ひどいアニパロ大戦 なんでやねん
元日早朝三時半、柊家。
かがみの神社の手伝いで疲れはてて、ほむらとまひろはソファで眠っている。
こなたはシャワーを浴びて、頭をタオルで拭いている。
つかさがこなたを労った。
「こなちゃん、ご苦労さん」
だが、かがみが
「あんたの友達が変なことをやってるよ」
こなたの視線の先に、智子といつからいたのか長門有希がいる…のだが。
「なんでやねん」
「…な…なんでやねん」
「いや、もう一回、なんでやねん」
「なんでやねん」
こなたが口出しした
「智ちゃん、元日からなにやってるのさ」
「いやー長門さんが来て、思ったんだけど、そろそろ長門さんにも『天然ボケ以外のギャグ』が必要だと思って、ツッコミを習得させてて」
智子のツッコミのフォームは綺麗で、長門もツッコミのポーズのまま頷いていた。
「なんでやねん」
ビシッと決まる長門のツッコミ。
だが、かがみは遠くから呆れて見ている。
こなたもこのカオスに呆れて
「有希ちゃんもやらなくていいんだよ」
「いや…情報統合思念体も、このなんでやねんに意味があることを検討し始めた」
「いや…なにもないよ、あと智ちゃんもシャワー浴びてきて、臭いから、だいたい有希ちゃんがギャグ覚えて『長門有希のツッコミ』とか言うラノベ出ても困るでしょ」
「まあ、それもそうだね」
そう言って智子はそそくさと浴室に向かうが、かがみがそこへ
「ええ加減にしなさい!」
とツッコミを入れ
「あきまへんなあ」
といいながら脱衣場に智子ははいった。
長門は呟いた
「智子の影響力は凄い」
「そんな馬鹿な…」
とこなたが言うと
「なんでやねん…」
「なんでやねん…」
眠っているまひろとほむらが、寝言でツッコミ始めた。
「やはり、情報統合思念体が…」
「そんな馬鹿な…眠い…」
こなたは目を覚ました。
元日の午前四時。
「なんだ…ゆめかぁ…初夢がこれだったら泣くわ…」
かがみもつかさもほむらもまひろも智子も雑魚寝している。
だが、かがみが
「なんでやねん…」
妹のつかさも
「なんでやねん…」
ほむらも
「なんでやねん…」
まひろも
「なんでやねん…」
智子は
「こりゃあきまへんなあ…」
こなたはなんだか背筋が寒くなった。
「初日の出まで起きていようか…」
こなたのスマホが着信した。
メールを見た、送信先不明。
「なんだ、スパムか…」
文面 なんでやねん
「!…かがみでもつかさでも…智子…まひろ…ほむらちゃん…誰か起きてくれないかなあ!」
今年も大変な年になるような気がした。
