【10DANCE】 「Devil's Inside」 から読み解く、杉木と鈴木の関係性

冒頭のラテン組オナーダンス曲「Devil's inside」
原文は英語ですが、意訳を含む私的な読みとして書いています。
ニュアンス重視の解釈なので、その前提で読んでもらえたら嬉しいです。


その日 僕の中で 何かが壊れてしまった
だから 君に当てつけるように 背を向け
立ち尽くしたまま 息も絶えそうで
冷たくて 立っていられない

これでいいはずなんだ
月明かりの下でしか 君に会えない
わかってる 僕の中に悪魔がいるって
孤独な僕を このまま連れ去ってくれ

君を追って 暗闇へ踏み込んだ
たとえ 死へ向かう道だとしても
君は僕の憧れ そのものだ

どんな駆け引きにも 手を伸ばしたけど
空回りして 最後には
すべて 手放してしまった


これでいいはずなんだ
月明かりの下でしか 君に会えない
わかってる 僕の中に悪魔がいるって
孤独な僕を このまま連れ去ってくれ

※repeat×3




以下、個人的な解釈。


ラテン組の最初のオナーダンス。
そこで流れる"Devil's Inside"と、重なるように入るタイトルコール。

歌詞を改めて読み返してみると、物語のこの先の鈴木と杉木の関係そのものを、静かに先取りしているように感じられてならない。
ブラックプールでの別離を経た二人の心境にも、驚くほど近く響いてくる。

特に胸に残ったのが、この一節。
月明かりの下でしか 君に会えない(I only meet you in the moonlight)

このフレーズは、「競技以外では会わない」と鈴木が誓った言葉と、重なって聞こえる。
“月明かり”は、ダンスホールに落ちるスポットライトのようでもある。
あの光の下でしか、二人は繋がれない。

ウォッチパーティで竹内さんが語っていた
「競技以外で会わないとわざわざ口にするのは、本当は競技以外でも会いたいから」 という言葉が、このフレーズに重なって何度も反芻してしまう。


そして、もうひとつ。
君は僕の憧れ そのものだ(You're the art)

当時、引退も考えていた杉木先生にとって、鈴木は「最後の掴める藁」だった。
救いであり、執着であり、憧れであり、どこか神聖視してしまうような存在。
この言葉が、ダンスでしか繋がれない二人の姿にそのまま重なり合う。

You're the art の “art” は、単なる芸術というより、あなたは芸術そのものだ、という言い方で鈴木という存在に自然に重なる。
※ “Art” が “Ark” と誤記されていたが、現在は正しい表記に修正済み。


鈴木が杉木への気持ちを自覚したバーでの “Nadie sabe” 
危ういほど近い “Bésame mucho” 
10ダンスの1曲目ワルツ “Lasso the Moon” 
そのどれもが、歌詞と物語が静かに響き合っているように思えてならない。
そう考えると、あのタイミングでの選曲も、偶然とは思えなくなる。

物語の始まりであるタイトルコールの裏側に、
どこか二人の行く末が重なって見える。
その気配に触れるたび、静かに噛みしめてしまう。


総評:10DANCEくん、制作サイドにダンス音楽界の米○玄師いない?
シーンに対する曲選びが、毎回あまりにも的確すぎる。

※原曲の歌詞はこちらを参照

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