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良運の方程式 第56話

去る8月24日、京セラやKDDIの創業者として有名な実業家、稲盛和夫氏が90年の人生に別れを告げ逝去されました。「幸運の鍵」でも、彼の名言の数々をご紹介させて頂きました。感謝と心からの追悼の意を込めて、今日は故•稲盛和夫氏の生涯と名言の数々をご紹介させて頂きたいと思います。

①稲盛和夫氏の来歴

稲盛和夫は、1932(昭和7)年、鹿児島県鹿児島市に7人兄弟の次男として生まれます。父の畩市は「稲盛調進堂」という名で印刷工場を経営していました。西田尋常高等小学校(現•鹿児島市立西田小学校)、旧制•私立鹿児島中学校(現•鹿児島高等学校)、新制•鹿児島市高等学校(現•市立鹿児島玉龍高等学校)を卒業。その後、鹿児島県立大学(現•鹿児島大学)の工学部応用化学科で、有機化学を専攻します。卒業後は、碍子メーカーである松風工業に入社するも3年で退社。1959(昭和34)年、松風工業の社員8人で京都セラミツク(現•京セラ)を設立。1966(昭和41)年、同社社長に就任。1984(昭和59)年、通信事業の自由化に際し、京セラの資金を投入し第二電電 (DDI)を設立。後にケイディディや日本移動通信と合併し、今日のKDDIとなります。2009(平成21)年、ワールド•アントレプレナーシップ•フォーラムにおいて、世界起業家賞を受賞。2010(平成22)年2月、日本航空会長に無報酬で就任。「JALフィロソフィ」の策定など積極的な社員の意識改革に取り組み、全従業員の3分の1にあたる1万6千人のリストラを断行して、着任の翌期には営業利益1800億円の高収益企業に生まれ変わらせることに成功、赤字続きだった日本航空を3年足らずで再上場させました。
2022(令和4)年8月24日(水)午前8時25分、老衰のため、京都市伏見区の自宅で死去。享年90歳でした。

②稲盛和夫の名言 その1

「世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめた時が失敗である」

何事も諦めずにチャレンジし続けた稲盛和夫の人生そのものですね。

③稲盛和夫の名言 その2

「今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる」

未来を拓くのは努力のみ!努力は決して裏切らない…との信念が感じられる言葉です。

④稲盛和夫の名言 その3

「瞬間、瞬間を完全燃焼すること。その点の連続が未来につながる」

今、この瞬間を大切に精一杯取り組むことが未来を拓くことだと説いています。

⑤稲盛和夫の名言 その4

「常に明るさを失わず努力する人には、神はちゃんと未来を準備してくれます」

プラス思考のもとに、成功も幸せも集まって来るとの信念をよく表しています!

⑥稲盛和夫の名言 その5

「感謝の心が幸福の呼び水なら、素直な心は進歩の親であるかもしれません」

幸福は感謝する人に訪れ、進歩は素直な人に訪れる…真理の言葉ですね。

⑦稲盛和夫の名言 その6

「安易に近道を選ばず、一歩一歩、一日一日を懸命、真剣、地道に積み重ねていく。夢を現実に変え、思いを成就させるのは、そういう非凡なる凡人なのです」

目先の利益や楽な道を選ばず、毎日コツコツと努力を積み重ねる「非凡なる凡人」こそが願いを成就できる…とても深い言葉です。

⑧稲盛和夫の名言 その7

「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する…ことが物事を成就させ、思いを現実に変えるのに必要なのです」

私が「幸運の鍵」で度々言っている、「準備は悲観的に、行動は楽観的に」…と同じ考え方です。しっかり準備をしたなら、失敗を恐れず勇気を振り絞って実行することが大切ですね。

⑨稲盛和夫の名言 その8

「物事をあるがままに見て、さらに自己犠牲を払ってでも成し遂げようという心構えができていれば、結局は克服できない問題などないのです」

自己犠牲をもいとわない強い思いが、困難を乗り越える基本になりますね!ブレない信念を持ちたいものです。

⑩稲盛和夫の名言 その9

「人生とは、自分自身が脚本を書き、主役を演じるドラマだ。どのようなドラマを描くかは自分次第であり、心や考え方を高めることによって、運命を変えることができる」

周囲に流されず、境遇のせいにせず、自分というものをしっかり持った人間は、運命さえも変え得るものです。

⑪稲盛和夫の名言 その10

「私たちは決して苦痛や悩みから解放されることはありません。しかし最悪の場合さえも明るさを失わず、明日に希望をも持つように努力することは出来るのです」

人生とは死ぬまで試練の連続です。でも死ぬまで負けてはいられないのです。笑顔と希望を忘れないで、前向きに生き抜きたいものです。

⑫稲盛和夫の名言 その11

「人間の進歩の元は素直であるかないかで決まる。自分の非を認めて学ぶ素直な心がないと人間の進歩はない」

非は素直に認め、しっかり反省し、失敗を糧にしてまた努力する姿勢が、人を進歩させるものです!

⑬稲盛和夫の名言 その12

「才能を自分のものにするのは、神の摂理に反する。与えられた才能は社会の為に使わなければならない」

「利己主義」を廃し、「利他の精神」こそが人の道であり、神の摂理であるとの信念が語られた言葉です!

⑭稲盛和夫の名言 その13

「誰もが、宇宙のため地球のために必要だから生まれてきた。世のため人のためにあなたの存在が必要だった。従って世のため人のために尽くすのが人生の目的なんだ。才能を私物化してはいけない」

この言葉も同様に、人の道を「世のため人のため」に尽くすことが説かれています。稲盛和夫の一貫した信念です。

⑮稲盛和夫の名言 その14

「すべて人生は心に描いた通りになる。どのような厳しい状況に置かれようと、否定的なことを心に浮かべるべきではない。まじめに前向きに努力していけば決して悪いことがあろうはずがないと確信して、常に堂々と明るく進まなければならない」

人生はまず善い思いから始めなければいけません。善い思いが善い行いに繋がって、それがブレない信念になった時、人は思い描いた幸福を手にするのです。

⑫まとめ

稲盛和夫は、生涯前向きな姿勢で努力を怠らない人でした。そして、物事に取り組む際は、利己的な「私心」がないか、常に自らを律する人でもありました。DDI(第二電電)を設立し、電気通信事業へ参入する際、自身の動機に利己的な心、「私心」がないかと、半年間にわたり自問しています。動機が善であり、実行過程が善であれば、結果は問う必要はない、必ず成功するという信念が、次の言葉に表れています。
「動機善なりや、私心なかりしか」

⑬最後に

私事ですが、20数年前、企業の教育プログラムの一環として米国研修を経験しました。その時、メキシコ•ティファナにある京セラの工場を見学しています。今回の逝去の報に際し、過去の経験を懐かしく思い出した次第です。改めて、故•稲盛和夫様のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。合掌。

今日も読んで下さり、ありがとうございます。皆さんがたくさんの「良運」に囲まれて幸せな毎日を送れますよう、心より祈念致します!




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小笠原正典 数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!