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4月 新しい環境はミスが増える?その理由とIQを下げないためのワーク

1. なぜ新しい環境では「ミス」が増えるのか?

4月から職場環境が変わった方も多いかと思います。

環境が変わると、なぜか普段しないようなミスをしたり、
判断が鈍ったりすることが増えたりしませんか?

その正体は、脳がコンフォートゾーン(居心地の良い場所)の外側に出て、緊張状態にあるからです。

現在の居心地の良い場所(W1)つまりコンフォートゾーンから現状の外へ一歩踏み出したとき、私たちの脳は「ここは未知で危険だ!」と判断し、元の場所へ引き戻そうとします。

慣れ親しんだ場所を離れ、アウェイの状態になると、脳の前頭前野(思考を司る部分)の働きが鈍り、一時的にIQが下がってしまうのです。

実力が発揮できないのは、能力のせいではなく、この引き戻そうとする力(ホメオスタシス)との摩擦による、脳の仕組み上の混乱が原因です。


2. パフォーマンスを左右する「エフィカシー」の罠

この不安定な時期に、さらに私たちの足を引っ張るのがエフィカシー(自己能力の自己評価)の低下です。
慣れない環境でミスを注意されたり、周囲の視線が気になったりして「自分はここでは通用しないのではないか」と萎縮してしまうと、エフィカシーは一気に下がってしまいます。

さらに厄介なのは負の連鎖です。
誰かが叱責されているのを横で見ているだけで、周囲のメンバーの脳も危機を感じ、グループ全体の集合的なエフィカシーや心理的安全性(場のコンフォートゾーン)が損なわれてしまいます。

結果として、組織全体のパフォーマンスが低下し、さらなるミスを招く悪循環に陥ることがあります。

3. IQを取り戻す「抽象度を上げる」ワーク

IQが下がらないようにするためには、視点を目の前の現状から、より高い次元へ移すこと。
つまり抽象度を上げる(俯瞰する)ことが重要です。

現代気功では「大周天」という技を用いて脳の視座を一気に引き上げるのですが、今回はそのエッセンスを活かした簡単なワークをお伝えします。

 ❖ 未来の時間を先取りする
10年後、20年後の理想をイメージするのがベストですが、難しければ、まずはこれから訪れる大型連休の予定を具体的に立ててみてください。
または「副業で始めてみたいこと」などを想像してみてください。
これだけで脳の視点は現状の狭い空間から解放されます。

❖ 会話を「イメージ」で受け取る
言語だけでやり取りしようとせずに、人の発した言葉を、映像や色(非言語)として頭の中に描くように受け取ってみてください。

例えば、怒っている人の声を「赤い色」で感じてみたり、楽しそうな言葉を「フワフワした雲」のようにイメージしてみる。
これだけで、抽象度の高い視点で物事を捉えられるようになってきます。

普段歩いている時も、下ではなく上を見上げてみてください。夜空の星を眺めるのも、視座を上げるのにおすすめです。


4. ビジネスへのメリット

この小渡曽、さな視点の切り替えによって、次のような変化が起こり始めます。

  • 焦りが消え、冷静な判断ができるようになる

  • 感情に振り回されず、周囲から「頼れる存在」として信頼される

  • ミスを隠さず報告できるようになり、建設的な仕事ができる

新しい環境に馴染もうと必死になったり、落ち込んだりする必要はありません。
視界を少しだけ「未来」や「広い世界」へと広げてみるだけで大丈夫です。

どうしても仕事が合わなかったら、その時はやめたっていいのです。



もしあなたがリーダーや上司の立場だった場合は、チーム全体の「集合的なエフィカシー」を高める場づくりが大切です。

そのためにも、ミスが起きてから怒るのではなく、ミスが起きないための具体的な方策や仕組みを事前に立てるべきです。

指導者がミスを怒ることは無意味であり、そのエネルギーを「どうすればうまくいくか」という戦略づくりに向けることが、本来のリーダーの役割です。

誰かが怒られているのを横で見ているだけでも、周りのメンバーは萎縮してしまいますし、
特定の個人を追い詰めないことが、グループ全体の心理的安全性とエフィカシーを守ることに繋がります。

また、ゴールが低いリーダーの下でも、組織全体の心理的安全性が損なわれやすくなります。

リーダーが「自分以外の他者が主役である」という高い視点(抽象度)を持つことで、結果として組織全体のパフォーマンスが向上していくことになるのです。



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