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いまを肯定する映画「くまをまつ」

くまをまつ という映画を観た。
普段映画はあまり観ないけれど、平野鈴さん主演とのことで。あとは、上映初日にたまたま予定がなかったから、なんか新しいことしてみるか、とチケットを取ってみたのでした。

作中でややこが「もう会えない」と言った時から、なぜか涙腺がおかしくなってしまった。なんの感情かもわからないけどなんだかずっと少しずつ涙が出る。上映後もそれが止まらないので、皆さんと直接お話しできる機会があったのにも関わらず、十分に話せなかった気がする。

どこが、と聞かれたら答えられないけど、確実に、ポジティブな作品ではあったのだと思う。なんだか自分のルーツや価値観を認めてくれるような感じがした。
作られた映像というより、自分の奥底にあった感情や情景を、煮詰めて取り出してそのまま映像にしたみたいな感覚になった。そんなはずないけど。

舞台と縁があるから、どうしても舞台の脚本と照らして見てしまう。
舞台を勉強し始めてから、脚本の意味をずっと考えていた。それを伝えるために、どんな演技がいいのか、美術がいいのか、音がいいのか、光がいいのか。作品の本質を捕まえたいようで、それでは全くつかめていなかったのかもしれない。

メッセージを伝えることが全てではないのかもしれない、と思った。書きたいことを書く。描きたいものを描く。それがまとまって、たまたまメッセージが伝わってくることもあるし、最終的に確実なものが何もないとしても、それは立派な作品になるんじゃないか。そういう作品も、あっていいんじゃないか。

もちろん、明確なメッセージがあって、それが受け手に伝わるのもいい。でも、受け手に伝わらなくたっていい。全部わからなくたっていい。
伝える側も不明確なまま、受け手もなんとなく感情や価値観だけ持ち帰る、そんな作品も、なんだか魅力的だと思う。

創作って、人の内面を映すものだとつくづく思う。それは一般的に作品と呼ばれないものでも。言葉選びひとつでも、スマホで何気なく撮った写真でも、やっぱりつくった人それぞれの見えている世界が反映されていて。
だから、私はそんななんでもない創作が好きなんろうな。

にしても、平野鈴さんは今日も素敵だったな〜。まさか直接お話しできるとは思わず。今日もドレッシーで美しいスタイリングで来られるだろうと思って、客としてしっかりせねば!とおしゃれして行って良かった。サインまでいただいて超ハッピーウキウキでございます。ありがとうございます。初日、思い切って行って良かった!

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