真面目に楽しむということ〜娘から教わった生き方〜
卒業式よりもダンスバトル。8年越しの約束と熱海のミラーボール
離ればなれに暮らすようになってから、早いもので8年の月日が流れました。
先日は次女の大学の卒業式という、本来であれば親として万難を排して出席すべき晴れ舞台のはずでした。私も一年近く前から「この日だけは何があっても行くぞ」と固く心に誓い、スケジュールを死守していたのですが、数ヶ月前になって当の本人から「大学日本一を決める最後のダンスバトル大会と被ったから、卒業式には出ない」という、なんともロックな宣告を受けることになったのです。
その代わり、「どうしても最後のダンスの舞台を見てほしい」と頼まれまして、離れて暮らした8年間、彼女の頑張る姿を何一つ直接見てあげられなかったという親としての負い目もあり、年度末の目も回るような狂騒の只中ではありましたが、いそいそとダンスバトルの会場へと足を運ぶことにいたしました。
そもそも私という人間は、これまでの人生においてストリートダンスという横文字の文化とは全くの無縁で生きてまいりました。私の記憶にある「ダンス」と呼べる代物は、せいぜい30年ほど前、熱海の場末のカラオケボックスで「チューチュートレイン」からの「ベロリンキュー」という、今思えば致死量レベルでスベっている宴会芸を泥酔状態で披露し、あろうことか頭上で回転するミラーボールに強烈なヘディングをかまして流血の惨事となった、あの若気の至りくらいなものです。
そういえば、あの夜の私もまた、冷たく光る無機質なミラーボールを相手に、孤独で血生臭いバトルを繰り広げていたのだと、妙なノスタルジーに浸りながら会場へと向かいました笑
冷たい雨と元妻、そして顔の小さな彼氏との遭遇
そして迎えた今日、なんと最寄り駅で元妻と待ち合わせをするという、これまた30年ぶりくらいの謎のシチュエーションに見舞われました。
ここから先は
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
