【無料】見向きもされない東北人⁉︎
映画「サンセットサンライズ」を観て、まず真っ先に頭をよぎったのが「岩手出身の楡周平さんが原作ってだけで、どことなく同郷感をくすぐられるなあ」ということ。自分も同じ岩手県生まれなので、都会に対してビビりながらも「何だかんだ言って都会も大したことないんじゃないの?」と、ちょっと小馬鹿にするような微妙な感覚がめちゃくちゃわかるんです。
楡周平さんの小説は地方ビジネスやっている方は必読ですよ!岡崎語録も小説から頂いていものがあります!特にプラチナタウンは必読!
で、そんな“東北ならでは”の感覚をクドカン(宮藤官九郎)らしい笑いの味付けで描いているのがこの映画の魅力だと感じました。震災という重たいテーマが絡んではいるんだけど、ただ暗いだけじゃなくて、哀しみと切なさを抱えながらもクスっと笑わせてくれる場面が多い。まさに被災していなくても、人口が減っていく東北の過疎地に住む人たちの「なんか切ないけど、でも笑うしかないよね」感がスクリーンににじみ出てました。
それと、やっぱり触れずにはいられないのが井上真央さんの美しさ。個人的には、石田ゆり子さんに匹敵する透明感と品のある雰囲気だと認識しましたよ笑
この映画でも存在感が際立っていたなあ、と。彼女が演じるキャラクターを通して、震災後の東北の人々の心の揺れや“前を向かなきゃ”という気持ちが、穏やかだけどしっかり伝わってきました。
全体としては、東北の寂れていく町並みやそこに生きる人たちの“本音”にフォーカスしている一方で、クドカンらしい笑いのテンポで重さを和らげてくれるバランスの良さが印象的です。東北の自然や人柄ならではの雰囲気を満喫しながら、震災の記憶がもたらす痛みと再生の兆しを同時に感じられる作品。自分としては「結局東北っていいとこじゃん」と改めて思わせてもらえた、そんな映画でした。
