雪国の光るキノコ 【奥入瀬 25/8/12】
今年も光るキノコの季節がやってきました。
雨不足による乾燥もようやく解消され
潤いがもたらされたことを察知したのか
いつの間にか現れ始めていました。

ぱっと見の印象は特徴をつかみにくい
いたって普通のキノコなんですが、
長時間露光で撮影を行うとびっくり!!

めちゃくちゃ光るのです…!
この発光の強さがこれまた驚きで
10mくらい離れてても分かるんです。
今回の個体は特に発光が強かった!
このキノコの名前は夜に光る茸と書いて
「ヤコウタケ」と呼びます。
まさに名前の通りですね。

日本でヤコウタケを見られる場所といえば
八丈島や小笠原諸島などが有名で、
温暖な地域でしか見ることができない
というのがこれまでの常識でした。
ところが数年前から鳥取県や島根県、
私が住んでいる青森県などで
ヤコウタケに酷似した発光キノコの
観察事例が把握されるようになり、
これはおかしいぞと、DNA解析をしてみたら
南方系のヤコウタケとは違うらしいと…!
そんなわけで南方系のヤコウタケとは
区別して別種として扱うことが去年決まり、
「ユキグニヤコウタケ」という素敵な和名が
与えられることになったのでした。
キノコ好き+雪好きでもある私にとっては
とても素敵な響きに聞こえます。笑

奥入瀬で見られるユキグニヤコウタケは
毎年同じ場所に複数回発生してくれます。
今回の発生は今年2回目で、うまくいけば
あともう2回くらいは発生してくれそう。
上の写真のキノコの周囲をよく見ると
小さい目玉みたいなのがたくさんあります。
これがユキグニヤコウタケの幼菌なんです。
願わくばあと一週間後ぐらいに
3回目の波が来て欲しいなぁ。
見せてあげたい人がいるのです。
なんとかなりますように…!
↑私が撮影したユキグニヤコウタケの写真が
掲載されています。ありがたや!
全3冊にわたって奥入瀬渓流のキノコが
まとめられている素敵なハンドブックです。
