「この薬、一生飲み続けるんですか?」——降圧薬・スタチンを処方するとき、内科医が本当は伝えたいこと【本当にやめていいかチェックリスト付き】
外来で、いちばん多く聞かれる質問かもしれません。
「先生、この薬って、一生飲み続けないといけないんですか?」
処方箋を手渡した直後に、少し不安そうな顔で言われることが多い。
正直に言います。私はこの質問が、あまり得意ではありませんでした。研修医のころは、「そうですね、やめるとまた上がっちゃいますから」と、どこか事務的に答えていた。でも、それでは何かが足りないと、何年もかけて気づきました。
【この記事でわかること】
「薬をやめたい」という気持ちはおかしくない理由
降圧薬・スタチン(コレステロールの薬)は本当にやめられないのか
内科医が「薬を減らせる」と判断するときの条件
自分でできる生活改善と、その限界について正直に書く
薬を続けることの「意味」を、患者さんに伝えるとき内科医が考えていること
「薬をやめたい」という気持ちは、とても自然なことです。
副作用が怖い。飲み忘れが続いて気持ちが沈む。「依存している気がして嫌だ」という方もいます。「薬を飲んでいると、自分が病人みたいで……」と言った患者さんのことは、今でも覚えています。
その気持ちを否定する気には、まったくなれない。
でも、「だから気持ちはわかるけど飲んでください」で終わるのも、何か大切なことが抜けている気がしていました。
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