みんなには断られたのに、なぜか嬉しかったPTA役員の話
*この記事の文字数:約1300文字*
「楽しいで。一緒にやれへん?」
そう誘われて
「楽しいんや。ほんじゃ、しようかな」
安易に返事をしてしまった。
高校のPTAの役員になってしまった。

今まで振り返ってみても、こんなに安請け合いしたことはない。
「入学したら一緒にしようよ」
そう声をかけてくれたのは、長男の2学年上に息子さんを持つ、ベテランママさんだった。
小学校区も中学校区も同じ。
以前から、「情報通」としてうわさは聞いていたものの、昨年から職場が近くなり、以前よりもおしゃべりするように。
情報通であり、根っからの世話好きな方。
長男の第一志望の高校が、ご自身の息子さんが通う高校と分かると、色々と教えてくれた。
学校の様子や制服のこと、行事のことなど、聞いてもないようなことまで笑。
そして、この度無事に合格。
改めて、「せぇへん?」と誘ってくれたのだった。
「一緒の中学校のママも誰か誘ってみて!」
と追加で言われた。
確かに仲良しの人とやれたら楽しそう!
そう思い声をかけてみたけれど、全滅。
完全にフラれた。
大変そう。
やれる自信がない。
仕事あるし無理。
ゆっくりしたいねん。
そりゃそうよね。
わたしも、その気持ち全然わかる!
ほんじゃ、とりあえず、わたしにできることをしよう。
そんな気持ちでいた。
入学式までは。
来賓紹介で驚いた。
誘ってくれた彼女は、副会長として席についていた。
新入生と保護者にむかって、しっかりと挨拶。
あの瞬間、体育館で、食い入るように凝視していたのは、わたしくらいだったろう。
正直すぎる感想としては、
え?
わたし、あれ、やるん?
嘘やん!!
母校でもない。
同じ市内だけど、高校周辺のこと全然詳しくない。
何も分からんけど、いいんだろうか、とだんだん不安になってきた。
でも、一晩経ったら、また、「楽しいんやったらやろう」の気持ちに戻っていた。
なんなんだろうか。
自分で自分の気持ちが初めてすぎる。
でも、きっと。
現実に戻って、本当にやりたくないと思うなら、その気持ちはだんだん膨らんでいく。
どうやって断ろうか。
そんなことばかり考えてしまうかもしれない。
だけど、今はそうじゃない。
きっとこれは、新しいことに触れる前のドキドキ。
信頼できる人がいる場では、怖さや、責任を飛び越えて、何も考えずに、「いいよ!」と言える自分がいた。
それが無性に嬉しかった。
こんなに、軽いものか。
あぁでもない、こぅでもない、と今まで迷い迷い進んできたわたしはなんだったんだろう。
不確実性怖かったんじゃないのか。
それでも、まぁ、とにかく、やってみようか。
この春は、そんな軽さで、始めてみたい。

今回は、かぜの帽子さんのメンバーシップ
「言葉の庭」でいただいた、4月のお題
「新年度から始める小さな挑戦」
について書いてみました。
書き終わって、ふと気が付きました。
思えば、Kindle出版に踏み出せた時にも、
「大丈夫から飛んでえぇで!」と手を広げてくれていた人がいました。
かぜの帽子さんがいたからジャンプできました。
今回のPTAも同じでした。
信頼できる人が先にいることで、わたしは驚くほど軽やかに一歩踏み出せます。
怖さや不安が真ん中じゃなくて、脇にいる感じ。
真ん中だけみて、進むことができる。
あぁ。
わたしも。
「さぁ、こい!」
そうやって、手を広げていたい。
2026.4.14追記
たくさん読んでいただき、ありがとうございます😊


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