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『仕事中、おならをしてしまった』──なかったことにされたあの一瞬



音が出た瞬間、
「あ、終わった」と思った。



おならだった。



ちゃんと、肛門から出た音だった。



静かな職場だった。
誰も喋っていない時間。
キーボードの音だけが、続いていた。



その中で、
自分の身体の音だけが、混ざった。



一瞬でわかった。



「あ、これ、ごまかせないやつだ」って。



力、抜けてた。
完全に。



肛門、閉じてなかった。
自分で閉じてたはずの場所が、
勝手に開いた。



止められなかった。
というより、
「止める前に出た」



一瞬だったのに、
その一瞬で、
全部が変わった気がした。



誰も見てない。
誰も何も言わない。



でも、
「さっき、おならした人」っていう自分だけが、
そこに残った。



顔、上げられない。
もし今、誰かと目が合ったら、
「聞こえてた」って確定する気がする。



だから、
何もなかった顔をする。
何も起きていないふりをする。



でも無理だった。
頭の中でずっと回ってる。



「聞こえた?」
「気づいてる?」
「今、我慢してるだけ?」



しかも、
一番きついのはそこじゃない。
もう一回、出るかもしれない。



さっき、
自分の肛門は、勝手に開いた。
ということは、
また開くかもしれない。



その恐怖が、
ずっと残る。



座ってるだけなのに、
ずっと力入れてる。
肛門に。



普通にしてる顔で、
ずっと締めてる。



でも、
それも正解かわからない。
どこまで締めればいいのか、わからない。



気を抜いたら終わる。
でも、
ずっと気を張るのも無理。



身体が信用できない。



笑われたら、終われた。
「今の聞こえた?」って言われたら、
それで終わったかもしれない。



でも、
誰も触れない。



だから、
終わらない。



・音が出たあとの沈黙
・誰も触れない時間
・席を立てなくなった理由
・帰り道で何度も再生される「肛門の感覚」



全部、そのまま書いています。



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第1章 まぶたが落ちた一瞬
第2章 戻った意識と、遅れた身体
第3章 空気を裂いた音
第4章 誰かが顔を上げた気配
第5章 なかったことにしようとする時間
第6章 他人の中の自分が変わる瞬間
第7章 誰も触れないという優しさ
第8章 身体が信じられなくなる
第9章 立ち上がるタイミングを失う
最終章 何もなかった一日の終わり




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おならが出た。
仕事中に。
それだけのことです。



でも、
その一回で、
身体を信用できなくなりました。



肛門は、勝手に開く。
止められないことがある。
その事実だけが残る。



誰も何も言わない。



だから、
終わらない。



これは・・・
・誰にも触れられなかった羞恥
・確認できないまま残る記憶
・身体が自分のものじゃなくなる感覚



それを、そのまま書いた記録です。



👉続きはこちら(KDP)






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