なぜ「書き手の可能性をひらく専属編集者」というサービスを始めたのか?
「本を出したい」
「自分の経験を伝えたい」
「誰かの役に立ちたい」
そんな思いを持ちながら、なかなか最初の一歩が踏み出せない方と、私はこれまで多く出会ってきました。
文章力だけではなく、企画の整理や伝え方、時には「なぜ書くのか」という根っこの部分まで立ち返って、一緒に考えていく。
そんな伴走を続けるなかで見えてきたのは、書き手一人ひとりに宿る“可能性”でした。
なぜ私は「書き手の可能性をひらく専属編集者」というサービスを始めたのか?
編集者として、そしてキャリアコンサルタントとしての視点も交えながら、その理由を綴ってみたいと思います。
なぜ私は「書き手の可能性をひらく専属編集者」というサービスを始めたのか
書籍編集者という夢の仕事についてみた結果、感じた違和感
世の中には編集者という肩書きを持つ人がたくさんいます。
書籍編集者
雑誌編集者
Web編集者
動画編集者
私は大学の時に就活迷子に陥ったことがきっかけで書店に通うようになり、そこで出会った1冊の本のおかけで本嫌いを克服しました。
この原体験がきっかけで、書籍編集者を志すようになります。しかし、なかなか書籍編集者になる夢は叶いませんでした。
クラウドソーシングやSEOメディア編集長を経験するなど、Web関連の編集にはある程度やり切った感を覚えていたとき、偶然デジタルファーストの商業出版をやっている会社からオファーをいただきました。
念願叶って出版社の書籍編集者になれた私は、より書籍編集者としてレベルアップするために入った次の出版社で大きな挫折を経験します。
端的に言えば、なかなか企画が通らなかったのです。通常の書店流通をする商業出版は非常に企画ハードルが高く、企画自体は面白くても実績が不十分というだけで落とされてしまうことも珍しくありません。
それでも、すでに著名な著者さんで本を企画する気にはなれませんでした。
「別に自分が企画を立てなくても、この著者さんはどの出版社でだって本が出せるじゃないか」
そう思ってしまったのです。売れることを求められる厳しい商業出版の世界では、自分はやっていけない、自分のような編集者は求められていない、そう感じました。
一方で、私は書籍編集者の仕事が大好きでした。
言葉を整えるだけではなく、企画を一緒に練り、書き手の想いや経験を言語化し、時には「なぜそれを書くのか?」という問いにすら立ち戻る。そんな、一歩踏み込んだ関わり。
書籍編集者として本質的にやりたかった部分を、出版をするかどうかに関わらず、著者さんや情報発信者の方に提供してみたい。そしてその関係性を、私は「専属編集者」と呼ぶことにしたのです。
編集者として出会ってきた“もったいない書き手たち”
出版社で編集者をしていた頃、私は数多くの書き手と出会いました。
そして、驚くほど多くの人が、「書ける」のに「届かない」という壁にぶつかっていることに気づきました。
経験や実績は十分なのに、企画書に落とし込めない
熱い想いがあるのに、言葉にすると空回ってしまう
誰かの役に立つ内容なのに、それが伝わらない
「もったいないなあ」
そう思うたびに、私は編集者として、ただ原稿を整えるだけではなく、「そもそも何を伝えたいのか」を一緒に掘り起こすようになっていきました。
編集者って、誰の味方?
そもそも、編集者って誰のために存在しているのでしょう?
出版社のため? 読者のため? 著者のため?
もちろん全部、という答えもあります。
でも、私はずっと、編集者として「通る企画」をつくることと、「書き手の本音」に寄り添うことのあいだで揺れてきました。
売れる形に整えることで、こぼれ落ちてしまう何かがある。だけど、整えなければ読者には届かない。
この矛盾の中で、私は問い続けていました。
通らなかった企画には、本当に価値がないのか……?
書き手の可能性にかけたい
その答えのひとつが、「書き手の可能性をひらく」という言葉に集約されています。
出版は、たしかにひとつの成果であり、ゴールかもしれません。
でも私は、「出版できるかどうか」以上に、「その人が何を伝えたいのか」「その人の言葉が、誰かにどう届きうるのか」に興味があります。
キャリアコンサルタントの資格を取ったのも、その視点が大きかったから。
書き手の人生・キャリアごと、まるっと引き受けるような編集者でありたい。それを横で支えられるような人間になりたい。
出版に至る過程も、出版をした後も、編集者として支えたい。
そんな思いが、私を「専属編集者」という言葉に向かわせました。
専属編集者というサービスでできること
専属編集者とは、一言で言うと「編集者のサブスク」のようなものです。
毎月一定の関係性の中で、企画づくりから発信戦略、原稿へのフィードバック、さらには書き手自身のキャリアの棚卸しまで、一気通貫で伴走します。
必要だと思ったことは惜しみなく提案しますし、「ここまではサポート対象外です」と線引きすることもしません。
たとえば、今はまだ商業出版にチャレンジするのは早い、という結論に至った場合には、一緒に未来の商業出版につながるKDP出版も提案させていただきます。
また、そもそも私のサービスでは、いきなり「本にしましょう」とは言いません。
まずは、
どんな経験をしてきたのか
なぜ今、言葉にしたいのか
誰に届けたいのか
を丁寧に棚卸ししていきます。
「出版」という選択肢が適していれば、その道を目指せばいい。
でも、「まずはnoteで連載してみる」「セミナーや講座につなげる」といった展開の方が、その人の目的に合っていることも多々あります。
そうした“選択”まで含めて、編集者が一緒に伴走する。そんな関係性を築けるのが、「専属編集者」というスタイルなのです。
あなたの中にも、まだ言葉になっていない可能性がある
最後に、この記事を読んでくれているあなたに伝えたいことがあります。
「書けるかどうか」よりも、「書きたいかどうか」
このサービスは、完璧な企画や実績のある人のためのものではありません。
むしろ、自信がなくても、「言葉にしてみたい」という衝動を持っている人と出会いたい。
その人の中にある原石を一緒に磨き、読者に届く形に整える。
そして、その過程ごと、その人のキャリアや人生に結びつけていく。
そんな仕事を、私はこれからも続けていきたいと思っています。
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