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【2025年振り返り】KZ 2025年イヤホン総まとめ|高音質24BA/28BAとバレットもチェック【徹底解説】

昨日は中華イヤホンの名品、KZの2025モデルのうち
1000円台で買えるシングルDD系の物を中心にご紹介しました。

シングルDDは良いんですが、KZらしい多ドラやバレットタイプなど
ちょっと面白いものももちろん出ています。
このnoteでは、2025年に登場したKZイヤホンを総まとめしつつ、
AS24 PRO・Sonata 28BAを中心に、
バレットタイプまで含めて徹底解説していきます。

2025年KZの特徴まとめ

まず、多BAモデルについては、単なる話題作りの段階を超え、
完成度そのものが問われるフェーズに入った印象です。
24BAや28BAといった極端な構成であっても、チューニングやバランスを含めて評価されるモデルが登場し、数が多いだけではない豊かな音がたのしめます。

一方で、2025年はシングルDDのイヤホンが非常に多かった年でもあります。
ハイエンド寄りの多BAモデルが注目を集める裏で、手頃な価格帯のシングルDDが数多く展開され、同じ1DDなのに個性豊かなモデルが多数発売されました。

また、2025年にはバレットタイプをはじめとする、従来のKZらしさから少し外れたモデルも登場し、多用なラインナップでますます目が離せなくなっています。

2025新作KZおすすめイヤホン紹介

1,580円 送料無料

Z ED9 PRO イヤホン

KZ ED9 PROは、かつて高い人気を誇ったED9を、現代の設計と素材でリバイバルしたモデルです。
構成はシンプルなシングルダイナミックドライバーで、低音重視でパワフルなサウンド。量感と押し出しの強さを前面に出した、いかにもED9らしいヘビーベースです。低音は単に膨らむだけではなく、芯があり、勢いを保ったまま鳴ります。セミオープン構造のリアチャンバーを採用しているため、密閉型のカナルイヤホンとは異なり、音が詰まりにくく、広がりのある鳴り方をするのも特徴です。
ED9シリーズの伝統として受け継がれているのが、ノズル交換による音質調整です。ED9 PROでもこの仕組みは健在で、ノズルの違いによって中低域の厚みや全体のバランスが変化します。
筐体にはアルミニウム合金が使われており、価格帯を考えると質感はかなり高めです。3.5mmのL字プラグを採用し、マイクも内蔵しているため、通話用途にも対応します。有線接続ならではの安定した音質で、遅延や発熱を気にせず使える点も、あらためて評価できるポイントでしょう。
セミオープン構造のため音漏れは避けられず、公共の場で大音量を楽しむ用途には向きません。また、付属ケーブルはタッチノイズが出やすく、歩きながらの使用では気になる場面もあります。

5,548円 送料無料

KZ ZA12

KZ ZA12は、2基のダイナミックドライバーと4基のバランスド・アーマチュアを組み合わせた構成。
低音と中音域を担うのは、10mmのスーパーリニア・ダイナミックドライバーと8mmの高性能ダイナミックドライバーです。量感を強調するだけの低音ではなく、沈み込みとスピード感を両立した鳴り方で、リズムの芯をしっかり支えます。中域へのつながりも自然で、ボーカルやメロディラインが不自然に膨らんだり引っ込んだりすることはありません。
高域と超高域には、31736系と30019系のバランスド・アーマチュアをデュアルアレイで配置しています。BAらしいレスポンスの速さを活かし、細かな音の輪郭や余韻を明瞭に描写する方向性です。高音がただ強調されるのではなく、解像度と抜け感を意識したチューニングになっており、全体の音像をクリアに引き締めています。
KZ ZA12の大きな特徴のひとつが、4段階のチューニングスイッチを備えている点。これは単なるEQ的な味付けではなく、内部フィルターと組み合わせることで、低音の量感や中高域の存在感を物理的に調整できる仕組みになっています。クリアなボーカルを重視したい場合や、低音を少し前に出したい場合など、用途や好みに応じて音のキャラクターを変えられるため、一台で対応できる幅が広いモデルです。
電子クロスオーバー技術によるドライバー制御も、このイヤホンの完成度を底上げしています。ダイナミックドライバーとBAがそれぞれ担当する帯域で無理なく動作するよう管理されており、音が分離しすぎてバラバラに聴こえることはありません。ハイブリッド構成にありがちな違和感が抑えられ、広がりのある音場と自然な定位感が得られます。
付属する無酸素銅の銀メッキケーブルは、信号伝送の安定性を重視した仕様で、音の解像感を損なわずに鳴らします。

5,826円 送料無料

KZ Zenith

KZ Zenithは、2025年に登場したKZの有線イヤホンの中でも外せない新世代フラッグシップモデルです。
心臓部となるのは、新世代ダイナミックドライバーユニット「Driver X」です。大径ボイスコイルを採用することで、音のエネルギー感と空間の広がりを両立し、低域から高域まで余裕のある鳴り方を実現しています。ネオジムマグネットも大型化されており、過渡応答が速く、低音では十分なストローク量を確保しつつ、制動の効いた引き締まった表現が可能です。
特に特徴的なのが、0.15mmという非常に狭い磁気ギャップ設計。
一般的なダイナミックドライバーの約半分にあたるこのギャップ幅によって、駆動効率が高まり、スマートフォンなどの出力でも鳴らしやすくなっています。同時に磁場が安定しやすく、歪みが抑えられるため、音の輪郭がぼやけにくい点も印象的です。最大128dBという高い感度は、微細な音の変化や余韻を逃さず描写することに貢献しています。
サウンド傾向は全体としてバランスニュートラル寄りで、低域は量感よりも質感と制御を重視し、中高域は抜けが良く、空気感を伴って自然に広がります。派手さで押すタイプではありませんが、長時間聴いても疲れにくく、ジャンルを選ばず使える音作りです。多ドライバーのような分離感の誇張はありませんが、その分、音像の一体感と自然さが際立っています。
Zenithには、4段階のプロフェッショナル・チューニングフィルターが搭載されています。これは電子的なEQではなく、物理的な調整機構によって音の傾向を変える仕組みで、低音寄りにも、高域寄りにも好みに応じてカスタマイズできます。単一ドライバーでありながら、ユーザーが音の方向性をある程度コントロールできる点は、2025年らしい進化と言えるでしょう。
筐体はオールメタル構造で、ダイカスト成形から研磨、二層電気メッキまで施されており、価格以上の高級感があります。内部には大面積の中空構造が設けられており、音の抜けや透明感の向上にも寄与しています。2ピン仕様の金メッキ端子を採用しているため、リケーブルやアップグレードも容易です。
付属ケーブルは高純度の銀メッキタイプで、導電性と耐久性のバランスが取れています。イヤーチップもメモリーフォームとシリコンがそれぞれ複数付属し、チューニング用レバーや収納袋なども含め、パッケージ全体として完成度の高い内容です。

12,666円 送料無料

KZ AS24 PRO

KZ AS24 PROは片側12基、合計24基のバランスド・アーマチュアドライバーを搭載し、全帯域をBAのみでカバーするという構成。
音を聴いてまず感じるのは、高音域の存在感です。
高域は非常にクリアで明るく、解像度の高さが強く印象に残ります。情報量が多く、細かな音の動きや余韻までしっかりと描き出されるため、音の輪郭が常に前に出てきます。一方で、音源やジャンルによっては質感にやや粗さを感じる場面もあり、特にロック系の楽曲ではギターの歪みやシンバルのアタックでシャープさが強調されます。このため、長時間のリスニングでは人によっては少し疲れを感じるかもしれません。
中音域は全体としてサラッとした質感で、音が滞留せず抜けていく印象です。音像が前に密集するタイプではありませんが、その分、分離感が良く、音数が多い楽曲でも混濁しにくい鳴り方をします。特に女性ボーカルとの相性は良好で、声の伸びやブレスのニュアンスが明瞭に表現され、透明感のあるボーカル表現が楽しめます。一方で、声質が低めの男性ボーカルは、やや奥に引いた位置に感じられることがあり、この点は好みが分かれるところでしょう。
低音域については、24BAという構成から想像されるほど量感が前に出てくるわけではありません。サブベースは控えめで、空気を震わせるような重低音表現は得意ではありませんが、楽曲の土台を支えるだけの重みは十分にあります。低音は膨らませる方向ではなく、タイトさとキレを重視した鳴り方で、結果として音全体が前に押し出されるようなスピード感のある印象につながっています。
定位感は良好で、各音の位置関係は把握しやすいです。音場の広さ自体は特別広大というわけではありませんが、上下左右の見通しが良く、BAらしい整然としたステージが形成されます。ただし、チューニングスイッチを左右で異なる設定にすると、定位が不安定に感じられる場合があるため、使用時は左右同一設定を基本とした方が安心です。
AS24 PROは、AS24と比べると低音域の量感が増し、高音域の抜けと明瞭さが強化されたモデルです。音の根本的なキャラクターは近いものの、AS24がバランス重視で落ち着いた方向性なのに対し、AS24 PROはよりダイナミックで力強い表現に寄っています。楽曲のグルーヴ感やエネルギーを前面に出したい人にとっては、AS24 PROの方が魅力的に映るでしょう。
総合的に見ると、KZ AS24 PROはBA構成でも勢いと迫力を出せることを示したモデルです。万人向けとは言いませんが、情報量の多さとスピード感を重視し、刺激的で前に出るサウンドを求める方におすすめです。

15,425円 送料無料

KZ Sonata

KZ Sonataは、片側14基、両側合計28基という圧倒的な数のバランスド・アーマチュアドライバーを搭載し、フルBA構成でここまでやり切ったモデルは、KZの歴史を振り返っても特異と言えるでしょう。
価格帯も15,000円台と、KZとしては明確にハイエンド領域に踏み込んだ一台です。
Sonataは、用途やユーザー層を意識した2バージョン展開がされている点も特徴的です。標準版はシンプルな構成で、フルBAの高解像度サウンドをそのまま楽しめる設計になっています。一方、調音版には4段階のチューニングスイッチが搭載されており、低音域を中心に音のバランスを調整することが可能です。リスニング用途はもちろん、モニター的な使い方や、音の傾向を自分で詰めたいユーザーにも対応できる柔軟さがあります。
音響設計の中核となるのは、4way電子クロスオーバー技術です。28基のBAドライバーは闇雲に鳴らされているわけではなく、低域・中域・高域・超高域それぞれに役割が与えられ、帯域ごとに精密に制御されています。その結果、フルBA構成にありがちな音の細さや軽さは感じにくく、むしろ情報量の多さと音の厚み、滑らかさが強く印象に残ります。高音域は、BAらしいシャープさと煌びやかさを備えつつ、耳に刺さるような刺激は抑えられています。わずかなザラつきを感じる場面はあるものの、シンバルやハイハットは適度な空気感を伴って広がり、聴感上の気持ちよさがあります。中音域は明るく、粒立ちが鮮明で、音の抜けが非常に良好です。フルBA構成ながら中音が痩せることはなく、28基のドライバーによる濃密さがしっかりと支えています。ただし、ダイナミックドライバーのような生々しい押し出しや躍動感は控えめで、あくまで整理された表現が中心です。
低音域は、ミッドベースを中心に硬質でタイトな鳴り方をします。量感で圧倒するタイプではなく、残響を抑えたキレの良さが印象的です。サブベースは控えめですが、その分、音全体の見通しが良く、低音が他の帯域を邪魔することはありません。分離感が非常に高いため、低音域においても細かなニュアンスまで聴き取れる点は、このモデルの大きな強みです。
定位は安定しており、音場もKZの中では広めに感じられます。音が横に広がるだけでなく、レイヤー構造が明確で、各パートの位置関係を把握しやすいステージが形成されます。その一方で、情報量が非常に多いため、集中して聴くと聴き疲れを感じやすい傾向もあります。BGM的に流すよりは、腰を据えて音を味わうリスニングに向いたタイプです。

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