At the "Golden Circle" Vol. 1。かっこ良すぎだろ。
65年、ストックホルムの冬。ピアノという「和音の羅針盤」を投げ捨てたトリオが鳴らしたのは、ただひたすらに自由で、剥き出しの旋律の乱舞だった。
Ornette Colemanの金字塔「At the "Golden Circle" Vol. 1」。
David Izenzonの震えるような弓弾きベースと、Charles Moffettの空間を叩き割るドラム。それらが火花を散らしながら、一筋縄ではいかないエモーションを描き出す。ここにあるのは、予定調和を拒絶した魂の対話だ。
「Faces and Places」の疾走に身を任せれば、音楽が未知の領域へ踏み出す瞬間の、あのゾクゾクするような震えが蘇る。
ただこの音に耳を澄ませる。それだけでいい。
