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呼ばれてないのに賞の主催者を訪れたら、なんと表彰されました


はじめに

こんにちは、吉村うにうにです。普段は、小説やエッセイ、たまに詩を書いております。こんな感じです。

今回は、田原市中央図書館に弾丸日帰りツアーをしてきたので、そのお話を書きます。

始まりは一本の電話でした

確か今年のバレンタインデーでした。愛知県田原市の図書館の方から「第5回たはら言の葉コンクール」で賞を頂けるというお電話でした。ラッキー、と思いながらも、商品の発送についてお話が及んだ時、自分の耳を疑いました。
「賞品はタコです」
まあ、頂ければ嬉しいものですが、戸惑いました。受賞なんて滅多にするものではないので、生ものの賞品を頂いた経験がないのです。もし、タコの調理方法が分からないと、無駄になってしまう。そう思って、妻と相談した結果、「から揚げにしよう」という事になりました
後日、担当者さんからお電話を頂いて、住所をお知らせしました。念のため、タコが聞き違いでないか尋ねました。すると、担当者さんは言いました。
「ええ、この地域では喧嘩ダコが有名でして……」
「それで、タコは生でしょうか? 干物でしょうか?」
 干物だったら、から揚げにはできないので、念のため確認しました。すると、電話の向こうで慌てる声が聞こえてきました。
「違います。上げる凧です」
なんと、凧あげの凧だったのです。どうやら田原市は凧で有名で、けんか凧やたはら凧まつりといったイベントが開かれているそうです。わたしは喧嘩ダコと訊いても、まだ闘鶏のように二匹の蛸がクニャクニャと脚を絡みつかせているイメージしか涌きませんでした。

突然、思い立って田原市まで。

受賞作品は、田原市中央図書館に展示される事になりました。
作品が、ホームページ上で公開されたり、本になったりするのは聞く話ですが、公共の場でデカデカと展示されるなんて滅多にありません。これは一度は観に行かなければと思ったのですが、私の住む埼玉から図書館のある田原市まではかなり遠いので、「行けたら行きたいな」くらいの感覚でした。しかし、展示期間が3月13日までであることを知り、急に行きたい衝動が高まりました。心理学の限定効果です。この機会を逃したら、一生こんな幸運はないかもしれないと思い立ち、展示作品の写真を撮ってこようと、新幹線に飛び乗りました。

自分の作品を前にテンションが上がります。

自宅のある埼玉から東京に出て、そこから新幹線で豊橋まで行き、そこで豊橋鉄道に乗り換えて、三河田原駅が目的地の最寄りです。

そこからグーグルマップを頼りに十分ほど歩くと、図書館が見えてきました。

そして、図書館内部に入ると、奥の図書館調質前に作品が展示されています。それが表紙画像です。嬉しくて、心の中で「うおお」と叫びました。

物凄く歓待して頂きました。なんと即席で表彰式まで!

展示されている自分の作品を撮りたかったので、図書館内での写真撮影の許可を求めようと、頑張って近くのカウンターの職員さんに声を掛けました(超人見知りです)。すると
「受賞者の方ですか?」
 まさかの推理大当たり! 職員さん、探偵物読み過ぎでは? そう驚きながらも、これなら許可して頂けると思い
「そうです!」
 と名乗りました。すると、
「賞品の凧、お持ち帰りになります?」
 と訊いてくださるではありませんか。まだ発送していなかったようです。
そこで、賞品と対面してまたも驚きました。凧にきれいな花の絵と共に賞状が書かれています。どうやら手書きのようです。
なんと、図書館長室にて、即席の表彰式を開いて頂きました。呼ばれていないのに、こちらが撮影に伺っただけなのに、ここまでして頂けるなんて感激です。予想外の展開にドキドキして、自分が何を喋っているのかわからなくなりました。
とにかく、記念にと思い、写真だけは逃してはならないと、撮って頂きました。一生の記念です。

手に持っているのが凧で、賞状と賞品が一体になっています。

帰り、豊橋駅でようやく落ち着きました。絶対周囲から変な人だと思われている。

職員さんにもてなして頂き、テンション上がりっぱなしのまま、図書館を辞去し、三河田原駅まで歩きました。頭の中で職員さんとのやり取りを何度も反芻していたので、どこをどう歩いたのか覚えていません。行く時に調べた地図の潜在記憶だけで駅に着いたようなものです。豊橋駅に着くまで電車内で何度も、凧とラミネートして頂いた自分の作品を眺めてにやついていました。
豊橋駅のホテルでケーキを食べながら新幹線の時間まで執筆を始めると、ようやく自分がどこにいて、何をしているのかが把握できたように思います。そこまで完全に浮かれポンチでした。

さいごに

片道四時間近くかけて行き、図書館とケーキ屋さんとお土産屋さんしか寄っていませんが、行って良かったと思います。これも、田原市中央図書館の職員さんのお陰です。感謝しています。展示作品の写真を撮ってこられれば良かったのに、こんな嬉しいハプニング(?)が起こるなんて。
これも。思い切って行動してみたからだと思います。
この経験を作品作りに活かし、「書けば何かが変わる」と思って、執筆を続けていきたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

     ~~追記~~
この後、同じ愛知県の春日井市より自分史への掲載が決まったというお知らせを頂きました。そして、受賞者同士の交流会(主催者や審査員の先生も含む)が行われるという事で、今度はちゃんと招待を受けて春日井市を訪れました。この時の記事がこちらです。こちらもよかったらどうぞ


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