デコ活ってどう進める?自治体とデコ活(環境教育)に本気で取り組んでみた ~その3~
この記事は以下の方に特におすすめです!
・官公庁や自治体の職員の方々
・デコ活に興味のある方々

埼玉県三芳町様との環境教育コラボレーション!
さて、少し間が空きましたが、前回のnoteでは、弊社プログラミング教育ツール「K3Tunnel \ ケイサントンネル」を活用して、埼玉県の自治体様と地域オリジナルの環境教育教材を制作することについてお話ししました。
そのために、まずはベースとなる全国版のシステム開発を進めると共に、自治体版のカスタマイズをどうしていくかを並行して検討していきます。この自治体版、具体的には埼玉県三芳町様と取り組みを進めようとのことでスタートをしました。
背景と経緯

三芳町様では令和6年度に第6次総合計画の策定に合わせて教育大綱も改訂され、カーボンニュートラルに関する教育の充実が盛り込まれました。三芳町様ではそれまでも小学生向けの環境教育に力を入れられていましたが、新たな教育大綱に即してカーボンニュートラルに関する教育でも、取り組みの充実を模索することに。
連携のきっかけは三芳町様が推進されていた「産官学民と共創する授業づくり」。
たまたま当社が手掛けるプログラミング教育ツール「K3Tunnel」をご紹介させて頂くことになり、お話を伺う中で、これは検討を進めていたカーボンニュートラル企画がマッチするのではないかとご提案をしたところ、是非三芳町で進めましょうとの力強いお言葉をいただきました。
三芳町版教材開発...合同ワークショップの開催

前回記事のおさらいとなりますが、今回の環境教育企画では、
① 現状のK3Tunnel上にCO₂排出量シミュレーターを題材にしたプログラミング学習用アプリケーションを開発する
② 架空の町(全国汎用版)を舞台に脱炭素を学ぶ標準授業を開発する
③ ベースシステムをもとに各自治体と協力して地域版コンテンツを開発する
といった流れで開発を進めていきます。
三芳町様とは③について話を進めていくにあたり、ワークショップ形式で三芳町版にどのような要素が必要かを議論することとしました。
カスタマイズをする検討要素

A) 三芳町版マップに載せる要素・こだわりポイントの検討
授業を受ける子供たちに自分事として受け止めてもらえるよう、自分の住む街の話であることがわかるようにデフォルメ化した三芳町マップを作成する。どのような要素が入っていれば三芳町だと子供たちに気づいてもらえるか。
B) アクションリストに載せる三芳町独自項目の検討
今回の授業では、自分達でCO₂排出量シミュレーターをプログラミングした上で、CO₂を削減するアクションが記載されたリストを紙面で配布。どのアクションをどの程度実行するかをシミュレーターで検証する。そのアクションリストにどういった項目を三芳町として展開するか。
C) 三芳町のCO₂排出量データ
現状のCO₂排出量や、各アクションの削減量を三芳町の数値にカスタマイズするためのCO₂排出量関連データを確認。
こうした議題をワークショップで議論し、反映版の作成、反映版をもとにした再度のワークショップ開催と、教材の粒度を、ワークショップを通して高めていきます。
三芳町様では、子供たちに刺さる要素や授業実施に向けた懸念事項を反映するために、三芳町教育委員会学校教育課様に音頭を取っていただき、実証授業を行うこととなっていた三芳町立藤久保小学校の6年生担任の皆さまにワークショップへ参画いただきました。
また、三芳町として力を入れている政策や、子供たちに実践してほしい環境行動をアクションリストに反映すべく、環境課様とも連携、独自のアクションリストを検討していきました。
デフォルメ三芳町マップ作成の流れ
当社がベースを作成

地域の方と議論
町の北側に住宅地、南側で農業、中央に関越自動車道、ランドマークは..などをヒアリング。

議論した内容を反映

具体的な授業内容の検討

子供たちが自分事として考えられる三芳町マップ、三芳町として取り組む内容を反映したCO₂排出量削減に向けたアクションリスト、そして三芳町のCO₂排出量等のデータ反映。これで環境教育教材の完成!...というわけではありません。
小学校の教材として、授業を通して学習目標を達成できるよう、学習目標を設定した上で小学校の授業時間内で本教材をどのように展開をしていくか、指導案をあわせて考えていく必要がありました。

本教材は、カーボンニュートラル実現を目指す2050 年に、社会の中心を担う世代となる現在の子どもたちに、脱炭素社会の実現に向けた具体的な行動と効果を学んでもらうことを目的としています。
座学だけではなく 2020 年に必修化されたプログラミング教育と組み合わせ、この教材を使用することで具体的な行動に伴う CO₂削減効果およびコストの変化について学ぶことができるよう、三芳町版の制作と並行して授業内容・指導案の設計を進めていきました。
45分×2コマの授業展開として、授業の目的を達成できるか。小学6年生に向けて授業を行うとして、学習前の内容は含まれていないか、理解ができる内容となっているか、進行スライドの表現に問題はないか、CO₂排出量の計算に問題はないかなど、授業案をもとに様々な視点について、NPO法人企業教育研究会様と何度も打ち合わせを重ね、ブラッシュアップをしていきます。
できあがった授業用コンテンツ概要

さらに、CO₂排出量や、削減アクションに伴うCO₂排出量・コスト等データの取り扱い、授業の構成などについて、その蓋然性を秋田大学大学院理工学研究科 古林敬顕准教授にアドバイザリーを務めていただき、古林先生とともに検討を重ねます。
こうして、三芳町様とのワークショップ、企業教育研究会様との打ち合わせ、古林先生との打ち合わせを重ね、
地域の特色を反映した、プログラミング教育と環境教育を組み合わせた新しい環境教育教材「K3Tunnel『めざせ!カーボンニュートラル!』三芳町版」
が完成しました。
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次回は三芳町版教材の詳細や検証用授業の様子などについてお話しします。
※本環境教育企画の地域オリジナル教材制作、授業展開等のご相談について、お気軽にお問い合わせください。

