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ラジャダムヌン女子フライ級王者、マリー・ルーメットが語る10年、初防衛にも成功~2026年5月2日のRWS

5月2日にバンコクのラジャダムヌンスタジアムで開催されたRWS(ラジャダムヌン・ワールドシリーズ)では、メインイベントにて、同スタジアム認定女子フライ級タイトルマッチが行われ、チャンピオンのマリー・ルーメット(エストニア)が登場、ジッティ・マーノップムエタイジムを下し初防衛に成功した。

ラジャダムヌンスタジアムでは、バンタム級、ミニマム級に次ぐ、3つ目の女子王座として、今年からフライ級王座を新設、2月に1位のマリー・ルーメットと2位のザイダニア・ルークサイゴンディンで初代王座決定戦を行い、マリーはこれに勝利していた。

今回はマリーの初防衛戦と、その直前にRWSにより公開されたマリーの一人語り型式のインタビューを紹介していきたい。

エストニア出身のマリーは”スノーレパード”のニックネームを持つ26歳、戦績はこれまで48勝14敗、2017年から活動拠点をタイに移し、2020年から2023年にかけてはONEチャンピオンシップに参戦した。ONEでは2勝3敗の戦績を残している。昨年2月にはバーバラ・アギーラとのラジャダムヌンスタジアム認定女子バンタム級王座決定戦に挑んだが、判定負け。2度目の挑戦でラジャ王者となった。




ラジャ王者、マリー・ルーメットが語るムエタイと共に歩んだ10年


「マリーの人生、ムエタイ以外には何もありません」とのインタビュー題名

🥊10年掛けて、ようやくラジャダムヌンの王座を掴んだ。


ラジャダムヌンのチャンピオンになったことは私(マリー)にとってはとても重要なことです。エストニアでムエタイを始めてから、今まで10年かかりました。

色々と有名な選手と対戦してきましたが、(チャンピオンベルトなど)何もありませんでした。10年間毎日、やれるだけの練習を続けてきました。だからこそチャンピオンになれたと思います。

ザイダニア、ソムラッサミー、バーバラ、アイダ、ガムライペットと、強豪を下してきた。

10年間、ムエタイをしていただけなので、私の人生にはムエタイ以外には何もありません。ムエタイは私にとってもとても重要です。ムエタイをしていなければ、こうやってタイに移住することもなかったでしょう。ムエタイを始めたことが、人生の岐路となったのです。

🥊エストニアでムエタイを始める


私がムエタイを始めた頃は、、小さなジムで1日4、5人が練習に訪れるだけ。私と友達の2人のこともありました。エストニアは小さい国で、人口は130万人しかいません。女性のムエタイ選手は少ないです。

ムエタイを始めた時に、もっと上手になれると自信がありました。それまでは、何を喋るでも一人でどこに行くのでも怖がらない子どもでした。

とりあえず2か月ほどやってみることにしました。でも、その間に4回も試合をすることになりました。

両親は、娘がファイトマネーを得てきたということで、私に一度タイに行く機会をくれました。始めは試してみるだけだったのです。

🥊タイ修行へ


タイに到着して、ムエタイから、気候から食事から、この国の何もかもを好きになりました。最初の2か月はプーケットにいて練習していました。それから一度エストニアに帰って、タイの色々なジムにメールを送りました。私のような選手は興味ありますか、練習できますかと。

そしてチェンマイのジムがスポンサーになってくれると、連絡がありました。まず1か月見てみたいと。それでチェンマイに住むようになったのです。2017年から2021、2022年間までですね。

🥊流ちょうなタイ語は


タイ語はプーケットにいた時に、ジムで教えてもらい、自分で文字の勉強などを始めました。勉強するのはタイの標準語ですけど、住んでいたのはチェンマイなので、実際に喋ると(北部の言葉は)大分、違っていました。何を喋っているんだと(笑)何を言ってるんですか?と尋ねているうちに、北部の言葉も慣れました。※インタビュー終り

タイ人が喋っているようにも聞こえる、マリーのタイ語

マリー・ルーメットが明かす、完璧なタイ語を話す秘訣


控室で試合を待つマリー(5月2日)

RWSのSNSで、マリーがタイ語を習得したコツを語っていたので、その記事を紹介したい~ YouTubeで9年間独学し、ネイティブのような発音を習得した秘訣を公開

愛らしい顔立ちで「雪豹(スノーレパード)」の異名を持つエストニア人ボクサー、マリー・ルーメットが、タイ語学習の道のりを明かし、ソーシャルメディアやムエタイファンの間で大きな話題を呼んだ。彼女の驚くほどクリアで自然な発音は、多くの人々を驚かせた。

マリーは、タイに9年間住んでいた間、正式な語学学校には通わず、観察と独学でタイ語を習得したと明かした。彼女のシンプルな秘訣は以下の通り。

• 最初の先生はYouTube:マリーはYouTubeの動画を見て、タイ語の発音を学んだ。

• 語彙ノート:日常生活で出会った新しい単語を書き留め、記憶するためのノートを愛用している。

• シャドーイング:聞き取り、すぐに繰り返すことで、単語のリズムとイントネーションに慣れる。

しかし、ムエタイファンから見れば完璧なタイ語を10点満点で話すマリーだが…本人は謙虚に、もし自己評価をするなら60~70%程度だと認めている。というのも、読み書きが難しい専門用語や公文書、そして時々理解できないタイの深いジョークなどがネックになっている。

日常会話なら、できる限りタイ語を学び、コミュニケーションを取ろうと努力しています。でも、書類や公用語となると、まだまだ勉強が必要です」と、マリーは笑顔で語った。

現在、マリー・ルメットは世界中のムエタイファンから注目される実力派ムエタイ選手であるだけでなく、タイの人々からも愛される存在となっている。彼女の親しみやすい性格と、タイ語を通してタイ文化を学ぼうとする努力、そして少し北タイ語を話せるようになったことは、ファンに大きな感銘を与えている。

5月2日の初防衛戦(RWS)


5月2日のRWSで行われた初防衛戦の相手、ジッティは、元女子バンタム級王者のソムラッサミーの同じ、チェンマイのマーノップムエタイジムで練習する23歳、通算戦績は50勝10敗1分、元々バンタム級4位にランクされていたが、この試合の前にフライ級に転向し、フライ級5位とされている。

マリーとソムラッサミーは過去2度対戦し、1勝1敗。現在、ソムラッサミーは女子バンタム級2位にランキングされている。

2分5ラウンドで行われたこの試合、初回からマリーが首相撲からのヒザ攻撃でジッティからポイントをピックアップしていく。ジッティも時折、遠い距離からストレート、ミドルキックを放つもマリーにダメージを与えられず、再び首相撲の展開となる。結局、5ラウンド判定決着となったが、ジャッジ3者共にマリーに50‐45を付けた。この試合でマリーは25万バーツのファイトボーナスも獲得した。

マリーとジッティ
5ラウンドを通じて、マリーが優勢

↑ ↑ 5月2日の初防衛戦動画

Pictures from RWS(Facebook and Youtube). 写真はRWSの公式FacebookとYoutubeより。


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