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退職した日に25万円のカメラを衝動買いした話

イメージはAIで生成したものです。

これは、2000年の夏、僕がNikon F5を衝動買いしてしまったときの思い出です。
11年勤めた会社を辞めて、自分にご褒美をあげたくなった──そんなある日の出来事でした。


2000年7月、11年勤めていた会社を退職し、「何か自分にご褒美が欲しい」と思っていました。
前からずっと憧れていたNikon F5を、勢いでヨドバシカメラで衝動買いしてしまったのです。

どうせ買うなら、女子大生のポートレートを撮っていた頃に手に入れていればよかったな、と今になって思います。

ついでに、通販でNikonのプロスト(プロストラップ)まで注文してしまいました。
なんと4万5千円もしました。今だったら絶対買いません(笑)。

当時、F5はヨドバシカメラで25万8千円。AF Nikkor 50mm F1.4Dも同時に購入しました。
F5は、サンダー平山さんが絶賛していたカメラ。まるで自分もプロになった気分でした。

当時としては、AF追従性能と秒速8コマの連写が画期的で、
何度も最高速で空シャッターを切って悦に入っていました。
ビャンビャンビャンビャンって音がするんですよね(笑)。
シングル撮影でも、シャッターの切れ味は抜群でした。

今で言えば、まるでZ9のような存在。
大きくて重いカメラでしたが、当時はそれが特別に思えるほどでした。
縦位置レリーズもあり、ポートレートを撮る僕にはありがたい存在。
Z9の原点はF5だったと、今でも思います。

ファインダーも明るくクリアで、Nikon FMのファインダーがとても暗く感じたほど。
本当に素晴らしいカメラでした。

でも——
結局、このF5でポートレートを撮ることは一度もありませんでした。

家業を継ぎながら、アルバイトでブライダルのカメラマンをしていたものの、
正直、嫌な思い出ばかりで…。
「自分が撮りたい写真って、これじゃない」と思い知らされました。

9年後、タカナシカメラでこのF5を売却したのですが、なんと買取価格は3万円。
「ぼったくりじゃん」と、がっかりしたのを覚えています。

最高のカメラを手に入れたはずなのに、心の中には何か空しさが残りました。
振り返れば、Nikon FMで苦労しながら撮っていたあの頃の方が、ずっと楽しかった。
「自分の撮りたいものしか撮りたくない」
そんな僕には、やっぱりプロは向いていなかったのかもしれません。



次回は、もう一つの趣味であるオーディオについて書こうと思います。
小学5年生の時に、SONYのラジオを買ってもらったのが、僕とオーディオとの出会いでした。

お楽しみに😊

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