあと、「分かった。お互い頑張ろう!」と後ろに向かって声を投げて前を見て走り続けた。

るりさんと別れて数分後、大沢に着く前に1回酸欠と予期不安で気が遠くなる。
やはり一緒に走ってくれる人の存在は偉大だ。
それでも「今まで落ち込んだりしたときに比べたら何ら不安なことはない!」と言い聞かせて走っていると、何人か頑張って踏み続けている人の姿が見えた。
その人たちとペースが合う区間があれば、後ろに入ります!と声をかけて乗った。
余裕がなくて、私から「後ろついて!」と言えなかったことだけが本当に心残り。
そこで一旦気を持ち直し、大沢駐車場前のカーブに差し掛かる。
微追い風の雰囲気を感じて少しグッと踏んで勢いをつける。
この時点で3分半落ちくらい。
80分切りは絶望的になったので、ここからはタイムを見ずに、85分を切って行けるところまで行く作戦に切り替えた。

そこからはひたすら1人旅。
奥庭の看板あたりまで何度か気が遠くなりながら、それでもドリチ頑張れ!と聞こえる声に引き戻されて、自分にも喝を入れるために「ウス!」と返しまくった。
霧も凄かったが、酸欠から視界も微妙に白んできて真ん前の一点を見ることで精一杯だった。
そこまでペースが同じだった方が徐々に上げ始め「後ろ入って!」と声をかけて頂いたが、その時点ですでに3m以上距離が開いてしまっていたため「入れない、ごめん!頑張ろうね!」と返事して見送った。

奥庭の看板を越えて緩斜面・平坦に入る。
途中後ろに何人か着く音や声が聞こえたが、回す回さないではなく、ここまできたら自分との戦い。
ここでも前に上がれるくらい脚が残っている人・合う人が居ない不安感から、予期不安を発症。
後ろは気にせず、まっすぐ前だけ見て踏める時に踏みまくることにした。
今年から変わったアップダウンもとにかく速度をつけて通過する。
ジワジワ上げていき、最後のトンネルが見えてくる。
右側は最後の登りを必死に登る人でいっぱいだった。
もうそれの後ろについて堅実に行くか…?と思っていると、トンネルを抜けた先で龍ヶ崎さんが「いけ!ドリチ!いけーーー!!!」と叫んでいた。
もうこんなの踏むしか無い。
もし踏まない選択をするのであれば、自分の中の漢が廃る。
センターライン付近は人でいっぱいだったので、空いている左側から気をつけつつ抜いていく。
ただ、トンネルを抜けてからがやはり長い。
ゴールより少し手前で力が抜けそうになる。
その時真横から夫の声が。
「い"け"!!!ま"わ"せ"!!!オ""ラ""!!!!」
我が家の監督からの鬼の指示に身体が勝手に反応して、普段あまりしないのに腰を上げる。
センターライン側の隊列に気をつけながら抜かして目の前のゴールに手を伸ばす。
ゴール直前で腰はサドルにドスっと落ちたものの、そのままの勢いでめちゃくちゃなペダリングをしながら激踏みしてゴール。

記録

記録は1:24:15。
第一目標の85分切りを達成し、自己ベストを約4分半更新。

ゴール直後の率直な気持ちは「85分切れてよかった!」「楽しかった!」。
夫と合流した時もそう言っていた。
けど、ジワジワと第二目標の80分切りに到底及ばなかった悔しさが滲んでくる。
実力が明らかに不足していた、悔しい。
突然悔しさが溢れ出して少し泣いた。
でも、及ばなかった理由について思い当たる節は何個もあった。
もう少し詰められる部分を詰めずに保守に走った時もあった。
そう考え直した途端、これは今の自分の実力に見合った当然の結果だと理解して涙が引っ込んだ。
今までだったら悔しかったと泣き続けていたところだと思うが、病気を抱えたままトレーニングを始め、富士の5合目に辿り着いたことでいつの間にかメンタルも育っていた。

しかも目の前には念密にトレーニングの計画を立てて日々遂行し、ハードな減量をしていたうえに、他者へのリスペクトも怠らず自分の目標をしっかり突破していくしろくまさんと、そんなしろくまさんを強い気持ちで支えてきた奥様が居た。
おふたりの前で泣くなんて100億年早いと思い、ここまで沢山気にかけてくれたしろくまさんに直接「ありがとうございました」と伝えられた。

今の素直な気持ち

85分切りできた喜びと80分切りできなかった悔しさは正直に言うと半々くらい。
練習量やハルヒルの結果から言ったら妥当な結果だと思う。
そして自己ベストを取れたことは素直に嬉しい。

あとはこれまでしてこなかったトレーニングに関する勉強を出来る限りしてきたので、来年に向けての課題が富士ヒル後すぐに見えたところに成長を感じて、来年が楽しみになった。
まだまだ伸びる、そんな気がする。
せっかくこうして成功体験も積んだので、絶対に来年も出てまた自己ベストを取ろうと決意できた。

良かったこと/悪かったこと

◾️良かったこと

・トレーニングやサプリ・食事に関して勉強して落とし込めたこと
・自分の感情を上手くコントロールして例年よりピリピリせずに済んだこと
・長引く風邪や病気に罹らなかったこと
・就寝時間を大会の前日と当日以外はほとんど変えなかったこと
・増量期からしっかり減量できたこと

◾️悪かったこと

・体重は減ったものの今年も食生活が変えられず栄養バランスは崩れっぱなしだったこと
・上手くスケジューリングできずに不要なレスト日が多かったこと
・後半の追い込みや峠での限界走が少なかったこと
・トレーニング後のストレッチを怠ったこと

最後に

EXPOで言ったように、練習は良い意味でも悪い意味でも裏切らない。
そんな結果だったなと実感しています。
ただ、今年のこの結果自体はとても良かったもので次にしっかり繋がるものだと私自身は思っています。

夫にたっっっっっくさん協力してもらい、みなさんから沢山励ましや応援の言葉をもらって、そんな人達に恥じない走りが出来て、富士ヒル当日含むそれまでの過程を楽しむことができて本当に本当に幸せでした!

そして何よりBIORACER DREAM TEAMで出逢えた素敵な仲間たちが居たからこそ、気持ちを確かにモチベーションを高く保ち続けられました。
沢山サポート頂いた関係者の方々もありがとうございました。
全方向に対して頭が上がらないです。
ナイスドリチ👍!

この貴重な体験を胸に、これからも自分らしく頑張ります!
ここまで読んでくださった方も、ありがとうございました!
これからもよろしくお願いします🫶

おこめ🌾

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