想像のはるか上を超える仕事をしたい
こんにちは。総合編成局・デジP坪西です。
きょうの note は、私の想像をはるかに上回る仕事をする人のお話しをします。
もちろん『良純&村重の大分タイムトラベル ~AIでよみがえる廃線の記憶~【大分交通130周年記念番組】』で感じたことです。
いよいよ、放送まであと5日。
8月5日(水)よる7時、OAB大分朝日放送でご覧ください。
ディレクターが、私の想像のはるか上を超えてきた
今回の番組では、当時を知る方へのインタビューを随所に入れています。
その取材を担ってくれたのがディレクターです。
私が、そもそもこの番組の企画書を書いたときに想定していたのは「廃線をたどる旅をじっくりと」でした。
お酒でも飲みながら、淡々と旅をするのもいいのではと。
十分面白いと思って企画だと思いましたし、実際これで大分交通さんにOKをいただきました。
しかし、結果的に上がってきたVTRは、想像のはるか上を超えていました。
知っていた場所と、知らなかった場所
私自身は、今回の番組以前から、別大線の新川エリア、宇佐神宮の境内周辺、大分駅前、赤レンガ館、道の駅たのうららなどには、仕事でもプライベートでも縁がありました。
番組のロケ地巡りでも、いずれもある程度は自分の中の地図でイメージが描ける場所ばかりでした。
しかし、今回、特に私にとって未知なものが多かったのが、宇佐参宮線のエリアでした。
宇佐参宮線の「知らなかったこと」を、ディレクターは取材で掘り起こしてくれました。
教えてもらった3つの「へぇ」
① 国鉄の上をまたいでいた
宇佐参宮線は、宇佐駅から宇佐八幡駅へ向かう区間で、当時の国鉄日豊本線を、大きな弧を描く築堤で一気に乗り越えていた構造で走っていたそうです。
私がぼんやり思い描いていた「宇佐神宮へのローカル線」というイメージとはまるで違う、立体交差を含む路線でした。
確かに線路は越えなければいけないです。
少し考えればわかることでした。
そこに、クラウス号が活躍する秘密が隠されていたとは。
② 宇佐市岩崎に、橋台が残っている
廃線跡をたどると、宇佐市岩崎のあたりに橋台(橋脚)が今も残っていると初めて知りました。
図面の上ではなく、現地に「何かが建っていた跡」がある、という話は、画面では見せられない重みがあります。
③ 民家を縫うように走っていた
宇佐参宮線が豊後高田と宇佐八幡宮を結んでいたのは知っていましたが
どのあたりを通っていたのかは全く知りませんでした。
地形に沿ってぐねぐねと民家を縫うように走っていたところに、地域に根付いた路線だったのだろうと想像ができます。
インタビューでも深掘りしてくれて、ものすごく「へぇ」だらけでした。
宇佐神宮境内にある、あの蒸気機関車
そして、その宇佐参宮線で引退の年まで走り続けたのが、26号蒸気機関車、通称「クラウス号」です。
このあたりも、「宇佐神宮にSLがあるなぁ」というくらいしか意識がしたことが無く、まさに大活躍した車両を残しているとは知りませんでした。
廃止後、大分交通から宇佐町に寄贈され、いまは宇佐神宮の参道脇に保存・展示されています。大分県指定有形文化財。
全国に4両しか残っていないうちの1両だそうです。
私が学びたいのは、あの強さ
クラウス号は、宇佐参宮線で、最後まで主力だったそうです。
大きな弧を描く築堤で国鉄をまたぎ、勾配をものともせずに客を運び続けました。
「この線路を走り切る」という目的に対して、「またクラウス号を使いたい」と機関士に思わせた、その力強さが魅力的なSLでした。
仕事への取り組み方にも、同じことが言える気がしています。
期待を裏切らず、結果を残す。
なんなら、期待を超えて、急な坂道も乗り越えて、旅客を運ぶ。
そういう仕事をすると、結果として、依頼した側の想像のはるか上まで連れてきてくれるのでは。
クラウス号は、そういう仕事の在り方を教えてくれている気がしました。
そして、私自身の自問
その覚悟を、私も持っているだろうか。
企画する人間として、私も「期待のはるか上を超える仕事」をできたのか。
自分の中にある「面白い」を押し付けているのではないか。
ディレクターが想定を超えてくれた分、私も超えなければ、つり合わない。
放送日を迎えるにあたって、これは自問として残しておきます。
番組をご覧いただく皆様には、ぜひ、放送の夜、「想像を超えられたかどうか」を、感じ取っていただきたいです。
何とか、はるか上を超えたいものです。
📺 番組情報
『良純&村重の大分タイムトラベル ~AIでよみがえる廃線の記憶~』
・放送日:2026年8月5日(水)
・放送時間:よる7時〜
・放送局:OAB大分朝日放送
・出演:石原良純、村重杏奈、江藤祐介(OABアナウンサー)
見逃し配信(放送終了後〜1か月)
TVer / ABEMA / テレ朝動画
▶ 番組特設ページはこちら
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