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アンダルシアに憧れて

「アンダルシアに憧れて」が、SpotifyやApple Musicにない。CDRを持っていればいいけれど、今となっては曲に辿り着くのにも一苦労する。THE BLUE HEARTSもそうだが、やっぱり配信で出してほしい。誰もが気軽にアクセスできる環境になれば、もっと多くの人に届くはず。

久々に聴いて確信したのは、これがBob Dylanだったということ。それも*Rolling Thunder Revue*期のディラン。彼がナンパして連れてきたというバイオリニスト、Scarlet Riveraとギターの組み合わせ。あのアンサンブルの質感が真島昌利の芸風に完璧にハマっていて、これほどの傑作になった。

リリース当時は、これがBob Dylanと繋がっているなんて思いもしなかった。まだ中高生だったし、近藤真彦のカバーの印象も強かったから。当時の自分にとってディランといえば初期のイメージしかなかったし、まさかこの曲のルーツがそこにあるなんて、想像もしていなかった。

今更ながらにディランを感じて、改めてかっこいいと。メッセージも強く伝わってくるし、永野が言っていた通り、あのキザを地で行く感じ。昭和の日本映画のような佇まいが、たまらなく渋い。
アルバム『Raw Life』をまた聴き返したい気もするけれど、案外、この曲だけをリピートしているのが一番幸せなのかもしれない。

THE BLUE HEARTSに関しても、たまにラジオでふとかかるくらいが一番いい距離感だ。去年『Music Magazine』の特集を機にアルバムをいくつか買い直したけれど、一枚通して聴くほど心酔しているわけではないと気づいた。

結局、シングル曲やヒット曲、あのバンドサウンドの格好良さが好きなんだと思う。自分は純然たるパンク好きではないのかもしれない。ただ、パンクは感情が剥き出しで、メロディが良い曲はどこまでも響く。

Bob Dylanにも初期衝動だけで突っ走るパンク的なニュアンスがある。そのマインドがマーシーやTHE BLUE HEARTSと深く共鳴しているのだと、今回「アンダルシアに憧れて」を聴き直して改めて思い知らされた。

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