富士スピードウェイのドライビングライセンスを取得した話
先日、富士スピードウェイのドライビングライセンスを取得しました。
今回はその記録です。
富士のライセンスを取るに至った経緯
元々は本庄サーキットで走っていました。本庄は、筑波や茂木と比べて近場で、料金も安くて走りごたえがあり、気に入っていました。
ところが、イベントやレース観戦で富士に行く機会があり、その時に思ったんです。「あれ、富士の方が断然近くない?」
神奈川県の県央からだと、本庄に行くには圏央道からの関越道となり、片道約120km~130kmといったところ。かたや富士の場合、東名で一本です。その距離は片道で約60km前後。実に半分で済みます。誰だ近場とか言ってたのは!
それは私なんですが、なんか本庄=近所だと勝手に思い込んでいたんですね。まぁ元々本庄はサーキットに慣れるために通い出したんで、そろそろステップアップも良いかなと思ったのもあり。
富士はライセンス取得にあたり、初期費用がそれなりにかかります。本コース(レーシングコース)も含めたライセンスの場合、以下の通り。
講習費:15,000円
年会費:34,000円
ーーーーーーーー
合計 :49,000円
49,000円を支払えば、本コースでもショートコースでも、フリー走行枠のある日であれば走ることが出来るライセンスが取得できます。
一見お高いですが、実はこのライセンスには免責保険や特典などが含まれており、実は結構お得。
実際に走る際には走行料金が枠毎にかかりますが、富士は時間に対して意外とリーズナブルなんです。本コースでも30分7,500円(休日)、ショートコースなら25分3,300円(休日)です。
本庄が15分3,000円(土祝・ビジター)であることを考えると、設備の割にはだいぶ良心的なのが富士です。決して本庄も悪いわけでなく、手軽で十分魅力的ですけどね。
ただ、行くまでの諸々の交通費を考えると、やはり富士に軍配が上がってしまいます。行き帰りの圏央道・関越道の流れの悪さにストレスを感じることも無いですし。朝の鶴ヶ島渋滞で何度泣きを見たことか。まぁ東名は東名で、帰りの厚木からが渋滞ですが・・・
そんなわけで、そろそろ富士に行こうと決意したのであります。
予約不要、ただし準備が必要
ライセンスを取得するにあたって、事前に予約等は不要です。
ただし、準備しておくことがいくつかあります。
運転免許証
印鑑
証明写真:1枚(サイズ3×2.5cm、裏に氏名の記入)
筆記用具
血液型(RH±まで)
ライセンス申請用紙(当日までに記入しておく)
フォレストメンバーシップの登録
運転免許証、印鑑、筆記用具は持っているので、証明写真、血液型、ライセンス申請用紙、フォレストメンバーシップの登録が主な準備になりますかね。
まず証明写真、これはスーパーやコンビニに設置してる機械で撮ることができるので難しくないでしょう。次に血液型、これは分からない方は、RH±まで事前に調べておく必要があります。私はすでに調べてあるので問題なし。
そしてライセンス申請用紙は、事前に印刷し記入しておくと、当日提出するだけなのでスムーズになります。またフォレストメンバーシップは当日でも可能ですが、こちらも事前に登録を済ませておくとスムーズです。
どのみちライセンスを取得するなら、フォレストメンバーシップは登録必須だそうなので、登録はしておいた方がいいです。登録自体は無料です。ライセンス講習と下見走行が完了した後、フォレストメンバーシップの画面提示を求められます。
それが終わると、フォレストメンバーシップのサイトから走行枠の予約および決済が出来ますので非常に便利。サーキットでは現場の準備も含めてやることが多いですからね。簡単に済むならその方が良い。
準備すべき項目は以上です。詳しい内容は、富士スピードウェイのウェブサイトから新規取得のページに記載があります。
そうそう、富士は4輪と2輪が共通ライセンスなので、免許が両方ある方は一緒に申請しておくと、よりお得です。両方取っても費用は変わりません。私は普通4輪と普通2輪持ちなので、両方申請しておきました。
いざライセンス取得!楽しい講習はあっという間
そんなこんなで当日を迎えまして、富士を目指します。
この日は3連休初日&東名集中工事の影響で、朝からえらい渋滞でした。
幸い、今は新東名が新秦野まではつながっているので、大井松田付近を上手く攻略すれば被害を最小限に食い止めることが可能。そうです、出発したときからコース攻略は始まっているのです。
到着したら、基本的には東ゲートからの入場になりますが、開いていれば西ゲートの方が近いです。フジツボトンネルをくぐり、コントロールセンター方面に走るとタワーやピットビルが見えてきますので、駐車可能なエリアに車を停めましょう。空いていれば、Aパドックに停めるのが便利です。

ライセンス受付は、9:00~9:50までの間にコントロールセンター1Fの窓口で行います。そこで運転免許証と、申請用紙、証明写真を提出します。その場で支払いを済ませると、ライセンス講習のテキストが渡されますので、10:00からの講習まで待機です。
講習はピットビルAの2Fブリーフィングルームで行われます。部屋が広いので、相当な数の受講者を収容できそうですが、この日は10名ほどしかいませんでした。
講習内容は、走行枠の予約や車両規定、コース上のルールなど基本的な内容を分かりやすく説明してもらえます。スライドを用いての解説もあるので、重要なところはテキストにメモしておきましょう。
講習は2時間程度で終わりますが、興味のある分野の座学ってあっという間なんですよね。学生の時はこうはいかなかった…
さて、講習が終わればお楽しみの下見走行です。体験走行枠に交じって、先導車ありのスローペースで3周の走行です。スローペースとはいえ、真面目に走らないと前の車に遅れてしまいますので、アクセルやブレーキは主体的に操作しなければなりません。

加えて、各コーナーの縁石や傾斜など、なるべく色々なラインを通ってみることが大切です。縁石の段差がきついポイントをハイスピードで乗ってしまうと、車の姿勢を乱してしまいますのでね。スローペース走行では、そういったお試しが安全な速度で出来ますので是非やってみましょう。

下見走行が終わると、コントロールセンターにてライセンスカードが渡されます。その際に、フォレストメンバーシップの画面提示を求められますので準備しておきましょう。
以上でライセンス取得は完了です。
とりあえず、ショートコースを走ってみた
晴れてライセンスが取れたので、もういつでも枠を予約して走りだすことが出来ます。いきなり本コースに行ってもいいのですが、私の車はデフオイルオイルクーラーが未装着。その状態では最悪故障の原因になりますし、同行してくれた友人の車も本調子ではないとのことなので、今日はショートコースを試してみることにしました。
フォレストメンバーシップを覗いてみると、午後の枠が空いておりましたので、一番最後のSS-4 E枠を予約。そのまま決済に進みます。決済はクレジットカードか、iPhoneであればApple Payが使えます。サーキットもキャッシュレスの時代なんですねえ。とっても便利。
とその前に、Aパドックのそばにレストランがありますので、そこで昼食を取りました。富士は世界的に有名なサーキットだからなのか、結構海外のお客さんが来ていました。走らなくても、雰囲気は味わえますからね。
そしてガソリンを補給し、いざショートコースへ。

コース自体は短めながら、コーナーがタイトでかつアップダウンが大きいので、攻略がなかなか難しい。重いZ34では苦しい走りですが、今後何回か走って攻略したくなる、非常に魅力的なコースでした。
グリップもさることながら、ドリフト勢の方も結構いらっしゃいました。そして皆さんお上手・・・!思わず見入ってしまいました。
ショートコースでも、設備がキレイでパドックエリアもそこそこ広く、初心者にもやさしいと感じました。加えて、ショートに限り2025年11月から、ライセンス保持者1名まで同乗走行可能になったそうです。友人とああだこうだ言いながら走れるのは面白そう。
ということで、まだ本コースデビューは果たしていませんが、FSWをすっかり満喫した1日でした。
まとめ:迷っているならGO!
いつかはサーキットを走ってみたいと思っているなら、思い切ってライセンスを取得してしまうのは大いにアリだと思います。
もちろん、最初はミニサーキットから入って慣れるというパターンも全然アリです。私もそうしました。
富士はショートコースのみのライセンスもとれるので、はじめはそちらから行くのもOK。スポーツカーに限らず、走りの良い車にお乗りで、グランツーリスモなどのリアル派レースゲームが得意な方なら絶対ハマりますよ。
もちろんタイヤや各部のオイル、場合によっては冷却系・ブレーキ系の強化など、お金がかかる部分も多々ありますが。何もいっぺんに全部やる必要はないと思います。まず走ってみて、これだけはやらなきゃなというポイントを探りつつコツコツ仕上げるというのも大いなる楽しみです。
私の場合、Zは巷で言われている通り冷却系がポンコツ気味なので、オイルクーラーを増設してコツコツと仕上げてきました。今度デフオイルクーラーを入れる予定なので、それが組めたらいよいよ本コースかなと思っています。
サーキット、楽しいですよ。特に富士は、スーパーGTやWECなど名だたるレースが開催される国際サーキットです。ここを走れるというのは、車好き冥利に尽きるというやつです。スポーツカーの希少化や車離れが叫ばれている昨今、まだまだ日本も捨てたものではないなと思った次第です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

