致死量の推しは栄養過多―映画「(LOVE SONG)」副音声コメンタリーレポ ―
読みに来てくださってありがとうございます。
ポケモンレジェンズZAに夢中になっていたらあっという間に11月が終わろうとしていました。
(時の流れはフシギダネ……)
ミアレシティでの生活も落ち着いてきたので、note再開1本目は映画の感想レポを。
初めての副音声コメンタリー体験や、苦手ジャンルでも楽しめた理由などを綴りました。
先日、映画「(LOVE SONG)」を観てきた。
【あらすじ】
バンコク勤務を命じられた真面目な研究員・ソウタは、現地での初日、大学時代に突然姿を消した初恋の人・カイと奇跡的な再会を果たす。カイはバンコクでカメラマンをしながら音楽活動を続けていた。喧騒と静寂が入り混じり、東京とは違う時間が流れるバンコクの街で、ソウタとカイの距離は次第に縮まっていく。ソウタはカイへの変わらぬ思いを再認識しながらも、本当の気持ちを胸の奥に押し込めてしまう。一方、カイは大学時代に作った未完成の曲に、いまだ手をつけられずにいた。
ソウタ役を森崎ウィンさん、カイ役をSnowMan向井康二さんが熱演している。
正直、恋愛モノもBLモノも普段はあまり自分から手を伸ばさない。
むしろ苦手なジャンルではある。
通常なら絶対に映画館で観ないのだが……。
それでも今回はこの映画に私の推しちゃんが出演するとあれば話は別。
苦手意識より観たい気持ちが圧倒的に勝った。
とはいえ、やっぱり身構えていたのも事実で。
どんな気持ちで作品に向き合えばいいのか、正解がわからない。
推しちゃんと相手役の恋愛を素直に応援すればいいのか。
―――いや、それはちょっと違う。
じゃあ、自分が相手役になったつもりで観るのか。
―――うーん、それもしっくりこない。
約2時間、できれば心穏やかに集中したいだけなのに、鑑賞マインドだけが迷子だった。
そんなふうに迷走していたタイミングで、ちょうど「副音声コメンタリー」のサービスが始まった。
事前に専用アプリをスマホに入れておけば、上映中にイヤホンでコメンタリーを聴けるというもの。
これなら作品の世界に入り込みすぎず、ほどよい距離感で楽しめそう。
さっそく試してみることにした。
席に着いたらアプリを起動し、イヤホンを装着。
両耳だと映画の音が聞こえにくかったので片耳だけにした。
普段とはまったく違う鑑賞スタイルで、それだけでもすでに新鮮。
「まもなく上映が始まります」「もうしばらくお待ちください」
(※うろ覚え)
!!!??
上映前のアナウンスも主演のおふたりの声で驚いた。
いつもなら上映前の予告映像も楽しむ派なのだが、イヤホンから聞こえる声に意識が全部持っていかれ、何の予告が流れていたのかさっぱり覚えていない。
場内が暗くなり、いよいよ本編&副音声コメンタリーがスタートした。
副音声コメンタリーでは、
「ソウタは几帳面だからこのシーンでも○○してて」
「このお店の人がぜんぜんテレビの音下げてくれなくて(笑)」
「ここはほとんどアドリブ」
「これ、カメラマンさんが上に跨って撮ってる」
といった撮影の裏話やロケ中のエピソードがテンポよく語られていく。
おふたりの掛け合いが心地よくて、思わず頬が緩んでしまうこともあった。
そして、あひゃーーー!と目を瞑りたくなるようなシーンの直前には
「くるよ!くるよ!(笑)」
と言ってくれて、ちゃんと心の準備ができた。
ありがたい……!
私はストーリー構成がガチガチに組まれている作品を好み、
多少なりとも脚本術を学び、学生時代に自主制作映画を撮っていたこともあるので、
「脈絡なくドキッとするシーンを詰め合わせました」みたいな作品だと
つい、カアアアッッッット!とカチンコを打ち鳴らしたくなるのだが、
「(LOVE SONG)」は、カイがソウタに気持ちを伝えられない理由付けもきちんと描かれていて、観終わってモヤっとすることもなかった。
副音声コメンタリーのおかげで、作品の世界に入りすぎて息苦しくなることもなく、ちょうどいい距離感で楽しむことができた。
苦手意識があっても、それを軽く飛び越えていく推しの破壊力。
大スクリーンで浴びる推しちゃん、もとい、向井康二。最高だった。
どんなシーンがあるのか予習ができたので、次は副音声なしでじっくり観ることができそうだ。(サブスク配信全力待機)


