器が変わる前に起きていること~ステージアップ~
ごあいさつ
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先日のこと。4月並みにとても温かい日だったので、観葉植物の一つを植え替えた。
鉢からそっと取り出してみると、根は思った以上にびっしりと張り巡らされていた。
外からは見えないけれど、確実に内側では成長が進んでいたのだ。
今の鉢では、もう窮屈だったのだろう。
葉を少し整え、新しい土を入れ、ひとまわり大きな器へ移す。
植え替えが終わっても、植物は何も語らない。
けれど、その姿はどこか軽やかに見えた。
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仕事においても、同じことが起きている。
役職や役割といった、いわゆる「器」は、ある日突然与えられるようにも見える。
けれど実際には、
その前に必ず“根を張る時間”がある。
目立たない努力。
誰も気づかない工夫。
地味だけれど積み重ねてきた日々。
それらが十分に広がったとき、
茎も太くなり、葉は豊かになる。
それは、次のステージに進む準備が整ったという、サインなのだと思う。
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器が大きくなるということは、
単に肩書きが変わることではない。
新しい土に根を伸ばす勇気を持つこと。
環境の変化を受け入れる柔らかさを持つこと。
そして、周囲という土壌との関係を大切にすること。
根は、自分の努力。
土は、組織や仲間との関係。
葉は、成果や評価。
どれか1つが欠けても、植物は育たない。
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かつて、妻との会話から、私はこのことに気づいた。
いつも「与えられた器にふさわしくなること」ばかりを考えていたけれど、
本当はその前に、
見えないところで根を伸ばしている時間がある。
その時間を、焦らず、誠実に生きること。
自分を生かす器は、取りにいくものではなく、
育った根に合わせて自然と用意されるものなのかもしれない。
次に植え替えるのは、植物か。
それとも自分自身か。
そんなことを考えた温かい朝だった。
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お時間をいただきありがとうございました。
皆様からお寄せいただくコメントが、
大きな励みと学びになっています。
