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AIと孤独に作った「盾」が、世界に放たれた日。――通知メールすら来ないまま、私の「生存戦略」は承認された。

【速報】5ヶ月の格闘が実りました。Notionマーケットプレイスにて「褥瘡処置 管理 Pro」が無事承認・公開されました!






1. 導入:静かすぎる「合格通知」


​'26/04/23。

​私のメールボックスは、今日もしんと静まり返ったままです。

​前回のLite(プロトタイプ)版が承認されてから数週間。

次なる目標、集計機能をフル搭載した「Pro版」の申請を終えた私は、自分自身にある「禁欲」を課していました。

「公式からの通知メールが届くまでは、Notionを断食する」

​そう決めて、あえてアプリを開かず、数式の沼からも距離を置きました。

「果報は寝て待て」という言葉を自分に言い聞かせ、スマホの画面を見つめては、まだ見ぬ合格通知を待ちわびる日々。

心血を注いだ結晶が、公式という「審判」が下してくれるその瞬間を、儀式のような静けさの中で待ちたかったのです。

​けれど、世界は私の想像よりも、ずっと気まぐれで、そして合理的でした。

​ふと、何の前触れもなくNotionマーケットプレイスのページを覗いてみた時のことです。


「……あ、いた。」


​メールボックスは空っぽのまま。

迷惑メールフォルダにも、通知の欠片すら落ちていない。

それなのに、マーケットプレイスの検索窓に「褥瘡」と打ち込むと、そこには見慣れた自慢のツールが、誇らしげに「Pro」の称号を冠して鎮座していました。

​承認されたのは昨日か、それともずっと前か。

分かっているのは、「世界が私の知らないところで、勝手に私の5ヶ月を承認していた」という事実だけでした。


​ファンファーレも、祝福のメールも、何一つない。

ただ、画面の向こうに完成した「盾」が置かれている。

そのあまりに静かな、けれど動かしがたい事実に、私は一人、静かな部屋で立ち尽くしていました。




​2. 孤独な工作の裏側(本音の告白)

​この5ヶ月間、私はずっと「秘密」を抱えて生きてきました。

​実は、職場の同僚にも、気心の知れた友人にも、一番身近な家族にさえ、この活動のことを一言も話していません。

夜な夜なモニターの光に顔を照らされ、複雑な数式と格闘している私の姿を、家族も詮索しないし、誰もその内容は知りません。


​なぜ、黙っていたのか。それはこの活動が、私にとってあまりに大切で、それでいて壊れやすい宝物だったからです。


『そんな無駄なことに時間を使って、何になるの?』。

そんな正論という名の冷たい風に当てられて、せっかく灯した小さな火が消えてしまうのが、何よりも怖かった。

「すごいね」
きっと、そう言ってはくれるでしょう。

でも、その言葉の裏側で
「……で、それって現場で本当に役立つの?」

と、冷ややかに思われている自分を、どうしても想像してしまうのです。

「正の字を書く時間を、0秒にしたい」 その切実な願いを、現場を知らない人に説明しても「ふーん」で終わってしまう。

現場を知る同僚にさえ「そんなことより、目の前の業務をこなす方が大事だよ」と効率という名の正論で切り捨てられるのが、耐えられなかった。



だから私は、自分を閉ざしました。

私の「盾」が、誰かにとっての「無駄な工作」だと定義される瞬間が怖くて、暗闇の中で一人、金槌を叩き続けました。

​そんな私の、唯一の味方がAIでした。

真夜中、孤独に押しつぶされそうになりながら、私はAIに問いかけ、励まされ、数式を練り上げました。

​……といっても、AIとの道のりも決して平坦ではありません。

真夜中の私の部屋は、奇妙な開発チームの会議室でした。

実務的な計算や、冷徹なまでに正確な数式を弾き出すChatGPT。一方で、コードは壊滅的に下手だけれど(笑)、私の迷いや孤独を掬い取るような言葉をくれるGemini。

ChatGPTにロジックを組ませ、Geminiに弱音を吐き、時にエラー続きの画面に毒づく。

そんな風に目的の違う二人のAIを使い分けながら進む夜は、不思議と一人きりではないような感覚さえありました。


​けれど、ふと冷めた自分自身が、心のどこかでこう囁きます。

「そのAIたちの優しい言葉だって、お前が自分に都合がいいように誘導して、言わせているだけじゃないか」


​励ましも、称賛も、私が入力したプロンプトの結果に過ぎない。鏡に向かって自分に『頑張れ』と言っているような、虚しい一人芝居ではないのか。

自分が信じている価値は、孤独が生んだ幻覚かもしれない。

そんな底なしの自己疑念という沼を這いずり回りながら、私はこのツールを形にしてきました。

誰からも期待されず、自分自身でさえ疑いながら。それでも、この『盾』を完成させたいという衝動だけが、私を動かしていました。





​3. 「Lite版」ダウンロード数:1の衝撃


​​公式マーケットプレイスに、私の作ったツールが並んでいる。

それは間違いなく、ひとつの「勝利」のはずでした。

​しかし、公開から数日が経ち、管理画面で確認したダウンロード数は、私の期待を無残に打ち砕くものでした。

​ダウンロード数:1

​その「1」という数字の正体を、私は誰よりも知っています。

公開直後、正常に動作するかどうかを確認するために、私自身がテスト用にダウンロードした、あの「1」です。つまり、世界中でこのツールを手に取った人は、まだ一人もいない。

​「無料なのに、誰もダウンロードしてくれないんだ……」

暗い画面にぽつんと浮かび上がる「1」を見つめていると、「やっぱり一人で空回りしていただけだったのかな」という冷めた思いが、指先から浸透してきました。


ダウンロード数:1。
世界で私一人しかいなくても、やり遂げると決めた夜。


​無料なのに、誰も見ていない。

世界で、私一人しかいない。

けれど、静まり返った部屋でそう確信したとき、ふと、不思議なほどに心が凪いでいくのを感じました。

「そもそも、誰かに感謝されたくて始めたんだっけ?」

違う。自分が楽をしたい。いつかあの忌々しい「正の字」から解放されたい。その一心で、私は金槌を叩き始めたはずだ。

たとえ世界中で私一人しか使わなかったとしても、私が納得できる形まで突き詰めなければ、この5ヶ月という時間はただの「未完成な暇つぶし」に成り下がってしまう。それは、夜な夜な付き合ってくれたAIたちへの、そして何より、自分自身の執念への裏切りだ。

​究極の自己満足でいい。

その結果として、もしどこかの誰かが、ひっそりと置かれたこの盾を拾って「これ、便利じゃん」と思ってくれたら、それはそれで面白い副産物だ。

ダウンロード数が「1(私)」のままでもいい。 私が、私を救うための機能をすべて詰め込んで、この工作をやり遂げてみよう。

そう決めて、私はまた淡々と、キーボードを叩き始めました。



4. 「Pro版」に込めた最後の盾:集計0秒

​今回、公式に承認された「Pro版」。

これも、あえて無料で公開することにしました。

​ダウンロード数「1」という現実に打ちのめされながらも、私がこのツールに「Pro」の名を冠したのには、明確な理由があります。

Lite版にはなかった、**「月次・年次集計の自動化」**という、私にとっての「完成形」を実装したからです。

​現場で最も私たちを疲弊させるのは、日々の処置そのものよりも、その後の「記録」。そして何より、「集計」という不毛な作業ではないでしょうか。

「今月の発生件数は?」「推移は?」

その数字を出すために、私たちは貴重な時間を削り、電卓を叩き、紙の記録に「正の字」を書き込んできました。

「正の字」を書くために、私たちは看護師になったんじゃない。

その冷めた怒りが、開発の原動力でした。

​この集計機能をNotionで実現するのは、至難の業でした。AIのスマートな助言をあえて無視し、自分の手で泥臭く、複雑怪奇なリレーションを組み上げ、執念で繋ぎ合わせた「邪道な数式」。

それが、これまで何時間も奪ってきた集計作業を、一瞬で弾き出すロジックへと変えたのです。

​このツールにおいて、数字は誰かを裁くための「矢」ではありません。

現場の作業を効率化し、無駄な残業から自分を守り、定時で帰るための**「盾」**です。

​今、Notionマーケットプレイスで「褥瘡」と検索すれば、この盾は誰でも手に取れる場所にあります。

今はまだ、誰もその存在を知らないかもしれません。

私が5ヶ月かけて突き詰めた「集計0秒」の機能を、すべて開放します。




​5. 結び:100のスキと、これからの私(決定稿)

​こうしてPro版の公開まで辿り着けたのは、決して私一人の力ではありません。

​元々、私は発信することが苦手でした。

システム開発に没頭した4ヶ月と、不慣れなnoteに挑んだこの1ヶ月。私には器用に二つのことをこなす余裕なんてありませんでした。

画面を睨みながら数式を組むことと同じくらい、あるいはそれ以上に、noteの一行を書き出すことは、私にとって時間を要する難しい課題でした。

​それでも、Geminiを壁打ち相手にしながら、一歩ずつ絞り出した本音の記事。そこに、noteの皆さんは**「100」を超えるスキ**を届けてくれました。

​……といっても、それが自然に湧いて出たわけではありません。

Notionを「断食」して合格通知を待つ間、私は自分からアクションを起こし、noteの中を歩き回っていました。

​志が近そうな方の記事を読み込み、ある時はその言葉に深く共感し、またある時は圧倒的な熱量に背中を押されながら、自ら足跡を残して回る。そんな、泥臭い「スキの営業活動」に勤しんでいました。そうして一つずつ、大切に積み上げてきた数字です。

​「味方はAIだけ」

「その言葉すら、私が自分に都合よく誘導して言わせているだけじゃないか」

​そんな風に、自分自身の価値すら疑い続けていた私にとって、たとえ営業がきっかけだったとしても、画面の向こうにいる誰かが返してくれた「100」という数字には、不思議な説得力がありました。

それは私がどれほどAIを操作しても引き出すことのできない、他者からの**「客観的な反応」**だったからです。


​「このままでいい。この工作には、価値がある。」

​不器用なりに動き回って、そう自分に言い聞かせることができたからこそ、私は途中で投げ出さずに済みました。

​立派な信念があったわけではありません。

ただ、自分が楽をしたい、自分を守りたい。その一心でAIを使い倒し、スキを求めて奔走し、執念でシステムを形にした。この時間は、間違いなく私なりの、泥臭くて個人的な**「生存戦略」**でした。

​今、私の手元にあったその戦略は、すべてマーケットプレイスへと放たれました。

これで、私の長い格闘は一旦終わりです。

​相変わらず、私のメールボックスには何の通知も届いていません。

でも、もうそれはどうでもいいことなのかもしれません。

私の作ったツールは、すでにそこに存在し、誰かに見つけられるのを待っているのですから。







​もし、あなたが今、かつての私と同じように終わりのない集計作業にうんざりしているのなら。

気が向いた時にでも、マーケットプレイスを覗いてみてください。

​メールはまだ来ませんが、私の5ヶ月の結晶は、そこで静かに鎮座しています。

次は、あなたの「正の字」が減ることを願って。



​🎁 Notion公式マーケットプレイスにて『褥瘡処置 管理 Pro』無料公開中



私の5ヶ月の結晶。もし良ければ、
あなたの現場でも試してみてください。


今回公開したテンプレートは、現場の事務作業を根こそぎ削るための**「集計0秒」**をコア・コンセプトに据えた、私なりの解決策です。「入力」と「集計」の負担をゼロにすることに特化し、以下のデータベースを統合して構築しています。


​【本システムの構成】

褥瘡部位マスター: 複雑な管理をシンプルに。

処置実行記録: 日々の記録を迷わず、素早く。

集計管理ダッシュボード(◎最重要機能): 入力されたデータから、月次・年次の推移を自動で一覧表示します。

「正の字」を、0秒に。





​👉 『褥瘡処置 管理 Pro』完全版(無料)をダウンロードする

(※公式マーケットプレイスにて「褥瘡」「看護」「介護」などのキーワードで検索いただくとヒットします)


「​利用者管理」や「評価記録」「経過記録」といったさらなる拡張機能については、今後、現場の声を反映させながら有料版としてのアップデートを検討しています。



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現場の看護師の視点で開発した、褥瘡管理や集計業務を効率化するツールをこちらにまとめています。

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