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なぜあなただけイカランプが見えないのか


スプラトゥーン3をプレイしている中級者の悩みで、かなり多いものがあります。

それが、

「視野が狭い」
「イカランプが見えない」
「人数状況を見ようとしているのに、気づいたら見れていない」

という悩みです。

試合後に振り返ると、

「今、人数不利だったのに前に出てしまった」
「味方が落ちていたことに気づかなかった」
「敵が落ちていたならもっと前に出ればよかった」

こういう場面がたくさん出てくる。

頭では分かっている。
イカランプを見た方がいいことも分かっている。
人数状況が大事なことも分かっている。

でも、試合中になると見えない。

では、なぜ見えないのか。

結論から言うと、

あなたの視野が狭いからではなく、1点に100%集中しすぎているからです。



中級者がイメージしている「上級者の視点」

多くの中級者は、上級者の視点をこうイメージしていると思います。

上級者は画面全体をしっかり見えている。
自分より広い範囲を見る能力がある。
自分が今やっていることに加えて、イカランプ、敵の位置、味方の位置、オブジェクト状況まで全部見ている。

だから、自分も上手くなるためには、

「今やっていること」に加えて、
「もっと見る場所を増やさないといけない」

と考えてしまう。

今の自分が対面や塗りや移動でいっぱいいっぱいなのに、そこにさらに、

イカランプを見る。
敵の位置を見る。
味方の位置を見る。
オブジェクトを見る。
スペシャル状況を見る。

こうやって、見る場所をどんどん追加しようとする。

でも、これがかなり大きな勘違いです。


上級者は「全部を見ている」のではない

上級者は、すべてを同時にハッキリ見ているわけではありません。

むしろ逆です。

上級者は、まず全体をなんとなくぼんやり見ています。
そこから、今見るべき場所を決めています。
そして、見なくていい場所をどんどん捨てています。

つまり、見る場所を増やしているというより、

見る場所を絞っています。


今この瞬間に大事なのはどこか。
今ここを見る必要はあるのか。
今この敵を見続ける意味はあるのか。
今イカランプを見るべきタイミングなのか。
今オブジェクトを見るべきなのか。

そうやって、必要な場所にだけリソースを使っています。

中級者が「もっと見る場所を増やさなきゃ」と考えている一方で、
上級者は「見なくていい場所を減らしている」。

ここに大きな差があります。


中級者は「目についた場所」に全力コミットしている

中級者の視点でよくあるのは、

一番目立ったものに対して、無意識に100%コミットしてしまう

という状態です。

例えば、目の前に敵が見えた。
すると、その敵だけを見る。

足元が塗れていない。
すると、足元だけを見る。

撃ち合いが始まった。
すると、照準と敵だけを見る。

ボムが飛んできた。
すると、そのボムだけを見る。

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
目の前の情報に反応することは必要です。

ただ問題は、
難易度に関係なく、毎回100%のリソースを使ってしまうことです。

本当は10%の意識でできることに、100%使っている。
本当はそこまで見続けなくてもいい場所を、ずっと見ている。
本当はもう判断が終わっているのに、まだ注視している。

この状態になると、イカランプを見る余裕はありません。

なぜなら、イカランプを見る能力がないのではなく、
すでに目の前の1点にリソースを全部使い切っているからです。


「視野を広げる」は、見る場所を増やすことではない

ここで大事なのは、視野を広げるという言葉の捉え方です。

多くの人は、視野を広げることを、

「今見ている場所に加えて、他の場所も見ること」

だと思っています。

でも実際には、まず必要なのは逆です。

今見すぎている場所から、少し意識を外すこと。

これが先です。

1点に100%集中している状態のまま、他の情報を追加しようとしても無理があります。
すでに100%使っているところに、イカランプを見る余裕を足そうとしても、キャパが足りません。

だから最初にやるべきことは、

「見る場所を増やす」ではなく、
「今見ている場所に使いすぎているリソースを減らす」

ことです。


具体的な方法:真ん中を見ない

では、どうすればいいのか。

おすすめはかなりシンプルです。

真ん中を見ない。

これです。

もう少し正確に言うと、
画面の中心、つまり自分が今一番注視している場所を、あえて見すぎないようにする。

イメージとしては、ドーナツ型の視野です。

画面の中心を一点で凝視するのではなく、
その周りをぼんやり見る。

中心に100%集中するのではなく、
中心の周囲に意識を散らす。

これをやると、今まで1点に使っていたリソースが、周辺に分散されます。

すると、画面の端の動き、敵インクの広がり、味方の動き、オブジェクト周辺の変化などが、少しずつ目に入るようになります。


ドーナツ型の視野を連鎖させる

さらに、このドーナツ型の視野は連鎖します。

最初は、今まで見ていた場所の周りを見る。
次に、その周辺で気になった場所を中心にして、またドーナツ型に見る。
さらにその周辺を見る。

こうすると、視野が自然と外へ外へ広がっていきます。

「イカランプを見なきゃ」
「敵位置を見なきゃ」
「味方位置を見なきゃ」

と無理やり見る場所を増やすのではなく、
1点への集中を外すことで、結果的に周辺の情報が入ってくるようになる。

これが大事です。


今まで見ていた場所から目を離すことになるのでは?

ここで不安になる人もいると思います。

「真ん中を見ないってことは、今まで見ていた敵や状況から目を離すことにならない?」
「対面が弱くならない?」
「大事な情報を見逃さない?」

でも、実際はそこまで問題になりません。

なぜなら、今まで見ていた場所は、2個目にできたドーナツの範囲内に入っていることが多いからです。

つまり、完全に見えなくなるわけではありません。
注視しなくなるだけです。

そもそも、スプラトゥーンにおいて常に注視が必要な場面はそこまで多くありません。

ぶっちゃけ、対面の瞬間以外は周辺視野で十分なことが多いです。

移動中。
塗っている時。
潜伏している時。
味方とラインを合わせている時。
打開の準備をしている時。
抑えで敵の出方を待っている時。

こういう場面では、1点を凝視するよりも、ぼんやり広く見た方が情報を拾いやすい。

逆に、ずっと中心を見続けていると、画面に映っているはずの情報が見えなくなります。


イカランプが見えない原因は、能力不足ではない

イカランプが見えない人は、よくこう考えます。

「自分は視野が狭い」
「自分は見る能力が低い」
「上級者みたいに画面全体を見る才能がない」

でも、そうではありません。

問題は、能力そのものよりも、
リソースの使い方です。

本当は10%で処理できる行動に100%使っている。
本当は見続けなくていい場所を見続けている。
本当は判断が終わっているのに、まだ同じ場所に意識が残っている。

その結果、イカランプを見る余裕がなくなっている。

だから必要なのは、もっと頑張って見ることではありません。

まずは、
今見すぎている場所を見すぎないこと。

これが第一歩です。


まずは自分が何に集中しすぎているかを知る

中級者からステップアップするために必要なのは、
1点に100%集中する癖から抜け出すことです。

そのためにはまず、自分が何に集中しすぎているのかを理解する必要があります。

敵を見すぎているのか。
エイムに集中しすぎているのか。
足元塗りを見すぎているのか。
オブジェクトを見すぎているのか。
目の前の味方や敵の動きに引っ張られすぎているのか。

人によって、100%使ってしまっている場所は違います。

でも共通しているのは、
それをほとんど無意識でやっているということです。

無意識で1点に集中しているから、イカランプを見る余裕がない。
無意識で目の前の敵に全部使っているから、人数状況が入ってこない。

だからまずは、その無意識を意識化する必要があります。


まとめ

イカランプが見えない原因は、単純に視野が狭いからではありません。

多くの場合、
今見ている1点に100%集中しすぎていることが原因です。

中級者は、今見ている場所に加えて、さらに見る場所を増やそうとします。

でも上級者は逆です。

全体をぼんやり見て、
見るべき場所を決めて、
見なくていい場所を捨てて、
必要な場所にだけ集中しています。

つまり、上級者は見る場所を増やしているのではなく、
見る場所を絞っています。

だから中級者がまずやるべきことは、

「もっと色々見よう」とすることではなく、
「今見すぎている場所から意識を外すこと」です。

そのための練習として、
真ん中を見ない。

画面中央を凝視せず、ドーナツ型に周辺を見る。
中心に100%使っていたリソースを、周辺に分散する。
そこから視野を外へ外へ広げていく。

これができるようになると、イカランプ、敵位置、味方位置、オブジェクト状況が自然と入りやすくなります。

視野を広げるとは、気合いで見る場所を増やすことではありません。

1点に100%使っているリソースを減らし、
本当に見るべき場所に使えるようにすることです。

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