#0239 【国旗の話】5/22イギリスのナショナルデーに寄せて──ユニオンジャックと「太白」の桜
こんにちは!国旗アンバサダーの釧路人おだわらです!
2025年5月22日は、大阪・関西万博におけるイギリスのナショナルデー。
世界で最も目にする国旗の一つ「ユニオンジャック」ですが、実は正しい上下があることをご存じでしょうか?
クイズ:ユニオンジャック、どっちが正しい?


「上下対称に見えるユニオンジャックに正解なんてあるの?」
そう思った方は多いはず。でも実は、非対称デザインなんです。
斜め十字の白と赤の重なり方で正誤が決まり、
「赤い斜め線の下にくる白帯が太い方が下」=正解はB。
1975年にエリザベス女王が来日された際、掲揚ミスで逆さに掲げられたことが報道されたエピソードもあります。
気を付けなければなりませんね!
歴史を重ねた旗のデザイン
現在のユニオンジャックは、以下の3つの旗を組み合わせてできています。
• イングランド(聖ジョージ十字)
• スコットランド(聖アンドリュー十字)
• アイルランド(聖パトリック十字)
これを重ね合わせることで、「連合王国(United Kingdom)」という政治構造を視覚化したものが、ユニオンジャックです。
なお、ウェールズの聖人(聖ダビデ)の要素は含まれていません。

見慣れているのに複雑!
半蔵門の英国式庭園に咲く「太白の桜」
国旗の話だけではありません。
2015年、ウィリアム王子が来日した際に植樹されたのが、“太白(たいはく)”と呼ばれる珍しい白い桜です。
これは英国の植物学者コリングウッド・イングラム氏が、日本で絶滅しかけていた太白桜の絵を基にイギリスで保存・繁殖し、
それが逆輸入されて日本に戻ってきたという、奇跡のような日英往復ストーリーがあります。
そしてその桜が今、英国から日本に返還された旧駐日英国大使館宿舎の跡地を整備した英国式庭園の中に咲いています。
この庭園は、現在一般公開され、誰でも立ち入ることができる貴重な場所となっています。



まさに、国旗だけでなく花を通しても続く日英の絆。
ユニオンジャックの下、静かに咲く“太白”は、その象徴と言えるかもしれません。
ピーターラビットがイギリスパビリオンに!
大阪・関西万博でも、イギリスは大型パビリオンを出展します。
いろいろと物議をかましたイギリスパビリオンですが、今日はピーターラビットがやってくるそうです!
旗から読み解く国の物語
見慣れたユニオンジャック。
でもそこには、連合王国という政治的統合と、花を介して築かれた外交の歴史が織り込まれています。
私たちは今、国旗を通して「国そのもの」だけでなく、その国の物語にも触れることができるのです。
ユニオンジャックを見上げたとき、
その背後にある歴史と希望を、少しだけ感じてもらえたら嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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