見出し画像

「勿体ない」と育てられた私が、自分を大切にするお金の使い方に出会うまで

『そんな高いもの、いらないよ』
デパートで可愛いワンピースを見つけた時の、母の言葉が今でも耳に残っています。流行っているから欲しかった。
レジで値段を見た瞬間、手が止まります。『本当にこれ、私に必要なのかな…?』頭の中で『もったいない』の声がこだまする。
欲しいものを我慢することが当たり前だった私が、自分を満たすためにお金を使うことを知ったのは、つい最近のことです。


お金との距離感:満たされない心の理由

「高いものはもったいない」幼い頃からそう教えられて育ちました。

同じようなデザインなら安い方を選ぶ。完璧に気に入らなくても、少しの妥協は当たり前。そうやって、欲しいものを我慢することが美徳とされてきたように思います。

幸いなことに、親自身の価値観で子供にとって必要であり欲しい物は買ってもらえたり、やりたいことをやらせてもらえる環境ではありました。しかし、心に残ったのは「もったいない」という言葉。本当に心が満たされるお金の使い方が、わからないまま大人になってしまったのです。

芸術や人の心にお金を払うことに抵抗がある。お気に入りの空間を作る理由もわからない。なぜなら、それらは「無駄遣い」だと感じてしまうから。

お金を貯めること、無駄遣いをしないことは徹底的に学びました。おかげで計画的にお金を使うことができます。お金に困ることもそんなにありません。それは本当にありがたいことだと感謝しています。

でも、心のどこかにぽっかりと穴が開いているような、満たされない気持ちがあるのです。それはきっと、「もったいない」という言葉に縛られ、本当に自分が欲しいもの、心が喜ぶものにお金を使うことを選ぶ事が出来なかったからだと思うのです。

お金を使うことへの恐怖が消えた、ある変化

以前の私は、お金を使うことに強い抵抗がありました。「いつかこれが無くなってしまったら…」そんな事を考えて。

でも、ある人信頼を置ける人に出会い、その感情は少しずつ薄れていきました。その人は、自分の「幸せ」に繋がるものには、ためらいなくお金を使う人でした。むしろ、少し使いすぎるくらいかもしれません。でも、いつも心が穏やかで、満たされているように見えたんです。

好きなものに囲まれ、体と心が喜ぶ食事を選び、未来への投資も惜しまない。

最初は「無駄遣いかな?」と感じることもありました。でも、長い目で見れば、それは決して無駄ではないと気づいたんです。形のある物も、経験のような形のないものも、すべてが未来の自分を豊かにしてくれる投資なのだと。

そして、誰かの為にお金を使う。

その人の生き方を見ているうちに、私も少しずつ変わっていきました。お金を使うことは、ただ減っていくことではなく、自分の人生を豊かにするための手段なのだと、少しずつ思えるようになったんです。


お金を「活かす」喜び

旅先では、せっかく来たんだからケチケチしない。疲れたときは、迷わず有料の交通手段を選んで体を休める。ちょっと気になること、試してみたいことがあれば、リスクの少ない範囲で挑戦してみる。

大切なのは、「本当に価値がある」と思えるものには、お金を惜しまないこと。

今年は海外旅行にも自分のお金だけでチャレンジしました。行ったことないのかと言われたら、行ったことはあるけど、目的を変えてみました。ただ旅行に行くではなく、視野を広げて世界を見てみる、です。
その国での文化に触れることを意識しました。

音楽や舞台、高くても興味があるものなら、お金を出してみる。勉強への投資です。

誕生日のギフトも少し増やしました。
日々の感謝を忘れずに。

心を込めたお礼やお祝いの品、未来の自分のための健康的な食事、そして、ずっとやりたかったことへの投資。

こうして少しずつお金を使うことで、不思議と「お金を使うことへの罪悪感」が薄れていったんです。むしろ、「よし、また頑張ろう!」という日々の活力に変わっていきました。

欲しい物手に入れると、心が満たされる実感がありました。その満足感は、「本当に必要なもの」と「そうでないもの」を見極める力を育ててくれるんです。「やっぱりこれは違ったな」と気づくことも、次への大切な学びになります。

失敗したなあ、ってこと。
正直ありません!笑

投資にはまだチャレンジ出来てないし、1度海外サイトで高額支払って、商品が届かないって事もありましたが、、これもまた勉強だと思っています。
欲しい物が手に入らなかった悔しさはありますが、これも良い経験です。お金を使わなかったら、学べなかったことですから。

お金はただ貯めるだけでなく、「活かす」ことで、私たちの人生を豊かにしてくれる。そんな風に思えるようになりました。


30歳過ぎて気づいた、人生の真実

人生って、本当にあっという間なんですね。30歳を過ぎて、ようやくそのことに気づきました。将来のために備えるのは大切だけれど、それだけが人生じゃない。まるで義務のように、ひたすらお金を貯め続ける日々は、どこか違う気がしてきたんです。

もっと自分らしく生きたい。お金を貯めることが心の底からの喜びなら、それは素晴らしい生き方です。でも、お金を使うことで得られる経験や感情が、自分にとっての喜びだとしたら、それもまた、かけがえのない選択肢だと思うんです。もちろん、誰かに迷惑をかけるような使い方は避けたいけれど。

明日、何が起こるかなんて、誰にもわからない。だからこそ、人生は予測不可能で、面白いのかもしれません。

お金を貯めることばかりに囚われず、少しだけ心のブレーキを緩めてみませんか。自分の心を豊かにし、後悔のない人生を送りたいと願うなら、お金を使うことへの、ほんの少しの恐れを手放してみるのも、悪くないかもしれません。


皆さんは、お金に対してどんな価値観を持っていますか?

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集