ピザにタバスコは日本だけ?150年続く元祖チリソースの作り方と秘密
この記事で伝えたい3つのこと
✅タバスコはホットソースの元祖的存在
✅『ピザ・パスタにタバスコ』は日本だけ
✅タバスコの可能性は無限大!
はじめに 時々タバスコが恋しくなりませんか?
ピザやパスタを食べるとき、つい手を伸ばしてしまう赤い小瓶のアイツ。
そう、タバスコです。

"他にも辛いソースはあるのに、なぜタバスコじゃないと満足できないんだろう?"
ってことないですか?
筆者(おくりばんと)は、特別辛党ってわけではないのですが、無性に懐かしくなることがあります。
辛いソースは数あれど、あの風味は独特ですよね
気になって調べてみたら、実は150年以上変わらない伝統製法によって生まれていることがわかりました。
そこで今回は、タバスコのちょっとした豆知識をもとに、僕なりのタバスコ愛をお伝えします。
辛いものが苦手な人も、久しくタバスコから遠ざかっていた人も、良かったらぜひ読んでみてください。
1. タバスコって何が特別なの?
タバスコは、アメリカ・ルイジアナ州エイブリー島で生まれたチリソース。原料は驚くほどシンプルで、タバスコペッパー、ビネガー、塩だけ。
他のチリソースと比べてみると、主に3つの特徴が浮かび上がります。
①原料のこだわり
タバスコペッパーという特別な唐辛子のみを使用しています。
タバスコペッパーとは、メキシコ原産のキダチトウガラシの一種で、タバスコソースの主な原材料として使われる唐辛子の品種です。

②製法の違い
タバスコは、赤唐辛子をすりつぶして塩と混ぜた「ペッパーマッシュ」を、ホワイトオークの樽(白樫樽)で3年間熟成させることで作られています。
この熟成過程はウイスキーの熟成と非常によく似ていますね。
樽の中でゆっくりと発酵・熟成が行われることで、タバスコ特有の豊かな風味が生まれるのです。
③ サラサラしたソース
タバスコは、他のチリペッパーソースと比べてサラサラしていると思いませんか?
実は、原材料が「タバスコペッパー(唐辛子)、ビネガー(穀物酢)、岩塩」の3つだけというところに秘密があるんです。
保存料や着色料などを使わずに作られていることと、酢を加えて辛さを抑えつつ液体の流動性を高めているから、サラサラになるんです。
熟成の過程で発酵し、濃厚さよりもすっきりとした酸味と辛さのバランスが特徴で、これがソースをさらりとした仕上がりにしています。
2 タバスコの歴史 日本だけのピザ文化とそのルーツ
①タバスコの産みの親 エドモンドさん
エドモンド・マキルヘニー(Edmund McIlhenny, 1815年 - 1890年)は、アメリカの銀行家であり経営者でした。

彼は美食家で、が生牡蠣などの料理に合う辛味調味料を求めて自宅で唐辛子の栽培を始めたそうです。
自分でソースの開発を進めて、1868年にタバスコソースを完成させました。
当初の名前は異なったそうですが、商品化の際には唐辛子の原産であるメキシコのタバスコ州から「タバスコ」と命名したそうです
(それ以上の詳細は不明だそうです)
1870年には製造特許も取得し、息子たちと探検家の活躍でマキルヘニー社は拡大し、世界的に有名なブランドとなりました。
②日本に伝わったのは?
日本には第二次世界大戦後にアメリカ軍を通じて紹介されました。
タバスコで有名なのは、アントニオ猪木さんですよね。
1970年代に猪木さんが経営していた貿易会社「アントン・トレーディング」がマキルヘニー社(タバスコの製造元)と販売契約を結んだそうです。
猪木さんがアメリカやメキシコでタバスコと出会って衝撃を受けたそうですね。

キャンペーンポスターになった時代もあったそうです
猪木さんが元祖というわけではないそうですが、猪木さんが日本でのタバスコの普及に大きく貢献したことは間違いありません。
猪木さんの事業活動や彼が開いた「アントニオ猪木酒場」でタバスコを使ったカクテルが人気となるなど、彼の影響で日本国内での認知度が飛躍的に高まり、今日に至ります。
③ピザにパスタ タバスコをかけるのは日本だけ
そして面白いのは、日本の喫茶店やレストランではパスタと一緒にタバスコが当たり前のように出てくること。

これって日本だけなんです。
タバスコ発祥のアメリカでも、タバスコをかけるのは、ステーキや生牡蠣だけ。
もちろんイタリアには、そもそもタバスコを料理にかけることすら一般的ではありません。
ファミレスなどで必ず登場するタバスコ。
ピザやパスタにかけることが当たり前と思っていましたが、どうやら日本独特の文化のようです。
タバスコ使用の広がりは、先に挙げたアントニオ猪木さんがキャンペーンしたことをきっかけにして、1970年代から飲食店に広がったという説が有力ですが、ハッキリしたことはわかりません。
3. タバスコの新たな楽しみ方
日本ではピザやパスタが定番ですが、世界ではもっと多彩な使い方がされています。
・カキに数滴 (ルイジアナでは定番)
・ステーキやハンバーガーのアクセント
(ちょっといいハンバーガー屋さんに小袋のタバスコがついてくることもありますね)
・カクテル「ブラッディ・マリー」辛味付け
そして、僕がオススメするタバスコの使い方は、『納豆』です!
タバスコ好きにはぜひ試してほしい食べ方。
ちょっとした酸味と辛味が納豆によく合います。
発酵しているもの同士だからか相性がいいのです。
納豆✖️キムチ
は定番になりつつありますが、この組み合わせが好きな人にはぜひ試してもらいたい、ちょっと大人味のアレンジです。
これで、家のタバスコ瓶の出番が一気に増えるはずです。
まとめ タバスコの可能性は無限大
いかがでしたか?
タバスコは、ピザやパスタだけではない、さまざまなバリエーションがありませんか?

僕は、タバスコを「料理の魔法スイッチ」だと思っています。
ちょっとかけるだけで、辛味と酸味がからみ合って、料理の味を引き立てます。
今回調べてみてわかったことは、タバスコは、ただの辛味調味料ではないということです。
150年の歴史と情熱が詰まった一瓶だからこそ、私たちの食卓に長く愛され続けているのだと思いました。
そして、今やタバスコにはさまざまなバリエーションがあります。
辛さや酸味も種類が豊富ですので、興味のある人はぜひお試しください。
今回は、タバスコについてご紹介しました。
僕個人としても愛してやまないタバスコに、少しでも興味をもってくれたらうれしいです。
これからも、ちょっと気になることをブログにしていきます。
次回をお楽しみに✨
