Photo by
ciliegie
パールが 私をバグらせた
桜の蕾も弾ける 卒業の季節
フォーマルを身に纏い鏡を見るたび
そこに写るのは私ではない
どこかで…見た記憶が…
岩柱 悲鳴嶼行冥 だ
フォーマルという名の 現代の迷信を塗り重ね
私は 違和感に絶望していた
首元が空いてることか?
違和感の正体は すぐに判明した
「パールのネックレス」だ
高身長の私が持つ 陽の圧と
パールの持つ淑やかな 隠の圧
それが重なった瞬間
数珠となって私を「鬼殺隊の最強の戦士」へと変貌させていたのだ
優しいパールも 凶器となることがある
ダイヤモンドにチェンジだ
付属のトップスも違和感がある
いつものタートルでは重すぎる
ブラウスを買いに走るか 思考はフル回転
そこで 引き出しの奥底から見つけた『黒のシアー』という原点回帰
肌を出すのではない 透かすのだ
ネイビーのパンツスーツに 黒のシアータートルを仕込む
物理的な服の重みを消し 影を纏う
これでダイヤモンドも映える
悲鳴嶼さんはとても魅力的なキャラだ
しかし自分がなりたいのは淑女だ
悲鳴嶼さんの「精神性」は心に深く刻みつつ
その物理的な 圧は封印
足元には ヒールではなく
磨き上げた黒のプレーントゥを配置する
トープのバッグで わずかな温度を添える
これが 骨格という迷宮から脱出したマタギの最適解
江戸のリスペクトを現代の素材で解釈する 粋でフォーマルな悲鳴じ…マタギの完成
私が使うのは 鬼殺隊の岩の呼吸ではない
荒波を凪のように潜り抜ける 卒対の母の呼吸
いざ 卒業式という名の華やかで厳かな式典へ
卒業 おめでとう!!
【マタギの脳内サバイバル】
フォーマルも自分スタイルで遊んでみる
「全集中 母の呼吸 壱ノ型 ハレ春の滝涙」
おっと そこで私が泣き崩れたら
再び悲鳴嶼カムバック だな
泣きすぎて滅!
