でてこい でてこい|宇宙人観察記録
でてこい でてこい たからもの
でてこい でてこい どんどこどん
という訳で。
お腹をさすりさすり
「もうすぐ会えるね」
と目を細めていた、とある日。
本日は出産前、入院用品の買い出しへ。
義父母のご厚意に甘えて
車(通称:宇宙船『自由』)を出してもらっている。
船内では
本日も宇宙人ママ(義母)の
マシンガントークは健在。
それはそれはもう切れ味鋭く。
通常のマダム達の
井戸端会議のテンションで。
***
「私の知り合いが某大きな病院でネ
手術したんだけどネ」
「はい」
「な~んか手術失敗されたみたいデ」
「!!!!!」
あーだこーだ、あーだこーだ
***
「私の友達がネ、出産した時にネ」
「はい」
「(自主規制)まで
裂(自主規制)らしくて
ズタ(自主規制)になっちゃった
って言ってたわヨ。」
自然と締まる、出口。
「大変だったわよネェ。だから某大きな病院は…」
あーだこーだ、あーだこーだ
***
014082、本日
帝王切開手術の事前入院のため
用品を購入しに
連れて行ってもらっているのだが…
014082の自分でも分かる程、
引きつった口元
笑えない目
自然とお腹を庇う手
を伺い見て
「え、そんな大きな病院なのに
信じられない…」と思っている
とでも受け取っているのだろう。
まだ話しが続いている。
ところがここで、
カオスをひっくり返す救世主、
宇宙人パパ(良舅)登場
「ちょっと!お前!
これから出産だって人に
何て事を言うんだ!」
ママ、一瞬怯む。
しかし、怯んだのも束の間
「そんな事があったみたいヨ。」
とまさかの追撃。
手術は無事成功した。
観察メモ:
会いたくて
震えてるんじゃ
ないんだよ
以上を以って報告書とする。
次回の調査報告まで
総員、待機せよ。
※随時募集:新規観察員(任務内容/宇宙人観察記録を読んで笑う。以上。)
▼「宇宙人生態資料」
▼無事に出会えた我が子との「癒し枠」
