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Wしょうこが尊すぎた夜──ドッキリGPで、今更ながら推せそうだと思った話

放送から数日遅れて、TVerでドッキリGPを見た。 ターゲットは、はいだしょうこさんと相田翔子さんの「Wしょうこ」コンビ。 これが、想像をはるかに超えて、尊い時間だった。

正直に書くと、これまでは二人のことを「優しそうな人たちだな」くらいの距離感で見ていた。けれど今回の放送を追っているうちに、気づけば私は完全に二人の挙動を目で追っていて、「これは推せそうだ」と素直に思っていた。今更ながらの感想だけど、書き残しておきたくなった。

静岡・東伊豆で何が起きていたのか

今回のドッキリは、二人を「UFOを目撃したという町民にインタビューしてほしい」と静岡県・東伊豆町に連れ出す大仕掛けだった。ロケが進むほど不可解なトラブルが続き、Wしょうこの二人は宇宙人の存在をすっかり信じ込んでしまう。

ネタばらしの瞬間、爆発したはずの「こりん星」から、りんごももか姫として小倉優子さんが登場。手下の宇宙人たちと一緒に「恋のシュビドゥバ」を熱唱し始める。

ここで相田翔子さんが思わず漏らした「無駄におおがかり…」が、もう良かった。さんざんパニックに付き合わされた人が、最後に呆れと愛嬌の入り混じった声でぼそりと言う、あの絶妙な反応だ。

そして、はいだしょうこさん。真顔のまま「コレ仕事として受けたの?」「ゆうこりん、アレ、クチパクだった?」と次々ツッコミを入れていく。番組終わりに相田さんが自身のブログで「大仕掛けで本当にパニックでした」「冷静に観ると怪しい場面が多々あって笑いました ツッコミどころ満載ですね」「ラストでまさかのゆうこりんも可愛かった」とつづっていたのも、後から読んでまた良かった。被害者側があとから自分の出演をちゃんと面白がっている、というその素直さがいい。

「汚いところが映らない笑い」が、ちゃんと成立していた

書きながら気づいたんだけど、今回私がいちばん惹かれたのは、たぶんここだ。

ドッキリ番組というのは、構造的に「追い込まれた人の汚い部分が、つい出てしまう」瞬間を撮るためのフォーマットだったりする。怒り、苛立ち、本性の漏れ──そういう一瞬が、笑いの肝になることも多い。

でも、Wしょうこの二人を見ていて、それがほとんど画面に出てこなかった。あれだけパニックに巻き込まれて、最後にあれだけ大げさなネタ明かしを受けてもなお、残っていたのは終始「人の優しさ」だった。これは、なかなかすごいことだと思う。

追い込まれても、誰かを責める方向に振れない。慌てても、矛先を他人に向けない。はいださんの真顔ツッコミも、仕掛けた側に向けつつ、どこか相手を立てるトーンに聞こえる。相田さんの「無駄におおがかり…」も、呆れの中に愛嬌が混じっている。

仕掛けた側の小倉優子さんもまた、被害者側を笑い物にする位置には立っていなくて、自分が一番大げさにやり切ることで場を引き受けていた。

ふたりが純粋に怖がり、純粋に呆れて、純粋に笑う。それだけのことなのに、見ていてやけに気持ち良かったのは、たぶん「汚いものが映らない笑い」がちゃんと成立していたからなんだと思う。

ネットの空気も、だいたい同じだったらしい

放送後にネット上の反応を少しのぞいてみたら、自分の感想とほぼ重なっていた。

「Wしょうこドッキリが想像を絶する面白さ」「今日のドッキリGP神回だろ」「宇宙人襲来のパニックが絶妙すぎてお腹痛い」──このあたりの声が並んでいた。「神回」という言葉は強いので、私はそこまでは断定しないけれど、少なくとも「土曜の夜にこれを見られたのは良い時間だった」と思った人が、そこそこの数いたらしいことは伝わってきた。

少し前のオフショット投稿でも、「姉妹のよう」「最強コンビ」「いつまでも可愛らしい」といったコメントが集まっていたみたいで、もともとファンには「尊いコンビ」として定着している組み合わせだったらしい。私が遅れて気づいただけだったようだ。

一文字違いで、10年以上の付き合いらしい

二人は「あいだしょうこ」と「はいだしょうこ」、たった一文字違い。歌番組で初めて出会って、知り合って10年以上になるそうだ。年齢は9歳差で、お互いを「しょーちゃん」「しょうちゃん」と呼び合っているらしい。仕事だけでなくプライベートでも仲がいいことを、はいださんが以前インスタで丁寧な言葉でつづっていた。

経歴を改めて並べてみると、相田さんはWinkでデビューしてからずっと第一線にいる人で、はいださんは宝塚出身を経て歌のおねえさんを5年務めたキャリア。世代もキャラも辿ってきた道もそれぞれ違うのに、並ぶと不思議としっくりくる。

ベテラン同士が、上下なく、競わず、ただ面白がりながら一緒にいる。そんな空気感のコンビが、いま地上波でちゃんと枠を持っているのは、思いのほか貴重なことなのかもしれない。

こういうチームに、もっと出てきてほしい

私はもともと、地上波のテレビを熱心に追いかけてきた人間ではない。それでも、TVerが当たり前にある暮らしになってから、気になった番組の回をあとから開いてみる、ということが少しずつ増えてきた。これまで触れてこなかった世界に、後追いでも手が届くようになる感覚があって、テレビもいいもんだな、と思う夜がある。

今回のWしょうこのドッキリも、そういう「数日遅れでたどり着いた良い時間」のひとつだった。過激でも、毒舌でもなく、ただ二人の佇まいで安心して笑える。こういうチームが、もっとテレビに出てきてくれたら嬉しいなと思う。

ドッキリGPがきっかけで、今更ながら、私はWしょうこを推せそうな気がしている。 次に画面で見かける夜を、わりと本気で楽しみにしています。


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