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賢さをつくる 頭はよくなる。よくなりたければ。 谷川 祐基

具体と抽象の往復運動

本書の中で以下の画像が一番印象的だった。

普通、組織のピラミッドの先端は上を向いているが、具体と抽象の往復運動を解説するために90度傾けて表した図。
左に行くほど現場で具体的な仕事であり、右に行くほど経営者の抽象的な仕事になることを表してる。

役職が変わることは思考の次元が変わることだと分かる。
・なぜ多くの社長は抽象的な話をするのか。
・なぜ上司は抽象的な指示が多いのか
新人や若手が、どうしたらいいか分からないからもっと具体的に指示してくれとなるのはこの具体と抽象の往復運動が出来ないからだと気づいた。

例えばプロ野球であれば

例えば、新人のプロ野球選手にとっては1打席がとても大切だが、監督からするとチーム全体の守備や攻撃を勘案しなければならない。
球団経営者からすると、どの選手がファンから人気があるのか、社会的に影響があるか、過去や現在にどういう選手が所属していて、今後の球団をどう運営していくのかという視点が必要になる。

誰が偉いとか、すごいとかそういう話ではない。みんなそれぞれの役割があるだけ。この具体と抽象の往復運動を理解できる、活用できると賢いとなるということである。

自分が具体的な思考が強いと思う人は職人的な現場仕事をするのがいいと思うし、抽象的な思考が強いと思う人はマネジメントの仕事をすれば良いと思う。
ただ単に人それぞれの得意不得意だと思う。
プレイヤーとして活躍した野球選手が全員監督にはなれない、ということだし全ての監督がプレイヤーとして成績を残したということにはならない。営業マンも一緒だと思う。

だからといって、出世したいがために抽象的な話ばかりしていても信用されないw
以前の職場で抽象的な話ばかりする課長がいたが、結局慕われていなかったw
抽象的に良いことを言って、結局は現場スタッフに仕事を丸投げしていた。
ミスやトラブルがあったら、建前上お客様の前では謝罪はしてくれるが、原因は常に現場のスタッフに押し付けていた。
なんでそうなっちゃうの?が口癖だったように思うw
会社や組織の未来の話や夢物語を語って15年以上経ったが、時間だけが流れ人が入れ替わってまた同じ話をしているようだった。

何が言いたいかw

「自分の事をしか考えられない職人」や「経営理念だけ語っている経営者」は「頭が悪い」。何か問題があるなら、<左右>を移動することを考えなければならい。
これが頭を使う必要があるということである。

谷川 祐基さんのネット記事

本書を読む以前に、細谷功さんの本を10冊ほど読んでいたから理解が早かったかもしれない。

言い換えた動画を見つけた

人によってピンとくる言葉は様々で、ちょっとした言い換えで変わる。
こちらは「帰納的学習と演繹的学習」と表現している。
言っている内容は「具体と抽象」全く同じだと思うが、宝槻さんが情熱的で面白い。


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