羽が閉じなくなったエアコンを修理v.2 《写真追加》 | 🏠おうちメンテナンス
エアコンの風向きを上下に動かす羽が不調だったのをモーターを交換して修理しました。
故障の状況、修理方法をどうやって見つけたか、必要なパーツをどうやって入手したか、作業で遭遇した「壁」について、経験をお話しします。
「そういうことになっているのか。面白いけど、自分はやらんな。物好きなやつもおるもんや。」と、修理好きの自慢話としてお読みください。
🔸故障の状況
この羽の名称、シャープの取説では「上下風向ルーバー」とされていました。このルーバー(louver)が、年末に掃除をした後から、途中まで上がってはパタンと下がってしまうようになっていたのでした。

🔸修理方法をどうやって見つけるか
ネットで調べてみると、
このルーバーの不調の原因は、①ルーバー本体の、ルーバーを動かすモーターと繋がる部分が折れている、②このモーターが故障している、のどちらかであることがわかりました。
そして①の場合は部品交換で済むが、②の場合は業者による修理が必要であると書かれています。
エアコンのカバーを外して確かめると、残念ながらルーバー本体は壊れていません。とすると、業者の出張修理となります。
SHARPのサイトで修理の簡易見積もりをすると、結構な額が書かれています。

同クラスの現行機が8万円くらいなので、およそ本体の4分の1にあたる金額を払うことになるようです。
常識的な方は、「仕方ないな」と諦め、電話をされるところでしょう。
しかし、修理好きの人間としては、もうひと粘りしたくなってしまいます。
再度ネット上の情報を探索してみると、別メーカーの古い機種ですが、モーターの交換をしているところを紹介している動画が見つかりました。「よしっ!」
この動画を見た限り、作業はそれほど難しいものではありません。プラスのドライバー1本でモーターをはずし、基盤につながっているソケットを抜いて交換すればいいようです。
🔸必要なパーツをどうやって入手するか
次は交換用モーターの入手です。エアコンの型番からモーターを検索します。
型番は本体の底面に貼られたシールに書かれていました。(ちなみにこのシールには、2018年製で設計上の標準使用期間は10年で、それ以上使うと発火や怪我が起こる可能性があるので使わないようにとの注意書きがありました。あと3年で買い替えです。)
[ sharp ay-h22s ルーバー モーター ]で検索したら、ずらっと結果が並びました。

ここから絞り込みです。ポイントは、2つ。対応するかの確認+送料を含めた価格です。
商品の説明に、全く同じ品番は記載されていませんでしたが、AY-H22Sに近いものがあり、これだけでは多少不安ですが、最後まで読むと、本体の製造番号で対応するものだと確認できるものが2つ見つかりました。
《販売店A》

《販売店B》
ほぼ同じ価格でしたが、《販売店A》はYahoo店で、たまたま1000円引きのクーポンが使えることがわかったので、ここに決めました。
在庫があり発注時間が遅くなかったので翌日に届きました。


定価+宅配料金と考えると両方の業者ともに適正な価格設定がされていたと言えます。
🔸作業で遭遇した「壁」
ご注意:ここからの作業はサービスマンによる実施が想定されています。感電の危険や誤って壊してしまう可能性があります。実施にはこのことを理解した上で、電源を切り、感電防止の手袋を着用することが最低限必要です。
実際の取り付け作業で遭遇した「壁」が2つありました。上で紹介した作業動画では触れられていなかった、自分で解決方法を見つける必要のある手順です。
一つは、モーターから出るケーブルをたどると、基盤に到達する前に金属製のカバーがあったこと。
もう一つは、古いモーターのケーブルを基盤に繋ぐソケットのロックの外しかたが分からなかったこと、でした。
ですが、ここは修理が趣味の人間です。観察により克服できました。
🔸カバーの取り外し
プラスドライバーで外すネジは3本です。


3本のネジを外すと白いカバーが取れます。
…と書くと簡単なようですが、家電の分解でいつも苦労するのはプラスチック部品のツメはずしです。組み立てる時にはパチンパチンとはめていけばいいのですが、はずす時は薄いプラスチックの板などを使いながらこじるようにしてはずします。
この機種の場合、パーツの上下それぞれに3箇所の爪があり、本体とつながっていました。上側3箇所の爪を外し、手前に倒すと下側の爪が外しやすくなりました。
そうすると、羽を動かすモーターが見えます。2本のプラスネジで留められています。(下の写真をご覧ください。)このネジを外すとモーターが本体からはずれます。
モーターから上に伸びているケーブルが金属製のカバーの中に消えているのがわかります。これが第一の壁でした。

🔸第一の壁の克服
この金属製のカバーは上下にあるプラスチック製の留め具を折らないように広げることで外れました。



これでモーターから出ているケーブルが基盤につながるソケットがわかりました。

🔸第2の壁の克服
こういうソケットの形はいくつかのパターンがあります。
新しいモーターのソケットをよく見ると、ロックになる爪の位置と構造がわかりました。
次の写真の矢印の先を細いもので押しながら左右をつまんで引き上げると抜けました。

これで第2の壁も克服できました。
🔸動作確認
新しいモーターに入れ替えたら、蓋を閉める前に動作確認します。
電源ケーブルをコンセントにつなぐと…
…羽が閉まる方向に動いて止まりました。
デフォルトの位置を確認する動作のようです。
そして、リモコンで電源を入れ、冷房のボタンを押して、風向のボタンを押すと、ちゃんと動きます。停止ボタン2回を押すと定位置に戻って閉じるようになりました。
動作確認、OKでした!
カバーを掃除してから組みつけ直し、終了です。
🔸振り返り
きょうも、日曜大工的ハウスキーピングを楽しみました。
手順がわかってしまえば30分強で作業できます。
実は同時期に設置した畳数違いの同型機が7ヶ月遅れで羽が動かなくなったので、自分のnoteを参考に修理したのでした。
同じ症状が現れた方は多いようで、この前回の修理記事は現在2496ビューになっていて、私のnote記事の中では最多ビュー数を誇り?ます。

今回は写真を撮るのを忘れずに作業したので詳しい写真を追加しました。参考になれば幸いです。
しかし、こんな手間とリスクがあることを考えれば、材料費・出張費を合わせて2万円は理にかなっていると言えそうです。
🔸今回使用した工具
次の3つとゴム手袋です。
・標準型のプラスドライバー(一般的な太いサイズのものです)
・ニッパー(壊れた方のモーターのケーブルが他のケーブルとプラスチックのバンドで留められているのを切るのに使いました。)
・爪はずし(オレンジ色のものです。カバーをはずす際に留めている爪をはずすのに使いました。薄いプラスチックの板で代用できます。)

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