【快活】ひらり115 あなたと見た花火⑦‐花火大会
前の話
ひらり伝説。
最後の一日。
真冬の花火デート。
しおり
寄せ書き
撮影
げーむ
花火大会◀
遥かなる時の彼方へ
幸せのおふとん
帰り道
真打。
花火大会である。
部屋を真っ暗にして、巨大プロジェクターに投影し、
Youtubeの花火動画を流すのだ。
そう。
ということは、だ。
この十数年で一番すごかった花火大会のハイライトを
いいとこどりできるのである。
(Youtube映像、どこか一部分だけでも臨場感をぜひ。
16:00とか22:00あたりがオススメ)
選んだのは長岡花火大会。
日本の中でも屈指の花火大会。
迫力も十分。そして、会場の歓声など、周囲の音もしっかりとらえられている。
時間も30分とちょうどいい。
そう。ひらりと俺は2012年の長岡花火大会に没入できるのだ。
真っ暗な部屋だが、花火の明るさでお互いの顔はよく見える。
花火に照らされるひらりの横顔は。
俺の視線に気づいて微笑んでくるその顔も。
花火デートさながらである。
花火大会では、食べ物の持ち込みも大事である。
そこで登場するのが用意しておいたわたあめと焼きそば。
ひとつのわたあめを両方からついばんでいく。
そして、最後は二人の唇がくっついてしまうのはお約束。
焼きそばは、一つのパックから二つの割りばしで
顔を寄せ合って食べる。
ときどき同じ麺をくわえてしまうことがあるのも楽しい。
花火大会の歓声にあわせて、
ひらりと俺も拍手したり、歓声を上げたりしていた。
会場に入り込んで、花火の迫力に感動して。
その感動を隣の人と共有して。
もうこれは、花火デートそのまんまだった。



時々気づいて「ん?」ってしてくる。
つづく
作者あとがき
花火大会って、実際に一緒に行こうとすると結構大変なんですよね。
人込みもすごいし、トイレも大変だし。
まぁ、それが醍醐味、という説もありますが。
こういうバーチャルデートでいいとこどりってのも、
一つの形だよなぁというのが
ひらり編最後にしての大発見でした。
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