Agentforceを活用してみました!
この記事は以下の方に特におすすめです!
・Salesforce製品ユーザー企業の方
・社内のDXを企画推進されている方
・AI活用を推進されている方

AIイノベーショングループについて
私たちはAIを活用した新しいソリューションの企画・開発を推進しております。NSSOLはSalesforce社のパートナーであり、Salesforce社が昨年リリースしたAIエージェント"Agentforce"についても、ソリューション化に向けた企画開発や検証を進めています。
様々なユースケースに応じたエージェントの開発を通じて、技術力や知見を積み上げ、Agentforce国内No.1パートナーを目指しています!
Agentforceってなに?

Salesforce社が提供する自律型のAIエージェントです。営業活動やマーケティング、カスタマーサポートなど様々な業務を支援します。機械学習と自然言語処理 (NLP) により、質問への返答はもちろん、複雑な問題の解決まで、幅広い課題に対して、推論して処理を自律的に行います。
例えば・・・
「商談中の顧客にパーソナライズされた紹介メールを送信する」
「価格設定に関する質問に返答する」
「担当営業のカレンダーにアクセスして、商品説明のアポをスケジュール登録する」
そんなことが実現できます。
実際にエージェントを作ってみましょう!

ユースケースの選定
今回は、製品の見積に関する問い合わせに対して返答するエージェントを作ってみましょう。OA機器メーカーを題材にします。
今回は上記のユースケースを題材にしましたが、実際は、工数過多や人員減だがパフォーマンスの維持が必要など課題のある業務を特定し、業務フローを紐解き、Agentforceへの移行可否やROIを分析して決定します。
エージェントが返答するうえで必要なナレッジ、すなわちデータの準備
今回はAgentforceに、製品の見積に関する問い合わせに対して返答することを目指していますので、製品名や品番、金額などのデータをSalesforce社が提供するDataCloudに格納します。
プロンプトビルダーでエージェントへ指示を与えましょう!
Agentforceにはプロンプトビルダーという環境が提供されています。ここでエージェントに様々な指示をリクエストすることが可能です。エージェントが理想的な回答を出力するノウハウの一部を公開します。
①事前にAIエージェントの役割を指示

②プロンプトビルダー上に、どのようなデータを抽出すべきか細かな指示を出す。使用モデルは「OpenAi GPT 4 Omni Mini」

テスト&チューニング
質問として「OA機器の情報を教えてください」とAIエージェントに投げかけると、いきなり製品番号、製品名のリストが表示されます。

応答として悪くはないですが、お客様にこのエージェントを使ってもらうと考えると、丁寧さに欠ける印象です。そのため、チューニングを実施をします。
指示したメッセージを出力するようにAIエージェントへ依頼(トピックの修正)どんな文言でも、初めのユーザ入力に対しては「ご質問ありがとうございます。どんな製品についてお調べしますか?」と聞いてください。

すると、エージェントの応答が変わりましたね!

このようにプロンプトやデータの加工→テスト→チューニングでエージェントの精度を高めていく必要があります。そのため、テストシナリオの設計は重要だと感じました!
完成したエージェントがこちら!
(noteへのアップロード容量の兼ね合いから画質が荒いです)
当社の事例

私たちは実際にAgentforceを用いた業務改革を進めています。今回はその一例をご紹介します。
見積返答エージェント
当社は、多くのお客様に、多品目のソフトウェアライセンスを提供しております。そのため日々、更新や見積に関するお問い合わせをいただくことが多いです。そこで見積金額の返答をAgentforceを用いて実現できないか?というのが開発のきっかけです。弊社の顧客がアクセス可能な専用ポータルに実装しました。




このエージェントの導入により、お客様は製品の概算見積を迅速に把握することができます。当社とすれば、問い合わせ件数や問い合わせ応答に係る工数の削減が期待されます。
次の取り組み
価格はわかったが、発注のための正式見積書が欲しい!!といったことが考えられるため、正式見積書発行まで自律的に動くエージェント開発を進めています!
もし実現できたとすれば、迅速に正式な見積書類を受領できます。当社とすれば、見積作成や社内稟議に係る工数の削減が期待できます!
乞うご期待です。
まとめ

私たちはAgentforceを用いてお客様のDXや経営課題の解決を支援したいと考えています。一見構築は容易かと思われがちですが、大きく4つのポイント、ノウハウ・技術力が求められます。
(1) ユースケースの選定・業務フローの整理
(2) ナレッジ、データの定義、設計
(3) 精度の高いプロンプト
(4) さらに精度を高めるチューニングのサイクル
是非、お気軽にお問い合わせください!
弊社を通じてライセンスをご導入いただいていない企業様からのご連絡も承歓迎です。
(Salesforce、Sales Cloud、Agentforce及びその他はSalesforce.com, Inc.の商標であり、許可のもとで使用しています。)

