次男が開いてくれた「向こう側」
その態度、なんなん?
なんでそんな言い方するんよ。
そう、腹を立てながらも、いつからだろう。
引っかかる出来事の奥側が気になりだした。
ああ、この人も、しんどかったのかもなぁ。
少しだけ、奥の方を考えるようになった。
その人のこれまでを、うっすら感じることがある。
本当は、
「そのままでいいよ」
「大丈夫やで」
って誰かに言ってほしかったんじゃないだろうか。

子どものころは知らなかった。
親って、全然完璧じゃないということを。
強くなってほしい。
しっかり者になってほしい。
そんな期待は、「大好きだよ」のおまけでしかない。
だけど、当の子どもは、
「重い」
「しんどい」
「鬱陶しい」
そんなふうに親の愛を感じてしまうことがある。
期待は、間違いなく愛情から出たものだ。
なのに、肝心の大元が伝わらない。
わたし自身、子どものころは、
親からの期待が「重い」と感じることがあった。
わたしは今、中学2年生になった次男に毎日かける言葉がある。
高1長男にも、折に触れて。
「大好きだよ」
別に、使命感で言ってるわけじゃない。
自然と言葉が出る。
「そのままのあなたでいいよ」
が伝われば良いなと思う。
だけど、最初からそんなふうに言えていたわけじゃない。
わたしも、自分が親になってみたら、母と同じようなことをしていた。
見守るより先に手を出し、まだ起きていないことを心配した。
だけど、そこから、少しずつわたしは変わっていったのだと思う。
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