ワンダーウーマンの感想|強くて真っ直ぐな“戦う女性”の物語
戦争も差別もない、女性だけの平和な島。
そんな世界で育った彼女は、ある日突然「人間の世界」に足を踏み入れる。
そこに待っていたのは──
服の不自由さ、女性の立場、戦争の理不尽さ。
そして、愛することの難しさ。
世界を知らなかった彼女の成長物語は、
派手なアクションの裏に、しっかりしたテーマを持っていた。
■ あらすじ|“戦争を知らない戦士”が世界を救うまで
アマゾン族の王女・ダイアナは、女性だけが暮らす島・セミッシラで育った。
訓練を受け、剣と盾を操る戦士だけど、「世界に戦なんてない」と本気で信じていた。
ある日、空から男が墜落してくる。彼の名はスティーブ。
そして彼が告げたのは、「外の世界は今、第一次世界大戦の真っ只中だ」という事実。
戦の神・アレスの存在を信じるダイアナは、
人類を救うため、外の世界へと旅立つ──剣を手にして。
■ 世界を知らなさすぎて、逆に強い
初めてロンドンに降り立ったダイアナの反応が、いちいち面白い。
武器を持ち歩いて「はい没収です」される
女性用のドレスに「こんなんでどうやって戦うの?」と真顔
議会に乗り込んで全員ポカーン(空気読まない系)
育ちが良すぎるせいで、あらゆる“常識”が通じない。
でもその無知さがむしろ彼女の強さになっていて、
「人の価値は戦えるかどうかじゃない」と思い切り体現している。
■ 正面突破かっこよ!ワンダーウーマン!!
やっぱりこの映画、アクションシーンが最高。
中でも「ノーマンズランド」のシーンは圧巻。
盾を掲げて銃撃の嵐を正面から受け止め、たった一人で敵陣を突破する姿は鳥肌もの。
正面突破すぎるやろ…ってくらいまっすぐな闘い方が、たまらん。
スローモーションの演出も気持ちよく決まってて、
「強い女性って、こんなにかっこいいんだ」と素直に思わされる。
■ 『バットマンvsスーパーマン』に繋がる“あの1枚”
『バットマンvsスーパーマン』に登場する1枚の写真。
実は今作の戦時中に撮られた、ダイアナと仲間たちの集合写真。
戦争の中で共に戦った仲間。失った命。
それらの記憶をたった1枚で表すこの写真が、
彼女の「人間への信頼」の原点になってる気がした。
■ 戦争って、こんなにも理不尽なんだな
ダイアナは「アレスを倒せば戦争は終わる」と信じていた。
でも実際には、アレスがいようがいまいが、人間は戦っている。
「意味もわからず、人が人を殺す」
「なぜ止められないの?」
その疑問が、彼女の表情からずっと伝わってきた。
戦争の構造も、政治の駆け引きも知らない彼女だからこそ、
「なんでこんなことしてるの?」という純粋な問いが刺さる。
■ 最後に選んだのは“愛”
最終決戦でダイアナが下す答えは、意外にもシンプルだった。
「人間には醜い部分もある。けど、それでも信じたい」
「力じゃなくて、愛こそが世界を救う」
正義とか理屈じゃなくて、
“誰かを想うこと”が行動の原動力になってるのが、すごく良かった。
動画配信サービスで見るなら?
どの動画配信サービスで見られるか気になる方はこちら▼
▶ ワンダーウーマン|配信状況&無料視聴ガイドはこちら
※無料体験が使えるサービスも紹介しています。
まとめ|綺麗で強くて、真っ直ぐで、ちょっと不器用
『ワンダーウーマン』は、
ただの“最強女ヒーロー”の映画じゃなかった。
世界を知らずに飛び込んで、
衝突して、
傷ついて、
それでも信じようとする。
その姿に、ちゃんと人間味があった。
強さと優しさの両方を持った主人公が、
ちゃんとヒーローとして成立してる映画。
ちょっと笑えて、ちょっと泣けて、ちゃんと熱い。
いい意味で“ズレてる”彼女の魅力に、やられました。
