【パルワールド】10日目その17 賞金首の話
村長さんともう一人の話を聞いたので、少し離れたところにいた黒ずくめの人に話しかけることにしました。
村に来た時に高い見張り台みたいなところの上にもいましたが、こんな人があっちこっちにいるぐらいこの集落は危険なんだろうか。

何を言われるんだろうと思って話しかけたらこんなことです。
「腕に覚えがあるなら、賞金首を討伐してくれないか。」
「奴らは自警団でも手に負えない凶悪な犯罪者でね。」
「賞金首を討伐した証を持ってきてくれたら報酬を出すよ。」

つまり、この黒ずくめの人たちは、
「自警団」
のようです。なるほどね。
自警団さんが守ってる建物の中に背中を向けて座っている人がいたので、入って話しかけてみることにしました。
「賞金首について知りたい?」
「わけあって指名手配されている人たちのことで、」
「討伐すれば集落や街にいる自警団から報酬をもらえるよ。」

なんとなくうらぶれた感じで背中を向けているもので、もしかしたらこの人が賞金首として捕まって、ここで見張られてるのかなと思ったけど違いました。他にも色々と賞金首について教えてくれたんですが、賞金首にも色々種類があるようです。
「初心者狩りについて」

「最近この近くに、初心者を狩ることに」
「快感を覚える密猟団員が現れたみたい。」
「この辺りに不慣れなパルテイマーを襲っては」
「また待ち構えるの繰り返し。」
「今も村の近くの橋で待ち構えているようだから気を付けてね。」
まずはそんなことを教えてくれたんですが、少し気になったことが出てきました。
それは、
「襲ってきた密猟団やパル愛護団体信者を捕まえて
パル扱いしてるって知られたら、
どう思われるんだろう」
なんとなく自分も賞金首になりそうな嫌な予感がする……
「で、でもまあ、今のところそうじゃないみたいだし、続きを聞くか」
気を取り直して声をかけたら、次はこうでした。
「食い逃げ常習犯について」

「そいつはこの村でしょっちゅう食い逃げをしている厄介な奴だよ。」
「その手口はこう」
「飲食店で暴飲暴食した後、」
「「実は無銭飲食マニアです」ってお店の人に告白するんだって。」
「今日もお得意のミセン飲食を決めた後」
「向こうの尖った丘の上に逃げていったのを見たよ。」
あの、素直な感想を言いますが、よござんすね?
「そこまで分かってるんなら
無銭飲食を許さなければよくない?」
それからこうも思いました。
「顔も手口もばれてるんだから、
来たら捕まえればいいのに」
なんにしても、
「せこっ!」
もしかしたらですが、案外この集落の人は知ってて食べさせてるんじゃないかという気すらしてきました。
とりあえず気を取り直して最後の本格的な賞金首らしき奴について聞きます。
「バウンティハンターハンター」

「なんでも、賞金稼ぎを狩る賞金稼ぎみたい。」
「その手口がまた秀逸でね。まず、賞金首の情報をバラまくの。」
「でも実は、おとり用の偽情報。」
「それで、欲に目がくらんだ賞金稼ぎたちが群がってくる。」
「そこを待ってましたとばかりに、こいつが現れて賞金稼ぎたちを」
「一網打尽にするってわけ。」
「でもね、笑えるのは、この人自身にも賞金がかかってるってこと。」
「今も双騎士の大橋あたりで賞金稼ぎを待ち伏せしているみたい。」
呼ばれ方を聞いてかなり本格的な奴かなと思ったんですが、
「なんか、愉快犯みたいな奴じゃね?」
みたいに思いました。
それに賞金首を捕まえて欲しいとか言ってきてるのに、
「欲に目がくらんだ賞金稼ぎってないんじゃね?」
とも。
何にしても、本当に困ってるんだかなんだか分からないなと思いながら、一応話を聞かせてくれてありがとうと、お礼を言って立ち去ることにしました。

賞金稼ぎだの賞金首だのちょっとピリッとなるような情報を聞かせてもらえたのはよかったんですが、話を聞いたらちょっと半笑いになる部分もあったので、覚えていたら賞金首も見てこようと思います。
気になったのは、
「双騎士の大橋」
って、かっこいい名前がついてる橋です。どんな橋なんだろうなあ。
最後までご覧いただきありがとうございます。感謝感謝!
これを書いている私は、小説家の小椋夏己と申します。私の作品を読まれたあなた、
「なんだかこれ気になるな」
「こんなこと書いてるのか」
「作者はどんな人?」
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