「お昼は,つばき茶屋で」能登半島地震後を生きる・№307(2026/08/06)
親戚一同が珠洲で過ごした日のこと。ちょうど鉢ヶ崎海水浴場へ向かう前の話。だから№306の数時間前のこと。
「お昼は,ちーちゃん(うちの娘)がバイトしていたつばき茶屋で食べたい。」
と,前日の夜に言い出す親戚一同。
まさか,夜7時過ぎに電話するわけにもいかず,翌日朝8時頃に予約の電話を入れる。電話に出たのは店長のさつきさん。〈ちーちゃんの親戚〉とは告げずに,9人の予約。急なお願いだったけれど,空いていてよかった。
宝立町の自宅からは,大谷峠を通ってつばき茶屋のある高屋に向かった。迂回する道さえ工事中で,交互通行の場所が数カ所ある。
旧道からは,大谷へ降りるための高架橋が見えているが,熊本地震で見た高速道路のように,大きな段差ができたままだ。地震から,すでに2年7ヶ月が経っているというのに。

隆起した海が見える海岸線(大谷町~高屋町)を20分ほど走り,木ノ浦峠のてっぺんにあるつばき茶屋に向かう。

10分ほど前に着いたので,展望台をブラブラしたり,玄関前にある太鼓を叩いたりしていた。

11時の開店に併せてお店に行くと,おばあちゃん・娘・孫グループに会った。現役時代たいへんお世話になった飯田町にあった枡田紙店の奥さんとそのお嬢さんとお子さんだった。こうして会うのは何年ぶりだろう。とても懐かしかった。
聞くところによると,「今では,自宅も倉庫も他人に譲ってしまい,珠洲市内には拠点がなくなった」と言っていた。宿泊を伴って珠洲に来るのはなかなか大変そうだ。
親戚たちは,美味しい料理を撮影し,舌鼓をうち,最後に美味しいジュースも飲んで満足していた。

最後,会計の時に「実は,ちーちゃんの親戚一同です。従姉妹たちです」とカミングアウトしたら,厨房にいたお母さんまでわざわざ出てきて,挨拶を交わした。
「娘(ちーちゃん)が来たら,また来ます」と告げて,鉢ヶ崎海水浴場へと向かったのであった。
めでたし,めでたし。

つばき茶屋で記念写真。親戚一同ー撮影者。わたしたちは入っていない。

珠洲人からのコマーシャル
天気がいい日の「つばき茶屋」は,本当に最高です。
予約がなくても入れますが,貸し切りなどもあるので,事前に問い合わせた方が無難です。
Instagramがあるので,そこから――。
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