2025 : Where Are We Now ?
占い界隈はこの時期一斉に下半期占いをUPして賑わうが、私の場合、半年くらい前から用意していたにも関わらず、ダラダラし続け、とうとうこんなタイミングになってしまった。資料を読んだり、関係する映画を見たり、AIに相談してたりしたら楽しくなっちゃって。そうこうしてたら今度はSly StoneとBrian Wilsonがご逝去。奇しくも2人とも木星蟹座期の生まれで、ジュピターリターンを迎える頃でした…合掌。しかし、結果的に太陽も蟹座にイン、しかも木星を巻き込みながらの蟹座🌑新月を経たということで、逆にめっちゃ結果オーライっていう✌️
Sly、Brian、ありがとう。
…というわけで、年運を占う星、木星が双子座から蟹座へ移動しました。ここに今期の12星座別テーマソングを挙げておきます。選曲の基準は前回同様、以下3点。
・アーティスト自身がその太陽星座である
・その曲がリリースされたのが今期と同じ木星蟹座期である
・木星占い的に見てその時期を表しているような曲である
同じ太陽星座の人が、今期と同じ位置に木星があった時、どんなグルーヴを醸し出していたのか。サウンドや歌詞、雰囲気、状況などはどんなものだったのか。それらを知ることで、聴くことで、見ることで、感じることで、考えることで、今を生きる我々の中に何かヒントのようなものを浮かび上がらせることができるかもしれない…そういう狙いをもって毎度選曲させていただいております。なので、必然的に木星の周期である約12年ごとの2014年、2002年、1990年、1978年、1966年…周辺の曲だけとなります。
選曲のため、木星蟹座期のヒット曲をひたすら収集し、聴きまくりました。今期は「夏」「Love」「ダンス」「ほっこり」みたいな曲が多いです。端的に言って、心温まる系。木星双子座期の「Like a Rolling Stone」とか「God Save the Queen」みたいなキレキレ感は和らいで、サウンドのムードやグルーヴのダイナミズムで人々を慰撫 or 鼓舞するような雰囲気が強いです。例えば、1966年頃は「Summer of Love」の機運が高まっていたタイミング、1978年頃は映画「Saturday Night Fever」のヒットでディスコが大ブームみたいな頃です。ちょっと能天気というか、ある意味バカっぽい時期(失礼!)とも言えなくないですが、時代の空気とかブームってその時代の人たちの無意識の総意だろうから、結局、人々がそういうものを求めていたということなんだろう。鋭利な意味を求めるより、誰かと寄り添いあって、心を通わせたい。皆で歌ったり踊ったりしたい。ここが居場所だと思いたい。安心したい。
蟹座は、ともすればその甲羅で「味方」と「敵」を分けてしまうところがあります。そう言えば、日本を見ても、世界を見ても、最近そんなんばっかですよね?構造的に見れば、大体どれも似たり寄ったりなのにね。とにかくまぁ変な方向で暴発しないことを祈っています。木星は蟹座だと居心地がいいはずなので、ここはひとつ持ち前の寛容力と善のパワーでなんとか取りまとめていただきたいところ。
今回の木星蟹座期は2025.6.10〜2026.6.30です。1年以上続くので、折に触れて読み返してみると面白いと思います。友達や家族の星座を読んでみるのも参考になるかもしれません。月星座がわかる人は月星座で見ても楽しそう。
それでは皆さんの木星蟹座期が幸多からんことを祈って。
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【牡羊座】Norah Jones 「Don't Know Why」
鏡リュウジ先生からお誘いを受けて執筆させてもらった「占星術の教科書Ⅵ:アートとホロスコープ編」にも書いたが、牡羊座には思わず「姉御」と呼んでしまいたくなるようなDIVA系の女性ソロアーティストが多い。Bessie Smith、Billie Holiday、Doris Day、Sarah Vaughan、Dusty Springfield、Astrud Gilberto、Aretha Franklin、Diana Ross、Chaka Khan、Celine Dion、Mariah Carey、Lady Gaga、和田アキ子、桃井かおり、工藤静香、RIKACO、神田うの、沢尻エリカ、高橋みなみ、ローラ………羅列してる間に楽しくなっちゃって歌手じゃない人も挙げてしまったが、なんとなくイメージできたんじゃないだろうか。「 I am」のサインらしく「自分は〇〇である」という自我があり、「きっぷがいい」感じ。(注※「私はそんなにきっぷよくないけどな‥」と感じる牡羊座さんは詳細なホロスコープを信頼できるプロの方に見てもらうといいかもしれません。実は占星術は太陽星座だけで語れるほど浅い世界ではないのです。)
2025年、そんな牡羊座には海王星という「夢」「理想」の星が約150年ぶりに巡ってきている。(注※2025年10月〜2026年1月頃は一旦魚座に戻る。)前回の海王星牡羊座期は幕末〜明治維新の頃だ。国を御一新するという「理想」に向かって、日本国中が闇雲に突進していった熱い時代。その過程でたくさんの血と汗と涙が流れたが、それはまるで国という赤ん坊が血と汗と涙まみれになって生まれてきたかのようでもある。牡羊座は12星座がスタートするサインであり、誕生した生命そのもの。余談だが、幕末をスタートさせた黒船来航、あの時開国を迫ってきたペリーも牡羊座だ。
今年はさらに土星という「境界線」「制限」の星も約26年ぶりに牡羊座に入った。(注※こちらも2025年9月〜2026年2月頃は一旦魚座に戻る。)この2星が同時に牡羊座にいた直近の時期を探すと1702年〜 1704頃まで遡らなくてはならない。それは「忠臣蔵」の元となった赤穂浪士の吉良邸討ち入りがあった頃である。「I am 赤穂藩士」というアイデンティティーがあったのに、藩主浅野内匠頭の切腹と赤穂藩取り潰しという「制限」をくらってしまった浪士47人は、「I am still 赤穂藩士!主君の汚名、晴らします」という悲壮&自己犠牲パワーで宿敵吉良邸に突撃していった。土星と海王星が絡むと「境界」の壁が徐々に溶けてしまうイメージ、たとえば「泥沼」とか「スキャンダル」みたいに読まれることがあるが、この事件は結果、文字通り後世に語り継がれる一大「泥沼スキャンダル」となった。…とか、こんな風に書いてしまうと太陽牡羊座の人が全員「泥沼スキャンダル」に見舞われるのかと勘違いされそうだが、そんなことはないと思うので変に怖がらないでください。でも、土星の「制限」と海王星の「夢」というある意味全く正反対のパワーがジリジリと相克するような時間を感じてしまうことはあるかもしれない。
「I don't know why I didn't come(どうして戻らなかったのかわからない」)」というフレーズが印象的なNorah Jones(1979年生まれの牡羊座)の「Don't Know Why」は、2002年2月にリリースされた彼女の1stアルバムの1曲目で、同年の7月に1stシングルとしてもリリースされている。どちらも木星蟹座期。ジャズを中心としたルーツ・ミュージック風味のチルい演奏に彼女の心地よい歌声が重なったサウンドは、いわゆる「癒し系」という括りで語られて、当時爆発的に流行した。
今期の牡羊座にとって幸運の吉星である木星は「きっぷがいい」とは少し様相が違う場所にある。「家」「ルーツ」「身内」「先祖」「土台」「帰着点」「父」「不動産」みたいな、比較的穏やかで、「前進」よりも「守り」を感じさせるような場所。なんだかんだ言っても結局はそこに戻ってくる、そんな場所。
Norah Jonesの父親がThe Beatlesにも影響を与えたインド人シタール奏者のRavi Shankar(彼も1920年生まれの牡羊座)だと知った時、びっくりはしたが意外な感じはしなかった。幼少期に両親が離婚して母子家庭で育ったせいか、若い頃は父親に対して複雑な思いがあったようだが、やはり血は争えない、音楽の才能はいかんともし難いほど受け継がれてしまっている。彼女にとって音楽は「ただいま」と帰ってこれるような、「家族」を感じさせるものだったのかもしれない。次作のタイトルはそのまんま「Feels like Home」だった。
彼女は大学生の頃、旅行でニューヨークに行ったのに「音楽が私を引き留めた」「帰る気にはなれなかった」ということで、大学には戻らず、そのままニューヨークでバイト暮らしを始めてしまったという伝説のエピソードを持っている。まるで「どうしてなのかわからないがあなたのところには戻らなかった」という「Don't Know Why」の歌詞みたいである。「ここが私のホームだ」と感じられる場所を見つけてしまった彼女は行ったきり、帰ってこなかった。一見穏やかそうに見える彼女も、やはり「前進」の牡羊座、「きっぷがいい」のだ。
Norah Jonesは、1979年3月30日生まれのアメリカのシンガーソングライター、ピアニスト。ジャズ、ポップ、ソウルを融合した音楽スタイルで知られ、特に2002年のデビューアルバム『Come Away With Me』に収録された「Don't Know Why」が大ヒットし、グラミー賞5部門を受賞。暖かく繊細な歌声とピアノ演奏が特徴で、幅広い世代に愛される。『Feels Like Home』や『Not Too Late』などでもその才能を発揮。Ravi Shankarの娘としてインド音楽の影響も。落ち着いたライブパフォーマンスも高評価。
【牡牛座】 The Who 「My Generation」
The Whoの代表曲「My Generation」は1965年10月の木星蟹座期にリリースされている。この曲を作詞作曲したのがバンドの中心人物かつギタリストのPete Townshend。1945年生まれの牡牛座。
高校生の頃、友達が貸してくれたThe Whoのビデオを見ていたらPete Townshendが「Led Zeppelinは嫌いだ。あいつらはSEXのことしか歌わない。」みたいなことを言っていて(うろ覚えなので細部は違うかも)、「へぇ〜」と思ったのを覚えている。というのも、自分はその「SEXのことしか歌わない」と評された大人っぽい雰囲気のLed Zeppelinが大好きで、The Whoに対しては「やたらオラオラしてる怒れる若者系バンド」みたいな微妙な感想を抱いていたから。今となっては、比べるのもバカらしくなるくらい全然異なる思想のバンドだとわかっているが。
当時の僕(17歳くらい)はサウンドやグルーヴにしか興味がなかったので、歌詞をあまり読んでいなかった。Led Zeppelinも、あくまでサウンドやグルーヴに夢中になっていたのであって、彼らがどんなことを歌っているのかなんて、ハッキリ言ってどうでもよかった。そういう視座でThe Whoも聴いていたから、当初はあんまりピンと来なかった記憶がある。確かにThe Whoの演奏はエネルギッシュでかっこいい。しかし、かと思えば、皆で「フッフー🎵」とかコーラスしちゃったりして、ちょっと戸惑ってしまう。まだ何もわかってないクソガキだったので「The BeatlesになりたいのかLed Zeppelinになりたいのか‥なんか中途半端なバンドだな」という謎の上から目線をかましていた。自分がThe Whoというバンドの偉大さを脳天から稲妻をくらうような衝撃と共に感じることができるようになったのは、これより数年後、Pete Townshendが書いた歌詞を読みながら聴いたロックオペラ「Tommy」に出会ってからのことである。「Tommy」、マジすごいよ。
今期の牡牛座から見て木星は「知性」「議論」「言葉」「兄弟」「近隣」「移動」というような場所にある。小さな子供がベラベラお喋りできるようになって、身近にある面白そうなものに手当たり次第「これな〜に?」と尋ねまわる‥そんな雰囲気。これまでの約1年間(木星双子座期)に手に入れたものを応用しながら、興味があるものに積極的に触れていくようなムーヴが吉を呼び込む。
「I hope I die before I get old(年取る前に死にたい)」という議論を呼びそうな言葉を歌いながら、一方で「I'm not trying to cause a big sensation(大きなセンセーションを引き起こしたいわけじゃない)」とも歌う賢さ。確かにLed Zeppelinにはこんな歌詞書けそうもない。Led Zeppelinはいい意味でも悪い意味でも大人なバンドであり、だからか、歌うテーマには性愛的なものとか神話的なものが多かった。その点、The Whoはあくまで「Kids」の側にいる。そして、大人どもに組み伏せられないための「知恵」を教えてくれる。カッコいい不良の先輩。だからPeteは「Talkin' 'bout my generation(オレの世代の話をしてるんだ)」と「Kids」へ歌いかけたんだろう。実際、The WhoのライヴってMCでやたら観客に話しかけるんだよね。
今期の牡牛座も「Talkin' 'bout 〇〇」というように「話す」ことが鍵を握る。そして〇〇に入る議題を求めて、好奇心の赴くまま、あちこち動き回ってみるといい。Iggy Pop(1947年生まれの牡牛座)の「The Passenger」(1977年9月の木星蟹座期リリース)も実は候補曲だったんですが、あの曲も「I am the passenger / And I ride and I ride(私は乗客 / そして乗り続ける)」と歌っています。「安心できる場所に落ち着く」みたいなムーヴはもう少し先でもいいんじゃないかな、と思います。
ちなみに若い頃のThe Whoのライヴはメンバーが本当にあっちこっち忙しなく動き回っていて、めっちゃ面白いので興味のある方は是非ともご覧ください。(But ベースの天秤座John Entwistleだけ全然動かない。彼は動かないことで逆に目立とうとしていたらしい。しかもめっちゃ変な骸骨の服着てる。天秤座ぽいバランス感覚!)
余談。木星牡牛座期に活動を再始動し、(牡牛座にとって)「お金」「モノ」という意味がある木星双子座期に「億万長者」というアルバムを出した千葉雄喜(1990年生まれの牡牛座)は今占星術的に見て一番アツい牡牛座アーティストだが、そんな彼はつい最近、木星が蟹座に入った直後に新作を2枚同時リリースした。2枚同時という振れ幅や、「お金、稼ぐ」モードとは違う「知的」なムード、そして両アルバムに共通して収録されている「流れる」という曲。これらは、まんま今期の牡牛座の「流動性」を体現しているかのようです。
The Whoは、1964年にロンドンで結成されたイギリスを代表するロックバンド。Roger Daltrey(ボーカル)、Pete Townshend(ギター)、John Entwistle(ベース)、Keith Moon(ドラム)からなる初期メンバーで、爆発的なライブパフォーマンスと「マキシマム・R&B」と称されるエネルギッシュなサウンドで知られる。代表作にロックオペラ『Tommy』(1969年)や『Who's Next』(1971年)があり、「My Generation」「Baba O'Riley」などのヒット曲を生んだ。過激なステージでの楽器破壊も話題に。Pete Townshend(1945年5月19日生まれ)は、The Whoのギタリスト兼主要なソングライター。風車奏法と呼ばれるダイナミックなギターパフォーマンスで有名。彼の作詞作曲は、若者の疎外感や精神性をテーマに、複雑なストーリー性を持つ作品が多い。『Tommy』や『Quadrophenia』(1973年)ではコンセプトアルバムの先駆者として評価される。ソロ活動や自伝出版も行い、音楽以外の創作でも影響力を発揮。バンドの精神的支柱として、ロック史に大きな足跡を残した。
【双子座】 松たか子 「Let It Go〜ありのままで〜」
双子座には2025年7月に「改革」「変化」「発明」「テクノロジー」の星、天王星がやってくる。天王星は1つのサインに約7年滞在するので、(一旦牡牛座に戻ったりはするものの)しばらくは天王星双子座期ということになり、双子座に星がある人にとっては大なり小なり変革の時となるだろう。ちなみに前回の天王星双子座期はざっくり1941年~1949年で、もろに第二次世界大戦末期〜戦争終結〜戦後の時期である。双子座は知性のサインと言われるが、戦争が原爆などの様々な科学技術の革新を牽引してきたのは周知のところだろう。今回は人工知能(AI)や量子コンピュータなどが本格的に隆盛を極める時期となりそうだが、とは言え、現時点で予想できることなんて遥かに超えてくる可能性もある。一小市民としては平和的な結果になることを願うばかりだ。あ、そう言えば、Google が提供するAIの名前は双子座を意味する「Gemini」でしたね。
そんな双子座の直近約1年間はどんな年になりそうか。幸運の星、木星が双子座から蟹座へ移ってしまった今期を双子座はどう過ごせばいいのだろう。そのヒントを探るために木星蟹座期にヒットした太陽双子座アーティストの曲を探していたら、一大アンセムを見つけてしまいました。ディズニーのアニメ映画「Frozen」こと「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go」。(映画の公開もサントラのリリースも木星蟹座期。)世界中を「レリゴ〜🎵」させた大ヒット曲だが、大変興味深いことに、本国でエルサ役の声優とこの曲の歌唱を担当したIdina Menzelと、その日本語版を担当した松たか子が、なんと2人とも双子座であった。(ちなみに日本語版主題歌として歌唱したMay J.も双子座。)
木星双子座期は双子座「自身」が拡大・発展すると読めたわけだが、今期は双子座が「所有しているもの」が拡大・発展する。それは具体的には「モノ」や「お金」であり、抽象的には「身体能力」や「才能」である。Idina Menzelも松たか子も本来は自身のことを女優だと認識していると思うが、この映画では声優や歌手として自身が所有している「声」にスポットライトが当てられているわけで、今期の双子座を象徴する例として非常にわかりやすいだろう。2人に確認しようもないが、実際お金もたくさん稼げたのでは。
しかし「才能」とか「お金」というのは恐ろしいものでもある。古今東西、天才とか富豪というのは狂気と紙一重であることが多い。エルサは自分の「才能」である氷の魔法でアナを喜ばせるが、同時にアナを傷つけてもしまう。エルサはそのことで人生のままならなさを抱え、孤独に屈折することになる。何かを「所有している」ということは、それに「所有されている」ということでもある。
実は今期の双子座ソングを探していた時、「Let It Go」と最後まで悩んでいた作品があった。それはBrian Wilson(1942年生まれの双子座)率いるThe Beach Boysの名作「Pet Sounds」(1966年の木星蟹座期にリリース)である。一般的には「Let It Go」の方がわかりやすいかなと思って結局そちらにしたが、ポップ・ミュージック史的に考えれば「Pet Sounds」の影響は規格外で、ちょっと計り知れない。この作品はまさにBrian Wilsonの「才能」が爆発していて、その爆風は彼「自身」を飲みこんでしまっている。有名な話だが、彼はこの作品前後からしばらく廃人同然になってしまうのだ。「才能」とは核爆弾のような科学技術と同様、諸刃の剣なのである。(…とか書いてた2025年6月、木星が蟹座に入ってすぐにBrianは亡くなってしまった。彼の出生図の木星は蟹座の初期度数にあり、ジュピターリターンのタイミングだった。素敵じゃないか。。)
とは言え、Idina Menzelとか松たか子が廃人になったみたいな話は聞いたことがないので、そんなに怖がらなくても大丈夫だろう。チャラめに言えば「才能に光があたって金運好調な年🎵」みたいに書けなくもないので。エルサは自分の魔法を隠して生きてきたが、結局「Let It Go」することになり、色々すったもんだした挙句、自分の魔法を制御できるようになる。制御できるようになれば、「お金」や「才能」ほどたくさんあって嬉しいものはないですよね。
「アナと雪の女王」は、2013年公開のディズニーアニメ映画。雪の魔法を持つエルサと妹アナの姉妹愛を描き、主題歌「Let It Go」が世界的な大ヒット。心揺さぶる物語と音楽で幅広い世代に愛される。松たか子は日本語吹き替え版でエルサ役を担当し、透き通る歌声と深い感情表現で「Let It Go(ありのままで)」を歌い上げ、エルサの葛藤と解放を見事に体現。彼女の演技は映画の日本での人気を大きく高めた。松たか子は1977年東京生まれ、歌舞伎俳優・九代目松本幸四郎の娘。NHK大河ドラマ「花の乱」で女優デビュー以降、ドラマ「ロングバケーション」、映画「告白」、舞台「ハムレット」など、多彩な役で称賛を集める。歌手としてもアルバムを発表し、独特の声で魅了。品格ある佇まいと確かな実力で、エンタメ界の第一線で輝き続ける。
【蟹座】 The Beatles 「Yellow Submarine」
The Beatlesの 「Yellow Submarine」はアルバム「Revolver」と同日(1966年8月の木星蟹座期)にシングルリリースされている。ドラムのRingo Starr(1940年生まれの蟹座)がリード・ヴォーカルをとった唯一のシングル曲で、後に作られることになるアニメ映画「Yellow Submarine」の元にもなった。↑の公式MVはその映画の映像。Paul McCartneyを中心に子供向け楽曲として作られただけあって、The Beatlesの数あるヒット曲の中でも一際「のほほん」とした楽しい楽曲である。蟹座のルーラー(支配星)は月であり、月には「子供」の象意があるので、それだけでも占星術マンとしては思わずニンマリしてしまうが、さらにそれを蟹座のRingoに歌わせてしまうあたり、さすがThe Beatlesと言わざるをえない。まさか星座で歌う人を決めてるわけないと思うので、直感的に「この曲はRingoだな」と判断されたんだと思うが、たしかに「Yellow Submarine」を歌うのは、Johnでも、Paulでも、 Georgeでもなく、Ringoが一番よく似合う。
The Beatlesは太陽星座で言うと、Johnが天秤座、Paulが双子座、 Georgeが魚座、Ringoが蟹座。エレメントで分けるとJohnとPaulが風、GeorgeとRingoが水となり、言葉のJohnとPaul、感情のGeorgeとRingoというイメージでとてもわかりやすい。一般的にGeorgeとRingoの方が「優しい」印象がありますよね。The Beatlesの映像を見ていると、ひたすらJohnとPaulが喋りまくっていて、GeorgeとRingoはどちらかと言えば受け身になっている場面が多い。たまにGeorgeとRingoがブチ切れてスタジオから失踪する騒ぎを起こすことがあるが、それはJohnとPaulが論理的に詰めすぎてしまうところがあるからだろう。
「Yellow Submarine」がリリースされた頃は、Johnのそんなキレキレの言葉が炎上していた時期です。「僕たちはイエスより人気がある」という、かの有名な「キリスト発言」。Johnは後年も「God is a concept by which we measure our pain(神は私たちの苦痛を測るための概念だ)」と歌ったりしていて、一貫して宗教的なものと距離を保っている感じがありますが、「キリスト発言」はさすがに当時の一般大衆には少々先進的すぎたのか、快くは受け入れられなかった。太陽も月も風星座のJohnは客観性や論理性が先行し過ぎて、市井の人々の心を無視しがちだったのかもしれない。(木星蟹座期の天秤座が「良くも悪くも社会的に注目される」時期であるのはこの稿の天秤座のところにも書きました)
そんな中、Ringoによって歌われた「We all live in a yellow submarine(僕らはみんな黄色い潜水艦に住んでいる)」というコーラス。この歌詞は蟹座の持つ「安心できる居場所」というイメージにピッタリです。潜水艦はノアの方舟のように、大事な人たちを守りながら進む。ともすれば、すぐに状況をピリつかせてしまうJohnやPaulみたいなメンバーがいる中、「Yellow Submarine」のような曲をごく自然に歌えてしまうRingoという存在はどれだけThe Beatlesにとって救いとなったろう。彼のような存在がもたらす効果は、具体的な数値に表れなかったりするので、外野からは往々にして軽視されがちだが、渦中にいる人たちにはその凄さが身にしみてよくわかっている。だから家族のように愛される。実際Ringoは対外的なキャラのせいかナメられることも多かったみたいだが、彼と関わった人で彼のことを悪く言う人はほとんどいない。その事実こそがRingoの、ひいては蟹座というサインの本質を物語っているような気がする。(ちなみに、The BeatlesにはRingoの加入前にも、Stuart Sutcliffeという蟹座のメンバーがいた。彼も皆に愛される存在でした。JohnとStuartの仲の良さは、Paulも嫉妬するほどだったといいます。)
今期、木星は蟹座にあります。シングル曲で初リード・ヴォーカルをやることになったRingoみたいに、蟹座自身のキャラやグルーヴが脚光を浴びるでしょう。蟹座は論理より「心」、孤独より「集団」、攻撃より「守り」のサイン。こう書くと若干おとなしいイメージを持たれてしまいそうですが、必ずしもそんなことはなく、神話の中の大蟹みたいに、仲間のヒュドラを助けるために勇猛果敢にヘラクレスへ突進していくこともあります。蟹座は自分の大切なものを「守る」ためなら一直線に行動できるサインなのです。ためしにThe Beatles初期のRingoのドラムを聴いてみてください。荒々しいのにあったかく、突撃してるのに柔和なので。
最後に、木星蟹座期に発表された蟹座アーティストの曲を他にもいくつか挙げておきます。どの曲からも「身近」で「家庭的」な蟹座の匂いが漂ってきて納得感しかありません!前回の大阪万博のテーマ曲、三波春夫の「世界の国からこんにちは」(1967年)、リリースと同時期に結婚した藤井郁弥が「君のことを守りたい」と歌うチェッカーズの「夜明けのブレス」(1990年)、「教科書に書いてある事だけじゃわからない 大切な物がきっとここにあるはずさ」と歌ったBEGINの「島人ぬ宝」(2002年)、「Every time I try to say it, words, they only complicate it(言おうとするたびに、言葉はそれを複雑にするだけ)」と歌ったAriana Grandeの「Baby I」(2013年)。それから、ちょっと変化球だが、たまの大ヒット曲「さよなら人類」(1990年)。作詞・作曲・歌は獅子座の柳原さんだが「ついたー!」の叫びでお馴染み「たまのランニング」こと石川さんが蟹座。石川さんはパーカッショニストだが、ドラマーのRingoと立ち位置が似てるような気がしなくもない。しかも、あれ、どこに「ついた」かって、木星なんだよね。
The Beatlesは、John Lennon、Paul McCartney、George Harrison、Ringo Starrによる1960年代イギリスのロックバンド。斬新な音楽性と詩的歌詞で音楽史を変革し、「ビートルマニア」を生んだ。『Sgt. Pepper's』や『Abbey Road』は歴史的名盤。「Yellow Submarine」は1966年『Revolver』収録のポール作詞作曲曲で、リンゴの温かいボーカルが特徴。黄色い潜水艦の冒険を描く軽快なポップソング。1968年の同名アニメ映画は、サイケデリックな映像と平和のテーマで親しまれ、バンドの創造性とユーモアを象徴する。
【獅子座】 Charli XCX 「Boom Clap」
2024年、木星が双子座に入ってすぐリリースされたCharli XCX(1992年生まれの獅子座)の「Brat」は米大統領選の熱とも絡まって、一大現象を巻き起こした。「2024年は『Brat』の年だった」みたいに言う人もいるほどの熱狂だったわけだが、自分的には木星双子座期の稿でMadonnaの「Music」を挙げ、獅子座の木星双子座期は「集団」で「未来」へ向かって「改革」していくような「希望」があるぞ的なことを書いていたので、ホホホ‥我が意を得たりという気分であった。(確執が噂されていた相手Lordeが蠍座で、これもMadonnaのエピソードと似てるじゃん‥と思っていた。)
2025年4月に行われたコーチェラ・フェスティバルでのライヴでも、シンプルかつアグレッシヴなライヴで、軒並み高評価される。自分もyoutube生配信で見ていたが、ダレるところがない完璧なショウで惚れ惚れしてしまった。しかし、よくよく考えてみると、Charli XCXは今までもずっと質の高い曲やライヴを提供してくれていたように思う。Charli XCXの曲やライヴで「つまんないな〜」と感じたことは、ほとんどない。「Brat」の成功は「そもそもの実力 + 時勢の追い風」という幸福な形でもたらされたに違いない。今のCharli XCXに死角はないように見える。
しかし、個人的には、一点だけノリきれない要素がある。それは、今のCharli XCXはカッコよすぎる、ということだ。イケてる存在になりすぎてしまっていて、隙がなさすぎる。なんというか、感動よりも「ハイハイ、カッコいいですね」みたいな気持ちが勝ってしまう。コーチェラのアフターパーティーで「Miss Should Be Headliner」というたすきをかけてヘッドライナーのGreen Dayを揶揄した(?)‥みたいな騒ぎを知った時、本質的にはどうでもいい話題だと思ったが、逆に、ある事に気づいてしまった。自分は明らかにCharli XCXよりもGreen Dayのライヴの方に感動していたのだ。Charli XCXの方がカッコよかったのに。なぜだろう?
今期の獅子座にとって幸運をもたらす木星は、自分の死角にある。自分では意識できないような、目には見えないような、頭で考えてるだけでは到達できないような、そういう場所だ。外的な活動に右往左往するよりも、充電や準備、奉仕、精神修行…などのどちらかといえば内面的な活動の方が実りやすい。「気づく」とか「受け入れる」みたいな時期。人から言われて「そんなこと思いもしなかったわ‥」というような盲点にこそ鍵が眠っています。
Charli XCXの「Boom Clap」は、映画「The Fault in Our Stars(邦題:きっと、星のせいじゃない。)」のサントラ曲として2014年6月にリリースされ、単独名義では自身初のヒットとなった曲。映画の公開も曲のリリースも木星蟹座期。
この曲は当初、他のアーティストに提供するつもりだったらしく、その話が断られたので映画用に自分名義で発表したものらしい。自分の意識でコントロールしようとするのではなく、流れを受け入れるような雰囲気は、この時期に合っている。
歌詞にも出てくる「Boom Clap」という言葉は心臓の鼓動を模したオノマトペみたいなものらしいが、占星術をやっている人ならそれを聞いてあることに気づくだろう。そう、心臓といえば獅子座の象徴部位なのだ(※12星座はそれぞれ身体の各部位を管轄しているという考え方がある)。単独名義初のヒット曲が心臓に関するものというのはとても獅子座らしい。歌詞はこんな感じ。「Boom Clap / The sound of my heart / The beat goes on and on and on and on and(Boom Clap / 私の心臓の音 / ビートはずっとずっと続いていく)」。
「The Fault in Our Stars」に出てくるヘイゼルやガスみたいに死が身近にある人達にとって、「心臓が動いている」という事実は全く当たり前のことじゃない。きっとそれだけで死ぬほど幸せだし、涙が出るほど嬉しいことのはず。健康な人の多くは普段心臓のことなんて意識していないと思うが、実はそれは我々の知らぬ間にもずっと胸の中で律動を繰り返していて、我々を生かしめている。止まってしまえば死ぬしかないような重要な部分なのに、いつもはすっかり忘れてしまっているのだ。今期の獅子座は、できるだけそういう「いつもは気づけないこと」や「いつもは意識できないこと」に目を向けていてください。今期が終われば、木星は獅子座にやってきます。ここで手に入れた視点や感性は、必ずや獅子座を「新しい王」に生まれ変わらせてくれるでしょう。それまで、Boom Clap。
Charli XCXはイギリス出身のシンガーソングライター(1992年8月2日生まれ)。本名シャーロット・エイトチソン。エレクトロポップとパンクを融合させた独自のスタイルで、2010年代のポップシーンを席巻。2012年のデビューアルバム『True Romance』で注目を集め、2024年の『Brat』はグラミー賞候補となり、批評家から絶賛された。代表曲「Boom Clap」は、2014年の映画『The Fault in Our Stars』のサウンドトラックに収録。恋愛の高揚感を歌ったエレクトロポップで、「Boom Clap, the sound of my heart」というキャッチーなフレーズと弾けるビートが特徴。青春の輝きと情熱を捉え、ビルボードHot 100で8位を記録し、彼女の名を世界に広めた。革新的なサウンドで進化を続ける彼女は、現代ポップの最前線で輝き続けるアーティストだ。
【乙女座】 Queen 「We Will Rock You」
前回のこれで「木星双子座期(2024.5.26〜2025.6.10)の乙女座は社会的に注目され、基本的には『仕事』『達成』『名声』の忙しい時期となるが、ともすれば『不名誉』も被る」と書いた。実際のところ、想像以上にそういうトピックが多かった。レコード大賞も受賞した大人気バンドMrs. GREEN APPLEの大森元貴、「怪獣」が記録的ヒットとなったサカナクションの山口一郎、「Bling-Bang-Bang-Born」が各種年間チャートで軒並み1位を獲得したCreepy NutsなんてDJ松永の生時によっては2人とも乙女座の可能性がある。快進撃を続けるあのちゃんの存在感もすごい。海外では「黒人冷遇してる?」疑惑のあったグラミーで悲願とも言えるアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞したBeyoncé。皆それぞれ「社会からお墨付きをもらいました」みたいな、「時代の顔になりました」みたいな、ある種の頂点を迎えていた感がある。ただし前述した通り、「不名誉」なレッテルを貼られてしまう危険性のあった時でもあり、Mrs. GREEN APPLEは「コロンブス」のMVで炎上したりもしていた。芸人界隈では、松本人志や、令和ロマンの高比良くるまがまさにそう。松本人志の場合その前の木星牡牛座期から続く一連なのでわかりにくいところもあるが、くるまなんてM-1史上初の2連覇を「達成」したと思ったらオンラインカジノ騒動に始まる様々な事態にも遭遇してしまい、ある意味、完全試合。行為の善悪はさておき、ひたすら目立ってしまう時期だったと言えるだろう。そう言えばくるまはよくその微細なお笑い分析力が話題になるが、「分析」「調整」のサインと言えば乙女座なわけで、日本中のお笑い好き占いクラスタは全員膝を打ちまくっていることだろう。とにかく、木星双子座期の社会動向を乙女座抜きで語るのは難しいほどだった。
そんな乙女座の今期は、頂点のプレッシャーや責任からはやや解放され、「たくさんの人々」と「希望ある未来」を作り出そうと「改革」していくような時期となります。よっぽど変なことがない限り、全体的にはポジティヴで明るい時期となりそうです。曲も今回選んだ12曲の中で、あまりにもおあつらえ向きだったので1番最初に決まりました。それは1977年10月の木星蟹座期にリリースされたQueenの超有名曲「We Will Rock You」です。ボーカルのFreddie Mercuryが1946年生まれの乙女座。(※乙女座のルーラーは水星だが、Mercuryには水星という意味がある。Freddieはそれをわかっていた?個性的なボトムレスマイクも「ヘルメスの杖」を模した?そもそもQueenのロゴはメンバー4人の太陽星座からデザインされていることでも有名…この辺の話はキリがないので気になる方は自分で調べてみてね⭐️)
今回これを書くにあたって久しぶりにQueenの伝記映画「Bohemian Rhapsody」を見てみたが、自分が毎度とある場面でグッときてしまうことに気づいた。それは最後のライヴ・エイドが始まる直前、狭い楽屋でメンバー4人だけになるシーン。物語的には特に意味のない他愛のないシーンだが、これから7万人以上の観客を相手にたった4人だけで一世一代の大歌舞伎を演じ切らなければならないという緊張感と、でも仲間がいる、1人ではないという安心感がないまぜになった宙ぶらりんな時空。高揚感と静謐が高純度でミックスされ、過去現在未来という時間軸が消失してしまったかのような真空。自分もかつてバンドをやっていたから、似たような何かを思い出してしまうのかもしれない。これから向かうステージが死刑台になるのか、祝祭の舞台になるのかは行ってみないとわからない。にも関わらず、その瞬間がもう目の前まで来ている。あの時の不安と興奮を正確に観測・表現できたのなら、それはもうノーベル賞ものだと思うが、かつての当事者として一つだけ確からしいことが言えるかもしれない。それは、この先何が起こるかわからないという時に一蓮托生の仲間がいるというのは信じられないくらい心強いことなんだぞ、ということ。
今期の乙女座が木星の恩恵を受けられそうなポイントは3つあります。まず、「We」であること。1人ではなく、友達や仲間、同志達と動いていくこと。「集団」のイメージです。次に、「Will」であること。未来に向かって希望を持って動いていくことです。過去を振り返ってる場合ではありません。そして、「Rock You」。直訳すれば「あなたを揺さぶる」だが、「圧倒する」とか「アッと言わせる」みたいな意味もある。形骸化した枠組みを刷新してください。そう言えば、豪華絢爛なアンサンブルとデコレーションが特徴のQueenサウンドが、この時期比較的シンプルなものになっていたのは、パンクという新世代が台頭してきていた影響もあったみたいですね。
「ドン、ドン、パッ ドン、ドン、パッ 」。まるで群集がデモ行進でもしているかのような「We Will Rock You」の印象的なサウンドは、それだけでも充分「We」感があるが、実はこの曲は両A面の片割れとして発表された曲でもある。2曲がセットで演奏されることも多いもう一方の片割れは…こちらも有名な「We Are the Champions」。よっぽど「We」な時期だったんだろうね。しかもこの曲、「We are the champions(俺たちはチャンピオンだ)」と歌った後に、「my friends(友よ)」と呼びかけているんです。
Queenは、1970年に結成されたイギリスを代表するロックバンドで、Freddie Mercury(ボーカル)、Brian May(ギター)、Roger Taylor(ドラム)、John Deacon(ベース)の4人で活動。Freddie Mercuryは、圧倒的な歌唱力とカリスマ性でバンドの顔として知られ、「Bohemian Rhapsody」「We Will Rock You」などの名曲を生み出した。彼の独特なステージパフォーマンスと幅広い音楽性は、ロック、ポップ、オペラを融合させ、世界中で愛された。1991年にFreddie Mercuryがエイズで死去後、バンドは活動を続けるが、彼の遺した影響は今なお大きい。Queenは音楽史に革新をもたらし、映画『Bohemian Rhapsody』でその伝説が再評価された。
【天秤座】 Avril Lavigne 「Complicated」
Avril Lavigne(1984年生まれの天秤座)のことはよく知らない。これを書くために一通り調べてみたが、「そうなんですね」と分かったような気になっただけだった。しかし、それにも関わらず、私は昔からなぜかAvrilのことが結構好きである。新曲が出れば、欠かさず聴く。MVとかもわりと見る。THE FIRST TAKEも良かった。「Mercury In Retrogade(水星逆行)」みたいな曲もあって占星術マンとしては嬉しいぞ。
この、「好きだけど、親しくはならない」みたいな関係性って、たまにある。クラスに派閥がいくつかある内、自分はグループAにいるんだけど、趣味嗜好の全然違うグループBにもなぜか気の合う奴がいて、ちょいちょい楽しく話す、でも別にそれ以上は仲良くならない、みたいな。人間としては好感を持っているが、細々とした方向性が微妙に異なっているんだろう、放っておけば自然と疎遠になってしまうような間柄。私とアヴリルの関係はそれに似ている。(注※別に友達でもなんでもない。ただの妄想!)
「Why'd you have to go and make things so complicated?(なんでそんなに物事を複雑にする必要があるの?)」と歌われるAvril Lavigneのデビュー曲「Complicated」は、今期と同じ木星蟹座期(2002年5月)に発表された。天秤座にとっては「仕事」「キャリア」「肩書き」「名誉」「地位」というテーマが拡大&発展する時である。アーティストとして本格的にキャリアをスタートし、いきなり大ヒットを飛ばし、そして音楽業界に確固たる居場所を確立したアヴリルにとって、「まさに」と言っていい時期だったろう。
それにしてもこの歌詞、まるで私が言われているみたいである。「好きだけど、親しくはならない…とか何をそんなにゴチャゴチャ考えてるの?」みたいな。…ここに至って、私はどうしても思い出してしまう。私事で誠に恐縮なのだが、面白いと思うので聞いてほしい。私はなぜか天秤座の女性と恋愛関係になることが多かった。彼女たちに共通していたことは、皆、オシャレで、話してて楽しくて、颯爽としていて、何より、出無精でダラダラしがちな自分とは違い、活動的なところ(しかもやかましくない程度に)であった。端的に言って、好感が持てる人たちであった。しかし、それぞれなぜかお別れの時がやってきた。それらの理由はもはや今となってはあんま覚えていないのだが、たぶん私があまりにも「Complicated」だったから…という気がしないでもない。もちろん彼女達の中にも「Complicated」な要素はあったと思うが、一度「Complicated」に向き合った後の彼女達の行動はいつも迅速で、決然としていた。まるで天秤が「ここしかない!」というポイントでバランスをとるように。だから、Avrilがあの声で、あの表情で、あの服装で、あの身のこなしで、「Why'd you have to go and make things so complicated?(なんでそんなに物事を複雑にする必要があるの?)」と歌っているのを見てしまうと、「Complicated」を抱えたままの私はなすすべもなく、その場に膝から崩れ落ちて無言で受け入れることしかできなくなってしまう。天秤座の「社交の上手さ」や「調和のとれた選択や振る舞い」は、自分には全く備わっていないもので、だからこそ好ましく感じ、同時に、自分との接続点をうまく見出せないものだった‥‥‥‥‥‥‥‥‥のかもしれない。(注※妄想です!)
今期の天秤座は、良くも悪くも、社会的な注目度が高まる時です。興味がある人には当然のことながら、興味のない人達にも見つかってしまうでしょう。それによって面倒くさい責任を負わされる可能性もありますが、たぶん天秤座にしかやれない役目だと思うので、やれる範囲で引き受けてみてください。天秤座の優雅なバランス感覚をもってすれば、やってやれないことはないはずです。
ちなみに、Avrilの「Complicated」と同時期に社会的注目を集めていた天秤座アーティストに「2000年代最も売れたアーティスト」ことEminemがいます。超ド級にヒットしていたと同時に、物議を醸しまくっていた当時の彼は「Without Me」という曲でこうラップしていました。「'Cause it feels so empty without me(だってオレがいないと虚しいだろ)」。
うん、天秤座がいない木星蟹座期なんて、つまんない。
Avril Lavigneはカナダ出身のシンガーソングライター(1984年9月27日生まれ)。2000年代初頭のポップパンクシーンを代表するアーティストで、スケーターファッションと反骨精神あふれる歌詞が特徴。2002年のデビューアルバム『Let Go』は世界で2000万枚以上を売り上げ、一躍スターに。代表曲「Complicated」は、等身大の葛藤を歌い、ビルボードHot 100で2位、グラミー賞ノミネートを獲得。パワフルなボーカルとキャッチーなメロディで、ティーンの心情を代弁。『Under My Skin』(2004年)や『The Best Damn Thing』(2007年)のヒット曲「Girlfriend」など、ポップパンクの枠を超え幅広い支持を得た。ライム病との闘病を乗り越え、2019年の『Head Above Water』でカムバック。現在も新作をリリースし、進化を続ける。Avrilの「自分らしく生きる」姿勢は、世代を超えて共感を呼び、ポップパンクの金字塔として音楽史に名を刻む。彼女のエネルギッシュなライブパフォーマンスも必見だ。
【蠍座】AKB48 「恋するフォーチュンクッキー」
これを書いてる2025年5月(木星双子座期)、指原莉乃(1992年生まれの蠍座)は週刊文春に真剣交際を報じられたが、興味深いことに、指原は前回の木星双子座期である2012年6月にも文春によって交際報道をされている。それによってラジオで謝罪し、プロデューサー秋元康からHKT48に移籍するよう命じられることになった例のアレである。個人的には「アイドルだって恋愛くらいするだろ…」とか思っちゃう勢なので、この「罰を与える」的なムーヴは正直よくわかんないカルチャーなんだが、まぁ渦中にいる人達にとっては看過できないことなんだろう。
で、そこから色々あって約一年後、木星双子座期もそろそろ終わりに近づいた2013年6月8日、「AKB48 32ndシングル 選抜総選挙」の開票が行われ、彼女はそこでなんと初の1位に輝く。この「死→復活」みたいな「0 or 100」ストーリー、そして移籍の「強制」やグループの「継承」は、蠍座の木星双子座期を体現した見事な好例だろう。(蠍座の木星双子座期についてはこちらに書いたのでもしよければどうぞ。)そして、木星が蟹座に移った2013年8月、満を持して指原がセンターを務めた「恋するフォーチュンクッキー」がリリースされる。
「占ってよ 恋するフォーチュンクッキー 未来はそんな悪くないよ🎵」というキャッチーな歌詞を、往年のディスコサウンドを彷彿とさせるアレンジにのせて、うら若きアイドルたちが可愛らしいダンスを踊りながら歌うという、秋元康プロデュースが冴え渡ったこの楽曲は、結果的にAKB48の代表曲の一つに挙げられるほどのヒットとなり、指原莉乃にとっては代名詞のような存在になった。だが、面白いことに、メンバー本人たちは当初この曲を不満に思っていたようである。指原自身も「元々は好きじゃなかった」という発言を残している。
今期の蠍座にとって幸運の星、木星は「冒険」「旅」「外国」「哲学」「宗教」「啓示」「出版」「教養」というような場所にある。説明するのにキーワードを連ねてみたが、あまりそれぞれの単語に囚われないでほしい。要は「具体」よりも「抽象」、「既知」よりも「未知」ということである。ジャングルの奥地で道なき道を進むような、明確な解がまだ判明していないような、そういう方向へ足を踏み出すことがラッキーを呼び寄せる鍵となる。まさに「その殻さあ壊してみよう🎵」なのだ。殻を壊したその先に何があるかわからないが、なんか気になるし、とにかくまぁ壊してみようじゃないか。そういうオープンで鷹揚な態度が吉を呼ぶ。
「元々は好きじゃなかった」ということは、元々の自分の価値観にはなかったということであり、自分という「殻」の内側には存在していなかったということ。だが、当時の指原にとって、人生を拡大・発展させてくれるものは、その「殻」の外側にあった。「殻」を壊してみなければ、そこにあるフォーチュン(運)も掴めなかったろう。それはまさに、開けなければ中に入ってる占いを読むことができないフォーチュンクッキーのようでもある。これらのことは、そのまま今期の蠍座にも当てはめることができる。
人はなぜ占いに魅せられるのか。それは多分、知り得ないことを知りたいから。「これからどうなるんだろう?」「どっちの道を進めばいいんだろう?」「明日何が起こるんだろう?」…不可知なことを知りたいという欲望。これは人類史上、古代からずーーーーーーーーっと変わらない。なんでもいいから「啓示」を得たいのである。しかし、困ったことに「啓示」はいつも外部にある。だから外部に出て行かなければならない。自分の「殻」を壊さなければいけない。その物理ver.が「冒険」とか「旅」であり、精神ver.が「哲学」とか「宗教」である。知り得ないことを知りたいという意味では、学問的な「探究」も同じだろう。そういえば占星術だって昔は科学的な学問とされていたんだぞ。
余談。自分には今期の蠍座で一際注目しているアーティストがいる。それは2024年を代表する一曲「Not Like Us」でKendrick Lamarにさんざんディスられ辛酸をなめさせられた、Drake。彼は今期どういう「殻」を破るだろう。蠍座は復讐のサインでもある🔥
指原莉乃は、日本のタレント、プロデューサー、元AKB48・HKT48メンバーとして知られる。2007年にAKB48の5期生としてデビューし、2013年の「恋するフォーチュンクッキー」で初センターを務め、国民的アイドルに。AKB48選抜総選挙では4度の1位を獲得し、グループの顔として活躍。2019年にHKT48を卒業後、バラエティ番組での鋭いトーク力やユーモアで人気を博す。現在はアイドルグループ「=LOVE」「≠ME」のプロデューサーとしても活動。自身の経験を活かし、若手育成に注力。独特のキャラクターと努力家な姿勢で、幅広い世代から支持を集める。
【射手座】Sinéad O'Connor 「Nothing Compares 2 U」
Sinéad O'Connor(1966年生まれの射手座)は母親に虐待されて育ったらしい。そのため母親に対してひどく複雑な感情を抱きつづけてきたことを後年、何度も述懐している。「Nothing Compares 2 U」は1990年1月(木星蟹座期)にリリースされた大ヒット曲だが、↑のMVの中で彼女は突然、涙をこぼす。これは「All the flowers that you planted, mama, in the back yard / All died when you went away / I know that living with you baby was sometimes hard / But I'm willing to give it another try(ママ、あなたが裏庭に植えてくれた花 / あなたがいなくなったら全部枯れてしまった / あなたとの暮らしが時に辛いものだったのはわかってます / それでももう一度試してみたい)」という歌詞が、自身の中に堆積していた思いと共振してしまったことに起因するものだった。彼女の母親は、彼女に謝ることなく、この5年前に交通事故で亡くなっている。
今っぽい言葉で言えば「毒親」とでも言うのだろうか。もしくは「家族の呪い」とか。Sinéadの曲や人生を丁寧に追っていくと、まるで「こうせざるを得なかった」とでもいうような言動に満ち溢れていて、清々しくもあり、痛々しくもある。「女性らしさ」と距離を保つかのようなスキンヘッド姿、教皇ヨハネ・パウロ2世の写真ビリビリ破り事件、ボブ・ディラン30周年記念コンサートでのブーイングにブチ切れ「War」をアカペラ独唱、Miley Cyrus「Wrecking Ball」のMVに対する公開書簡(Miley Cyrusも射手座で、この曲も木星蟹座期に出ていると思うと非常に興味深い)、独立カトリック教会で女性司祭に就任、そしてイスラム教への改宗。
自分は先ほどSinéadの言動を「痛々しくもある」と書いたが、本当は彼女に対して「痛々しい」という言葉を使いたくはない。なぜなら、彼女の「痛々しさ」は、自分の中にも形を変えて存在しているような気がするから。私の場合、親との関係が過度に拗れたり、宗教的葛藤を抱え込んだりということはなかったが、それでも人生においていくつかの配線がこんがらがってしまい、不可避的に「そうせざるを得なかった」という状況に追い込まれたことが、何度もある。その度に周りから浮いてしまい、後ろ指をさされた。やれ「わがままだ」とか、やれ「周りが見えてない」とか、やれ「ひねくれてる」とか。そういう風に言ってくる人達の気持ちもわかるが、こちらとしてはどうすることもできないんだからしょうがないだろう。「そうせざるを得ない」条件と環境が揃ってしまっていて、自分にはコントロールできないのだから。私もきっと、何かに呪われているに違いない。だから彼女を「イタイ奴」呼ばわりするなんて、私にはできない。教皇ヨハネ・パウロ2世の写真をビリビリに破った後、「fight the real enemy(本当の敵と闘え)」と言ってカメラをキッと睨みつける彼女に、「何やってんだかw」と冷笑するような気持ちは、自分には湧かない。そういう行動をすることが正しいのか間違っているのかは知らん。しかし、少なくとも「なんかめちゃくちゃ訴えかけたいことがあるんだな」ということは、伝わってくる。そして、「表現する」とは、本来そういうことのはずだ。(…とは言え、もうちょっとオブラートに包んでもいい気がするけど。でもそこで手加減しないところが彼女のいいところなんだろう。)
今期の射手座にとって幸運の星、木星は「強制」「共生」「絆」「苦悩」「死」「再生」「相続」「遺言」「他人の金、もの」みたいな場所にあります。死んだ母に対する愛憎が「Nothing Compares 2 U(あなたに匹敵するものはない)」という曲を特別なものにしたように、ある種の「〇〇せざるを得ない」という「強制力」が人生を拡大してくれるでしょう。射手座は「旅」のサインと言われているくらいなので、基本的には自由に動き回りたいところがあるかと思いますが、今期の木星はどこか「密室的」な場所にあります。「深い付き合い」みたいなものを意識してみるといいかもしれません。深いところまで掘り下げないとゲットできないものって必ずありますからね。また、「他人の金、もの」と言えば、この曲はそもそもPrinceが作詞作曲した別アーティストの楽曲。前述のMiley Cyrus「Wrecking Ball」も元々はBeyoncé用に作られた曲だったことを思うと、何か共通しているものがある気がしてきます。
Sinéad O'Connor(1966-2023)は、アイルランド出身のシンガーソングライターで、独特の歌声と社会問題への発言で知られる。彼女の代表曲「Nothing Compares 2 U」は、1990年のアルバム『I Do Not Want What I Haven't Got』に収録されたPrinceのカバー曲。母の死を反映した情感溢れる歌唱と剃髪の強烈なビジュアルで世界的にヒットし、米国、英国などでチャート1位を獲得。グラミー賞にノミネートされたが、彼女は音楽業界の商業主義を批判し受賞を拒否。この曲は彼女の内面的な苦悩と芸術性を象徴し、音楽史に残る名作として今も愛されている。
【山羊座】 山口百恵 「プレイバック Part 2」
女優の河合優実が山口百恵(1959年生まれの山羊座)に似てると話題だったので、主演してる映画「ナミビアの砂漠」を見てみた。確かに雰囲気が似ている。私は「日本のアイドルで一番最高なのは山口百恵」と思ってる山口百恵原理主義者なので、おそらくその贔屓目もあるだろうが、リアルタイムでは感じたことがない興奮を覚えてしまい、めちゃくちゃドキドキしてしまった。河合優実、最高〜❤️(映画も最高でした。)
ただ、あんまり「山口百恵ぽい」とか「令和の山口百恵」とか言いすぎてやるなよ、とも思う。当たり前だけど、全然違う人間だ。時代や環境も異なる。受け手が勝手な妄想を思い描くのは古今東西よくあることだが、それはかつて山口百恵が最も苦々しく感じていたことでもある。21歳で引退する際に発表された山口百恵 自叙伝「蒼い時」を読むと、そのことが痛いほど伝わってくる。
「あなたに女の子のいちばん大切なものをあげるわ」という歌詞が衝撃的な「ひと夏の経験」発表時、インタビュアーのほとんどが薄笑いを浮かべながら「女の子の一番大切なものって何だと思いますか」と聞いてきたらしい。それに対する百恵さんの文章が痛快。「私の困惑する様を見たいのか。『処女です』、とでも答えて欲しいのだろうか。私は全て『まごころ』という一言で押し通した。」若干キレ気味である。百恵さんは絶対そんなこと言わないと思うけど、絶対「クソが」と思っていたと思う。河合優実演じる「ナミビアの砂漠」のカナなら絶対言っている。前蹴りをブチかましながら。
山羊座は「質実」なサインなので、アイドルみたいな「偶像」的仕事をしようとする人は少ないように思う。簡単に一般化するのは危険だが、フワフワしたりキャピキャピ(死語?)したりするイメージはあんまりないサインである。実際山口百恵はその点でとても山羊座らしい。「蒼い時」を読むと、簡単にニコニコできない、そんな自分にコンプレックスを抱いてもいたようだが。他に非キャピ系のアイドル的存在としては韓国のBLACKPINKが思い出されるが、彼女達も4人中2人が山羊座である。山口百恵、早すぎた「ガールクラッシュ」説。山羊座がアイドルをやると、そのクールでシックな佇まいが逆に武器になるのもしれない。
今期の山羊座は「相手」「他者」「パートナー」「契約」といった場所に木星がやってくる。12年単位で見ると、これまでの約6年はざっくり「自分」という枠内で育まれた経験であり、ここからの約6年は「他者」という客観性が介入してくる時期となる。今期はその第一歩となる時で、出会う人や関わる人が重要な鍵を持っている可能性が高い。門戸を広く開けておこう。
「プレイバックPart2」は1978年5月の木星蟹座期にリリースにされた彼女の代表曲で、端的に言って、全盛期。プロデューサーの酒井政利、作詞家の阿木燿子、作曲家の宇崎竜童など、仕事のパートナー達との連携が最高潮にうまくいっていた時期だ。沢田研二の「勝手にしやがれ」をもじったようなこの曲のハイパーでキッチュな音楽性とその商業的成功は、山口百恵一人だけの力ではとても到達できなかったものに違いない。曲中で「馬鹿にしないでよ」とキレつつも、最終的には「私やっぱり帰るわね あなたのもとへ」と緩和していく流れは、「相手」という場所に「寛容」の星である木星があるイメージとも重なってくる。この年の大晦日にはこの曲でNHK紅白歌合戦に出場、紅組のトリを務めた。10代でのトリは、後にも先にもこの時の山口百恵、ただ一人だそうだ。
ちなみに、1980年3月に行われた百恵さんの婚約記者会見を見ると、相手の三浦友和さんが「プロポーズしたのは去年の3月ごろ」と言っている。もしそれが正しければ、その時期(1979年3月)はまさしく木星蟹座期。幸運は他者が持ってくる。
山口百恵(やまぐち ももえ、1959年1月17日生まれ)は、1970年代の日本を代表するアイドル・歌手・女優です。1973年に「としごろ」でデビューし、「プレイバック Part 2」「いい日旅立ち」など数々のヒット曲で人気を博しました。情感豊かな歌声と独特の存在感で、若者を中心に絶大な支持を得ました。女優としても『伊豆の踊子』などの映画やドラマで活躍。1980年、21歳で俳優の三浦友和と結婚し、芸能界を電撃引退。その潔い決断も話題に。現在もその影響力は大きく、昭和の歌謡曲史に名を刻むレジェンドです
【水瓶座】 CORNELIUS 「Drop」
渋谷系の音楽にはずっと距離を感じていた。オシャレでスノッブな感じが「これはオレの人生には必要ない」と感じさせるのに充分であった。しかし、なぜか私の周りには渋谷系のファンの人達が多かった。小沢健二とか小山田圭吾を崇拝している人達がいっぱいいた。ボーダーの服をよく着ていたから、もしかしたら彼らを勘違いさせてしまったのかもしれない。でもこの前自分の書いた文章をさんざん学習させたChatGPTに「私に似ている有名人は?」と尋ねたら、まさかの「野宮真貴」だったので、実は自分が気づいていなかっただけで案外渋谷系だったのかもしれない。
Corneliusこと小山田圭吾(1969年生まれの水瓶座)が炎上した時「小山田圭吾がこんなにダサい感じになるの、初めて見た」と思った。それだけ小山田圭吾と言えば「イケてる」「かっこいい」の象徴だったのだ。隔世の感があった。例のイジメ発言は周りにいる渋谷系ファンの連中がよく言ってたから知ってたけど、それだって「小山田ってひどい奴だよな〜」とか話しつつ、特段問題視されていなかった記憶がある。今思えば本当にひどい時代だった‥が、今だって別の意味で十分ひどい時代なので、正直どっちもどっちな気がしないでもない。それに「小山田圭吾 炎上の『嘘』 東京五輪騒動の知られざる真相」(中原一歩 著)を読む限り、小山田圭吾は、実際にはそこまでひどいことをしていない。小山田圭吾を盲目的な正義感で叩いていた人たち、どこ行った?
「Drop」は「Point Of View Point」に続き2ヵ月連続でリリースされたシングルで、2001年10月にリリースされた。2曲はアルバム「Point」に収録され、これらは全て今期と同じ木星蟹座期にリリースされている。今期の水瓶座の曲を探していた時、正直どれか1曲というよりも「Point」というアルバム全体がふさわしいなと思った。一応「Drop」を挙げたのは木星のある蟹座が水の星座で情緒的なサインなので、水の音が象徴的に使われ、(比較的)情緒的なサウンドだったからという安直な理由です。
「Point」がリリースされた時、Corneliusって本当はずっとこんな音楽がやりたかったんじゃないか、と思ったのを覚えている。実に「しっくり」きた。元々クールな佇まいの人だが、それでも前作「FANTASMA」までは小山田圭吾という人物のキャラが前提にあった気がする。それが「Point」になると音の洗練&先鋭化が進んで、小山田圭吾個人はより背景化。端的に言って、ジャケやMVを含めた全体のフォルムが格段に人工的で無機質な風合いになった。にも関わらず、なぜか「これぞCornelius」と感じられた。実際、現在人々がCorneliusという名前からイメージするサウンドは「Point」あたりから始まっていると言えるだろう。
水瓶座はよく「個性」のサインと言われるが、「自己表現」する感じはあまりない。「自己表現」と言えば水瓶座の反対にある獅子座であり、星で言えば獅子座の支配星、太陽である。太陽は水瓶座にあるとデトリメントと言って、本来の熱いパワーがストレートに出にくくなる。「自己表現」は弱まるのに、なぜか「個性」は強まる。自分が「Point」を聴いた時「これぞCornelius」と感じてしまったのは、この辺りの占星術的構造とよく似ている気がする。
現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」。そのモデルとなった「アンパンマン」の作者やなせたかしも水瓶座だが、あの漫画の中で繰り返し描かれる「主役が自分の頭を食べさせる」という挙動は、「自己を弱める」という点で、前述の自己背景化と通ずるものがあるし、何より、言うまでもなく個性的だ。また、やなせたかしは友人たちに誘われるまま仕事をこなしていたらいつの間にか「アンパンマン」に辿り着いてしまった人だが、小山田圭吾も前述の本の中で、困っている友人達たちを助けるためにひたすら仕事を請け負っていて、その延長で炎上騒ぎに巻き込まれてしまった感すらあり、その内実を知ると、イジメのイメージとは程遠い。ちょっとした「アンパンマン」のようですらある(?)
今期の水瓶座は「ルーティンワーク」「他に仕える」「職場」「労働」「反省」「健康管理」みたいな場所に木星がある。木星双子座期に外でワーキャー遊んでいた子供が、一旦落ち着いて自分のやってきたことを省みるようなタイミング。やらなければならないことを地味にコツコツ積み重ねる‥そんなムーヴにこそ幸運がある時です。
「スタジオに行って音楽を作っている時は気が紛れる。何もしないでいるより、ずっと落ち着きました。」これは前述の本に載っていた炎上の渦中にいた時の気分を吐露した小山田圭吾の発言である。水瓶座よ、任務に没頭しよう。
Cornelius(本名:小山田圭吾、1969年1月27日生まれ)は日本のミュージシャン、プロデューサー。80年代末、小沢健二とFlipper's Guitarを結成し、渋谷系シーンを牽引。解散後、ソロプロジェクト「Cornelius」でエレクトロニカとポップを融合した実験的サウンドを展開。1997年の『Fantasma』で国際的に評価され、インディーズに影響を与えた。『Point』(2001年)の「Drop」など、自然音とミニマルなリズムで視覚的な音楽を創出。ライブでは音と映像を同期させたパフォーマンスが話題。2021年、過去のいじめ発言が炎上し、東京五輪音楽担当を辞任したが、音楽活動は継続。小沢健二とのFlipper's Guitar時代から培った感性で、独自の音世界を築く。ライブや新作で進化を続け、音楽シーンに新たな可能性を示す。
【魚座】 The Velvet Underground, Nico 「Sunday Morning」
現代を生きている以上、資本主義からは逃れられない。車だって、 TVだって、スマホだって、AIだって、資本主義のおかげで勃興したと言っても過言ではないだろう。お金が集まるからこそ、優れた人材と素材と題材を集められ、まだ見ぬ技術やサービスや製品を生み出せる。それによって社会の質と利便性が向上し、公共の福祉も充実する。基本的にポジティヴなことばかりだ。資本主義を否定するということは、現代を生きる我々全てを否定することとほぼ同義になるだろう。
しかし、かといって、それを躊躇なく全肯定していたら「金が全て」になりかねない。実際、生きているとありとあらゆるところで「金が全て」に直面するので、今さら何言ってんだという気もするが、一方で、複雑な関数を一挙に単純化されちゃったような、全人類が一斉に思考停止状態になっちゃってるような印象もあり、反射的に「気持ち悪‥」ってなってしまう部分もある。自分は昔からナチスとか軍国主義時代の日本みたいな「全員が同じ方向を向いている」的エネルギーに対してアレルギーがあり、「金が全て」を内面化し過ぎた盲目的現実主義信仰は、形を変えたナチスとかカルトみたいで、なんか怖いな〜と感じる。全員が同じものを求めるよう仕組まれているだけなのに、その構造については真剣に考えさせられることなく隷属させられているっていう巧妙なシステム。…あれ、オレ、こんなレースに参加したつもりないのにな、いつの間にこんなことになってるんだろうな、めんどくせえな、つまんねえな、ダリぃな、疲れるな。
「I am tired, I am weary / I could sleep for a thousand years / A thousand dreams that would awake me / Different colors made of tears / Kiss the boot of shiny, shiny leather / Shiny leather in the dark / Tongue of thongs, the belt that does await you / Strike, dear mistress, and cure his heart
(疲れた、疲れた / 千年眠れる / 千の夢が私を目覚めさせる / 涙でできたさまざまな色 / ピカピカの革のブーツにキスして / 暗闇の中でピカピカの革 / 革紐の舌【※たぶん鞭のこと】、あなたを待ち受けるベルト / 打て、親愛なる女主人様、彼の心を癒してあげて。)」
このSMプレイを想起させる曲の名は「Venus in Furs」。1967年3月の木星蟹座期にリリースされたThe Velvet Undergroundの1stアルバム「The Velvet Underground and Nico」というアルバムに収録されている。バンドの主要メンバーであるLou ReedとJohn Caleが2人とも1942年生まれの魚座。この作品はAndy Warholによるバナナのジャケでヴィジュアル的にも有名だが、何よりその異様な音楽性が他に類を見ない絶大な影響力を後世に残しまくったことで伝説となっている。わかりやすいかなと思ってポップな冒頭曲「Sunday Morning」を挙げておきましたが、重要なのはこのアルバム全体なので可能ならアルバム全体を体感してください。(※「Sunday Morning」のシングルリリース自体は木星蟹座期ではないので。)
「The Velvet Underground and Nico」は発売当初ほとんど売れなかったらしい。当時の潮流を考えると、まぁわからなくもない。2ヶ月後にはThe Beatlesが「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」という思いっきりカラフルでポップなアルバムを出しているタイミングだ。世界はさぞかし愛とか平和みたいなヒッピー的雰囲気に占領されていたことだろう。そんな中投下されたダークで前衛的な「The Velvet Underground and Nico」。7曲目の「Heroin」では「Heroin, it’s my wife and it’s my life, ha-ha(ヘロイン、それはオレの妻でありオレの人生なんだ、ハハ)」とか言って笑っちゃってる。笑ってる場合か。いや、笑ってる場合なんだよな。っていうか、むしろそうでしかない。「ha-ha」、大正解。とっても自然な「ha-ha」。冷笑じゃない(笑)。美しくて、澄んでいる。心から楽しんでいる。まだ何もわかってない子供みたいに。
今期の魚座は「自己表現」「創作」「趣味」「子供」「恋愛」「喜び」「遊び」みたいな場所に木星があります。子供が夢中になって遊んでいるみたいに、自分が楽しいと思うことにどれだけ身を投じられるか。そういうある種の熱狂が幸運の鍵を握っているでしょう。世界がどうとか、社会がどうとか、関係ないです。主観でGO。周りのことなんか気にしてたら「自己表現」も「恋愛」もできません。Lou Reedは「Sunday Morning」でこう歌っています。「Watch out, the world's behind you / There's always someone around you who will call It's nothing at all (気をつけて、世界が君の背後に迫ってる / 君のまわりにはいつだって『そんなの何でもないよ』と決めつけてくるやつがいるだろ) 」。
木星蟹座期は桑田佳祐(1956年生まれの魚座)の当たり年でもある。「勝手にシンドバッド」「いとしのエリー」「真夏の果実」などのサザンオールスターズ名曲群、ソロでは一番売れた「白い恋人達」も。商業的に成功してるサザンとオルタナティヴの権化みたいなVelvetsを並列してしまうと違和感を覚える人もいるかもしれないが、これは占星術の話なので、どうか頭を柔らかくしてくださいね。今期の魚座にとって重要なのは「売れる or 売れない」ではなく、「遊ぶ or 遊ばない」なのです。楽しくなれりゃあなんでもいい。ha-ha。
The Velvet Undergroundは、1960年代にニューヨークで結成されたアメリカのロックバンドで、Lou ReedとJohn Caleを中心に活動。実験的で前衛的なサウンドと、都会の闇やタブーをテーマにした歌詞が特徴。デビュー作『The Velvet Underground & Nico』(1967年)はAndy Warholのプロデュースで知られ、バナナのジャケットが象徴的。商業的には成功しなかったが、パンク、ニューウェイヴ、オルタナティブロックに多大な影響を与えた。「Sunday Morning」「Heroin」「Venus in Furs」などの曲は今なおカルト的な人気を誇る。メンバー変遷を経て1973年に解散したが、1990年代に再結成。音楽史における革新的な存在として評価される。
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2025 : Where Are We Now ? PL
PL化したものです。
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