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本当にあったカメが噛まれた話

雑草が徐々に活動量を増している。昨年は草刈りで大変な目にあった事を思い出した。

雑草の勢いがピークに達する夏場は、2週間に1回くらいのペースで刈らないとあっという間にジャングル化する。

2反ほどの面積で斜面なので、丁寧に刈ると草刈りだけで2日掛かる。日差しもきつく、午後3時くらいになると気持ち悪くなる。軽く日射病だ。

この頃になると、春の味覚と喜んでいたわらびも立派なシダになる。そしてシダには厄介なヤツが居る。

草刈りの翌日だったと思う。用を足しにトイレに入り、ふと目をやる。

「あれっ?こんなところにホクロなんてあったか?」

もともとホクロは多いし、年齢的にも増えることもあるだろう。その時はそれほど気にも留めなかった。だが翌朝、少し大きくなっているような気がする。さらに翌朝、間違いなく肥大している。進行性の腫瘍だろうか。心配になってきた。

妻に相談しようかと考えたが、性病を疑われたらたまったものではない。誓って断言するが、そんな容疑をかけられるような事は一切ない。もう少し様子をみることにした。

その間も不安が何度も頭をよぎったが、数時間後ついに痛みが襲ってきた。ズキズキというか、トクントクンと脈打つような痛みだ。慌ててトイレに駆け込み確認する。

「・・・!?」

なんと、🐢さんのちょうど眉間の辺りに、肥大したホクロが鎮座している。それはまるで、在りし日の千昌夫さんを彷彿させる。いや、大きさで言ったら、度々故人を出して申し訳ないが、渥美清さんではないか。

私の体は一体どうなってしまうのか。痛みの原因がこのホクロであることは間違い無い。なんと表現していいか分からないが、グレーにほんの少しモスグリーンを混ぜたような色だ。

「ん?」

私は過去に見たことがある。犬や猫の体に同じようなものを・・・。その時、すべてが繋がった。

次回 ホクロの正体ともう一つの気がかり・・・

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