木挽町のあだ討ち|時代劇が苦手なわたしのイチオシ
*この記事の文字数:約700文字*
泣きました。
「木挽町のあだ討ち」(著:永井紗耶子)
あだ討ち?!
暗そう。
時代劇なんか読める?
読むまで、そんな先入観というハードルがありました。
でも、読み始めたら、もう止まりませんでした。
一気読みでした。
2026.2.27から映画も公開予定✨
物語は、美しい一人の青年、菊之助が雪の降る日にあだ討ちを遂げます。
ことの一部始終を見ていた、芝居小屋で働く関係者に話を聞いてまわるスタイルで、ストーリーが進みます。
当時の話を、一人ひとり別の角度から語られていくのです。
語り手の出自の話から、江戸時代の世界観を知り、令和の時代との共通点を見つけたり。
そして、現代で生きることの豊かさにも改めて気付かされました。
遊郭で生まれた十八さん。
飢饉で江戸に出てきたほたるさん。
理不尽な過去があって、でもそれを否定せず、しなやかに受け止めながら、今を生きてる姿が、魅力的でした。
舞台での立ち回りを指導する立師の与三郎さん。
小道具職人の阿吽の久蔵さんと奥さん。
どうして‥と思えるような出来事に、負けそうになりながらも懸命に生きようとする姿が胸を打ちました。
そして、戯作者の篠田金治さん。
この方が出てきてから、「あだ討ち」の解像度が急に上がりました。
点と点だったものが、線でつながりはじめます。
そしてクライマックス。
あぁぁ、おもしろかったぁぁ。
ミステリもあり。
人情もたっぷりあり。
最後には、「読めて良かったぁ」と、思わず一言出てしまう一冊です。
読み終えたあと、温かい気持ちがふんわり残り、「よしっ」と前向きになれました。
人とのつながりを信じたいと思える物語。
時代劇ちょっとな‥と思う人にこそ読んでほしいです。
苦手なわたしでも、夢中になれました。
ただいまKindle Unlimitedで読めますよ😊
※Amazonアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。
2026.3.2追記
たくさん読んでくださり、ありがとうございます♡

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